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リモートワークのエキスパート、ソニックガーデンメンバーがあなたの疑問にお答えします!

はじめに

ソニックガーデンでは、数年前から様々な工夫を重ねて、リモートワークに取り組んできました。現在では地方在住の方はもちろん、都内に住むメンバーもリモートワークを効果的に取り入れ、各自にあった働き方を実現しています。

そんなソニックガーデンにとっては欠かせない「リモートワーク」ですが、導入するにあたり不安を感じている企業も多いようです。今回はリモートワークについてよく聞かれる質問を集め、ソニックガーデンメンバーで回答してみました!

リモートワークの疑問にお答えします!

ソニックガーデンがリモートワークを始めたきっかけを教えてください。
前田の顔前田
私の思いつきから始まったと思います。5年ほど前になりますが、元々海外で働いてみたいという漠然とした憧れがありまして、少し調べたところ当時29歳だったのでワーキングホリデービザなら対象の国に1年間の滞在が出来そうだということを知りました。

ただ仕事をやめてまで行こうとも思えなかったので、駄目もとでソニックガーデンの他のメンバーや、当時の顧客に話してみたところ、現地からソニックガーデンの仕事をリモートで続けていくことは出来るかもしれないということになりました。

実際行ってみると、時差の問題などはあるものの、事前に予想した通り特に大きな障害はなく仕事は出来ました。(無責任なことは出来ませんし、これまで通りの仕事がこなせないようならすぐ帰国するぐらいのつもりではいました。)

まさかあんなただの思いつきで行動したことが結果的にリモートワークを推進していくことになるなんて思いもしませんでしたが、あれがなければ、ソニックガーデンメンバーは今とは大きく違っていたかもしれないですね。世の中何がどう転ぶかわからないものだなと思います。
リモートワークできる会社とお聞きしましたが、オフィスは何に使っているのですか?オフィスで作業する人はいないのですか?
西見の顔西見
オフィスは来客時の打ち合わせのためと、家ではイマイチ集中できないときの気分転換に利用しています。家では子供が遊んで欲しいとねだってきますからね!

リモートワークの良いところは、このように働く場所を状況に応じて、自ら選べることだと思います。常に生産性が最大化されるワークスペースにいることができるわけです。台風の日にわざわざ体力を消耗してオフィスに行くこともないし、近所の子供が集まって遊んでいる中で無理に家で仕事をする必要もありません。

そういうわけで、渋谷のオフィスはいわゆる一般的な職場というよりも、カフェというか、コワーキングスペースに近い存在かも知れませんね。ドロップインの料金が発生しないので、社員にはありがたい存在です(笑)
オンライン会議をうまく進めるために工夫していることを教えてください
栩平の顔栩平
オンラインで正確に意思を伝えるには、PCの画面で映るものを共有しながら説明するのが良いと思います。例えばiOSアプリはQuickTimeを使ってPC画面にiPhoneの画面を表示して動きの確認を行っています。他にも誰かに話しかけるときは相手の名前を呼んで、誰に話しかけているか分かりやすくしたりしています。

またこちらが相手側の空気感を知ることも大切だと思うので、向こうが大人数の場合には、全体が見えるようにカメラをセットしてもらうという工夫もしています。

全体が映るようカメラの位置に気をつけて設置しています

野上の顔野上
話している内容において、相手との認識がずれないように気をつけています。具体的にいうと、次の点を常に気をつけています。

・相槌をしっかりする
・しっかりした声でしゃべる
・「ここ」とか「そこ」とは使わず出来るだけ具体的に話す
・認識を合わせる為に、その場でなんとなく作れるデザインや機能は作る
・伝えたいことが終わった後に間があったら「終わったよ!」と言う

他にも空気感がわかりにくいので自分で場の空気を作れるように以下のようなことも心がけています。

・可能なら相手の顔は画面にうつす
・笑い声が聞こえるくらいの笑いを取るように頑張る
オンライン会議だと聞き取りにくくありませんか?環境や機材などで気をつけている点はありますか?
藤原の顔藤原
まずは環境を整えることが大事です。機材は目的に合わせて2種類用意しておくべきです。複数人で大きなモニタやプロジェクタを見ながらのパターンと、もう一つが自席から一人で参加するパターンです。それぞれお勧めの機材がありますが、それはまたどこかでご紹介出来ればと思います。

