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受け継いでゆく価値観 〜 永和システムマネジメント社長 平鍋 健児 2016年04月11日


目次

第2話 このコミュニティが好きでやってます

倉貫の顔倉貫
今日は一応のテーマとして、ソフトウェア開発の特に受託開発の未来について話をしたいなという感じでやって来ました。

平鍋の顔平鍋
ぶっちゃけ僕もよく分かってないんですよね。実際すごく悩んでいる。

倉貫の顔倉貫
というのは?

平鍋の顔平鍋
少人数でアジャイルのチームを小さいシステム向けに開発するということは、わりと普通にできるようになってきたじゃないですか。

倉貫の顔倉貫
できるようになってきました。それこそウェブ企業やスタートアップだと、アジャイルって言わなくても僕らが知っているアジャイルができているようになってきましたよね。そういう世界では当たり前になっている

平鍋の顔平鍋
そう。で「それでいいんだ」という話もあって。「それで食っていけるし、まあいいや」という。

倉貫の顔倉貫
そうなんですよ。

平鍋の顔平鍋
それで、ある一定の数の人を幸せにできれば、それはそれで有意義なことなんですけどね。

倉貫の顔倉貫
でも一方で、そうじゃない人たちも結構やっぱりいるし。僕らがもともと考えていた場所でアジャイルや新しい働き方になっているかというと、そこはまだまだな感じ。

平鍋の顔平鍋
そうか。倉貫さんもSIer出身ですか。

倉貫の顔倉貫
SIerですね。最近だと僕らのことは今までのSIとは違う「新しいSI」「オルタナティブSI」とかって呼んでもらっていたりしますが。

平鍋の顔平鍋
へぇ。

倉貫の顔倉貫
僕は受託開発というのはすごく価値があって楽しい仕事だなと思っていて、そこでも新しいワークススタイルができるようになるといいなとはやっぱり思っていて。

平鍋の顔平鍋
うん、思いますよね。うちの人も結構、新しい人が来てくれる反面、逆に流出したりとか、流動性が高いことは別に悪いことじゃなくて、むしろ会社を超えたコミュニティのほうがもしかしたら本当の所属かもしれないみたいに思っている人が別にいても全くいいと思っていて。

倉貫の顔倉貫
面白い。

平鍋の顔平鍋
なんですけど、その先がやっぱりどうしてもサービサーというか。例えば、クックパッドであったりリクルートであったり、自社のサービスを持っているところにガーッと流れていって、それはそれでいいんですけど。

倉貫の顔倉貫
サービサーに行くケースですね。

平鍋の顔平鍋
でも受託開発の面白みって、いろいろお客さんが変わるじゃないですか。大きなサービサーに就職すると同じシステムをずっとやっていくことになって、それはそれでエンジニアのタイプとして面白くないと思う人もたくさんいるんだろうなと思って。

倉貫の顔倉貫
なるほど。

平鍋の顔平鍋
たぶん海外、特に西海岸なんかだと、そういういけてるエンジニアはスタートアップだったり、新しいところを巡回しているんでしょうね。

倉貫の顔倉貫
回っていますよね。

平鍋の顔平鍋
それが自分のやりたいことをやるということなんだと思うんですけど。日本もそれに近くなってきているのかな。

倉貫の顔倉貫
人材流動性は高まることがいいのかどうかみたいなことは、僕は「いいな」と思いつつ、一方で「いい会社にいるなら別に流動しなくてもいいじゃない」と思うんですよね。

平鍋の顔平鍋
そうですね。そういう枠組みのことを新しい会社と呼んでもいいかもしれないなと思いますね。

倉貫の顔倉貫
新しい会社?

平鍋の顔平鍋
倉貫さんがやっていることだったり、もし受託開発という分野があるとすると、いろんなお客さんのシステムづくりをプロフェッショナルとして協力することができる会社っていうのは、すごくいい意味のある仕事だなって。

倉貫の顔倉貫
さっき僕がちょっと面白いなと思ったのは、会社を超えてコミュニティが、実は会社じゃないかみたいな、それってどういうことですか?

平鍋の顔平鍋
イメージ的には、日本人って、会社に就職するって結構重要なライフイベントで。

倉貫の顔倉貫
そうですよね。

平鍋の顔平鍋
そうなんだけど。会社っていうのは同じ利益を共有する、かなり強いバウンダリーを持った組織ですよね。でも、その組織をまたいで、点線のグループとしてコミュニティがあると思っていて。今の人って結構、会社にも属しているけどコミュニティにも属しているって普通にあるし、そのコミュニティが複数あったりする。

倉貫の顔倉貫
ありますね。

平鍋の顔平鍋
そういうコミュニティ側のほうがもしかしたら、個人の帰属意識と言うと変かな、接着力というか、「あなたは何に属してますか」と言われたときに、「会社にも属してますが、このコミュニティが好きでやってます」みたいなことも全然ありだなと思っています。だから、点線と実線の関係がどっちが強いかよく分かんなくなってきたなっていう。

倉貫の顔倉貫
自分の仲間というか、家族というか、ホームはどこなのかっていう話ですよね。最近僕らが使っているキーワードがあって、論理社員というキーワードがあるんですね。

平鍋の顔平鍋
論理社員。なるほど。アブストラクション(抽象化)を1つ挟んだ、みたいな(笑)。

倉貫の顔倉貫
そうです(笑)。僕らも会社っていう枠があって、その中に雇用契約をしている人たちもいてフルタイムで働いているんですけど、中には、そうじゃなくて個人事業主のまま僕らと契約して働く人もいれば、自分の会社を持ったままフルタイムはこっちで働いていて、ソニックガーデンのメンバーとしてお互いに認めてる。

平鍋の顔平鍋
それもアリなんだ。

倉貫の顔倉貫
その人たちとは雇用契約ではないんだけど、働き方も立場も、権限も情報管理も全部一緒なんですね。報酬も同じ年俸制にしているので、物理的な契約を見ると違うんだけど、論理的に見るとみんな社員なので、彼ら全員を論理社員と呼んでます。

平鍋の顔平鍋
分かります。物理層は違うけどっていう話ですね。

倉貫の顔倉貫
そうです。

平鍋の顔平鍋
進んでるなぁー。うちもたぶん、そういう意識はないですけれども、でも、昔一緒にやったことがある人、縁があった人たちって、契約こそ違えど、ほとんどだいたい「こんなプロジェクトがあるよ」って言ったら「今いいよ」って集まるみたいな(笑)。

倉貫の顔倉貫
ヒュッと集まって一緒にやる、みたいな感じか(笑)。

平鍋の顔平鍋
そうそう。「あれ、あなたやめたんじゃなかったっけ?」みたいな人を社内でみかけます。よくありますよね(笑)。

倉貫の顔倉貫
どこにいるかがあんまり関係なくなってきますよね。

平鍋の顔平鍋
そうですね。だから、言われていることと近いかもしれませんね。雇用契約としての社員ではなくて、一緒にやることができる、一緒に仕事をして、一緒に利益をつくって分け合える仲間みたいな。

倉貫の顔倉貫
そういう新しい会社の形っていうのはこれから増えるんですかね。

平鍋の顔平鍋
いや、面白いな。それ、やってみたいな。

次回へ『第3話 つくり方も目的と文脈から考えるっていうこと』

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