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他人に興味が持てない凄腕CTOの「目的志向」にせまる 2016年06月01日

【不定期連載:突撃!隣のソニックガーデン】
ママライター岡田による、ソニックガーデンの人や文化を探るためのインタビュー企画。この連載は、その時その時の熱い人、熱い話題、だけではなく、個人的に気になるアノ事ソノ事についてまで、楽しく聞き出してしまおうという企画です。

ソニックガーデンの取締役 CTOである松村章弘さんに、突撃インタビューさせて頂きました。取材で何度かお会いするうちに、私の中の松村さんのイメージは、控え目に申し上げて「変わっている人」となっていきました。今日はゆっくりお話をお伺いして、本当の姿に迫りたいと思います!

20代で独立、起業、結婚

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ではでは、まずは自己紹介をお願いします!

の顔
はい。松村章弘です。SonicGardenのCTOをしています。32歳です。

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お若いですねっ!!

の顔
一人前の中で、まだ最年少です。結婚しており、子供は娘2人です。

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既にお嬢さんがお二人!人生巻いてますね。すごくいいと思います!!!

の顔
そうなのです。割と巻いた人生かと。SonicGardenとして起業、独立したのも、20代後半ですし。それまでは、TISで働いていました。

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松村さんはSonicGardenの起業当初から関わっていらしたんですね!独立するときは、倉貫さんからメンバーの皆さんに声が掛かったという流れですか?

の顔
そうですね。僕は新卒でTISに入って、すぐに倉貫の下で働くことになって、社内ベンチャーでやっていましたが、もっと自由に制限を外した中で仕事を進めたいと考えていた中での選択肢で、独立でしたね。

より活躍できる場が、SonicGardenだった

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TISという所謂大企業から独立するときって、どんなお気持ちでしたか?

の顔
TISの頃からも、倉貫のチームは特異なチームだったので、大所帯の会社にいる感覚はなくて、そこまで大きな切り替わりではないかなと思ってました。

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あら、思ったよりふわっと独立したんですね(笑)

の顔
割と、楽観的な性格です。しっかり考えはしましたけどね。残ることも、僕にとって意味がないと感じたので。

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意味がない?

の顔
特異なチームでしか働いたことがなかったので、TISに残って働くとしても、多分使えない3年目になると思って(笑)

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倉貫さんのチームは、そんなに特殊だったんですか?でもそのチームでは「使える」と判断されて、一緒に起業に誘われたんですよね?

の顔
より活躍できる場は、倉貫と独立する方だと判断したんだと思います。倉貫のチームは特殊でしたね。社内ベンチャーでやらせてもらっていたことは、他の一般の部署でやっていることとは、違っていました。大手のSIerなので、大きな企業からの受託開発をしているのが他の部署で、僕たちは社内SNSのSKIPを販売していました。

「仕事」において価値が出ないことはやらない

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今、独立してよかったな、と感じますか?その理由は何ですか?

の顔
良かったなと思います。理由…色々ありそうだけど、具体的に考えたことはなかったですね。そうだな、自由なところ、がいちばん大きいかな。辛い仕事が無いですね。自分が失敗して、大変になってしまった仕事はあったりしますが、誰かから強制されて、やりたくない仕事をするということが無いという意味で、自由ですね。勤務時間・場所も自由ですけどね。楽しく働けてますね。

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やりたくない仕事が無いなんて、素晴らしいですね。「仕事=つらいことを頑張ってお金をもらう」みたいな認識を持っている人も、世の中にはいそうですが、松村さんにとっての仕事はそういうものじゃないんですね。

の顔
僕にとっての「仕事とは」ですね。辛いからお金がもらえるわけではないかなと思いました。やったことに価値が無いとお金はもらえないはず。なので、自分がやる仕事において、常に価値が出ているのか?ということは、気にしていると思っています。価値が出ないことは、やらない。

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なるほど。ちなみに、当たり前ですけど、お仕事はプログラマなんですよね?