また、打ち合わせ冒頭に全員の音声を正しい状態に調整することもとても重要です。時間がかかることを恐れて、司会進行役がついすぐに議題を進めてしまいがちですが、音声が聞こえない状態ではもはやオンライン会議を開く意味さえなくなってしまいますので。
リモートワークは雑談が大事と聞きましたが、イメージがわかないです。実際にどんな形で始まるのですか?
伊藤の顔伊藤
Twitterを見てるとみんな思い思いの独り言を言っていると思います。「お腹すいたー」とか「早く帰ってサッカー見たい」とか。
Remotty(*1)上でも同じようにクローズドな空間でみんなが独り言をつぶやいたりします。

「子どもがインフルエンザにかかったらしい」みたいな独り言をつぶやくと、それを見た他のメンバーが「大丈夫ですか?うちの小学校も学級閉鎖がたくさん出てますよ」みたいな感じで雑談が始まることが多いですね。仕事半分、趣味半分みたいな雑談(最近気になってる技術の話とか)だと、Remottyからappear.in(*2)に切り替えて顔を見ながら口頭で雑談したりすることもあります。

1つのオフィスで顔を合わしていると、それぐらいの雑談はしょっちゅう起きると思うんですが、みんながリモートだと意外とこれが難しいです。適度な雑談はメンバー同士の心の距離を縮めるために重要です。Remottyを導入してからはこういう何気ない雑談がずいぶんやりやすくなったので、非常にいいですね。
*1. Remotty : リモートワークで協働作業に取り組むチームのために自社で提供しているコミュニケーションツールです。無料で何人でも無期限に使えるので、お気軽にお試しください。
*2. appear.in : 登録・ログイン不要のビデオ会議サービス
リモートワークではイベントや飲み会などをきっかけとしたコミュニケーションがなくなってしまうと思うのですが、困らないのでしょうか?
上田の顔上田
地域的なことも関連するので、一概には言えないと思っています。私の場合は、オフィスにも行ける距離に住んでいるので、リモートとオフィスを良い具合に使い分けています。オフィスでのイベントや飲み会あるときは、オフィスに行きますし。ハイブリッド利用ですね!

また、リモートの飲み会もあるので、それはそれで楽しいです。これなら地域的な差はあまり出ないと思います。文字であれ、音声であれ、対面であれ、上手にコミュニケーションとれればあまり問題なさそうです。

リモート飲み会。各自の自宅やオフィスの席から繋いでいます

リモートワークではWebカメラを利用するシーンが多いと思います。女性は撮影されることに抵抗がありそうなイメージもありますが、ご自身はどうでしたか?
渡邉の顔渡邉
カメラをONにすることで、顔が見えるので実際のオフィスにいる感覚に近くなるのでおすすめです。私の場合、PCカメラだと真正面からの撮影で抵抗があったので、会議以外の時は外部カメラをUSBで接続して少し離れた場所から映すように使っています。慣れで真正面からでも気にならないメンバーも多いようです。

ただ、家で仕事をする時は家族が映るのを気にする場合があると思います。その場合はカメラを一時的にOFFにすることも可能です。他のメンバーに自分がどんな状況なのか分かりやすくするために離席の際は「食事に行って来ます」「会議中です」とコメントで状況を書いておくように気をつけています。
新卒でもリモートワークなのですか?
田上の顔田上
リモートワークで働くには、自己管理能力が求められますし、新入社員で入ったばかりだと、知らないことも多いため、最初のうちはオフィスに行き社会人としての基礎的な能力を身につける必要があります。
自分で仕事の進め方を調整し、振り返りを行い改善していけるセルフマネジメントができるようになることで晴れてリモートワークデビューをすることができます。

あとがき

リモートワークによる不都合は確かにありますが、手段や方法を変え取り組んできたことがリモートワークを中心に置く今の形に至ったように感じます。

余談ではありますが、私は各自がリモートで繋ぎ行うリモートの飲み会がとても好きです。途中参加や一旦席を外ことも気軽にできますし、家から繋げばくつろいで話もできます。
そんな楽しみ方を知れてたのも、「リモートで行う」を基本に試みてきたからだと思います。

今回の記事で取り上げた工夫が、リモートワーク導入のきっかけや、取り組みの幅を広げることへつながれば幸いです。

【お知らせ】リモートワークから新しい働き方を考えるイベントをします!

「リモートワーク」を切り口に議論やワークショップを通じて、これからの働き方について、その未来の実現のためにできることは何かを考えるイベントを開催します。詳しくは 「リモートワークから働き方の未来『自分らしい働き方の時間割』を一緒に考えてみませんか?」 の記事をご欄下さい。

リモートワーク実践者に限らない、多様な立場・価値観の方々と議論し合いたいと思っております。ぜひご参加下さい。

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ライティング:髙木 咲希
15年4月にソニックガーデン初の女性プログラマとして新卒で入社。師匠のもと、技術力を高めるベく日々奮闘中。夢は自分の技術で人を支えていけるようになること。

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