の顔
あー、そうですね。プログラマです。プログラミングしているのは、6割くらいかな。最近だと。残りは、新しく入ってきたメンバーのサポートなどの仕事もやっています。教育・採用みたいなところですね。

リスペクトした上で、その人がより成長してもらうため教育

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なるほど。じゃあプログラムを書くのも、教育なども、楽しめているということですね。

の顔
楽しめてますね。教育という部分では、自分より年上の人が多いので、運動部出身の僕にとっては、最初は戸惑いもありましたが、最近は、年上の人にも「それでいいの?」と言えるようになりました。

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年上の新しい人の教育にも携わっているということですか?確かにちょっとやりにくですよね。

の顔
もう、やりにくさはなくなりましたね。中途で入ってきてくれている人は、ほぼほぼ歳上なので、そこで遠慮しても意味が無いなと感じたのと、教育として指摘するのも、リスペクトした上で、その人がより成長してもらうためなので、グサッというときはグサッと言うべきだと思っています。

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誰かが言う必要がありますものね。教育というのは、「プログラム」そのものに対してと、「コンサル」部分や「仕事の進め方」など、トータルに松村さんがみているのですか?

の顔
技術・コンサル両面をサポートしてます。僕が全員見ているわけではないですが、担当になった人は全面を見ている感じです。

技術を追いながら、組織作りを深めるのが課題

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なるほど。会社としての規模が大きくなるにつれて、教育という仕事が半分近くになってきたんですね。そういう組織を見る、組織を育てるという仕事も面白いですか?

の顔
そうですね。プログラミングとはまた違う仕事ですが、まだまだ組織を見れているレベルにはなれてないですね。教育の担当者でしかないなと。「組織を見る」というと、もう少し大きな単位で見れないといけないんでしょうが、倉貫・藤原にはまだまだ及ばないなと。

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じゃあこれからそういう視点も持っていきたいなって感じなんでしょうか?

の顔
どうだろう。僕としては技術の面もまだ捨てられないので。倉貫・藤原は、技術の面は二の次で、組織作りに注力している。僕は今はバランスを取ってやっていく形なのですが、それだと「組織を見るレベルには達せない」という状況からは脱せないかもしれないと感じています。かと言って、技術・プログラミングするのは好きなので、捨てられないなと。

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じゃあ今は、今のバランス、結果がベストだと感じている?

の顔
難しいところですね。質問していただいたことで、優柔不断な性格なので決められていないだけ?とも思いました。どちらかに決めるほうが、ベストかもしれない。やってみないとわからないですが、その決断ができてない。

の顔
ただ直近だと、やはり両方を求められている状況ではあるので、両方を頑張っていくのだと思います。僕が決めれば、やらせてもらえるとは思います。「経営だけをやっていく!」と言えば、仕事を調整してもらって、成果の出し方が完全に変わるんだと。

の顔
最初に話したとおり、そこの自由さはあるので、成果が出せれば、やりたいことはできると思っています。直近は、両方捨てれない、かつ、両方を求められているので、両方やっていくかな。なので課題は、両方をやりながら、技術の方はなんとかなっているので、「組織を見る」という部分をどう伸ばしていくか、ですね。2年位、ずっと課題な気がするけど。

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いい感じにまとまりましたが、2年間課題なんですね(笑)

他人そのものに興味はない

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2015年の書初めの時に、「他人に興味が持てない人間なので、他人に興味をもつところからスタートです」とおっしゃっていたのが印象的だったんですが、その辺と、教育とか組織を見るってことの関係性はありますか?

の顔
あると思っています。組織は、結局は人になると思うので、そこに興味をもつことが必要なのだろうなと。

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持てました?(笑)

の顔
いやー、どうかな(笑)

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私の中での松村さんへの印象は、2015年のその一言で完了しているので、実は「すっごい変わってる人」という印象がなくはないんです(笑)変わってます?変わってるって言われません?

の顔
僕自身は、とても普通な人だと思っていますよ。

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えー本当ですか?(笑)

の顔
極論で話すと、みんな他人に興味持ってないでしょ?って思ってますが。みんな、他人に興味あんのかな?でも、うちの藤原は違うかも。

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私、すぐ情報忘れるけど、けっこう興味ありますよ他人!「他人に興味ない」をもう少し噛み砕いてみてください!

の顔
そか、じゃあ、僕だけなのかな、他人に興味がないのは…。逆から考えて、他人に興味をもつときとすると、僕にどれだけいい影響を与えてくれるのか?ってところから考えちゃうのかもしれないです。なんか、嫌な人間っぽいけど。自分基準から、他人を考えている感じ。他人のみにおいて、この人をどうしたい、この人を知りたいとかは、あまりない。

極端に、目的志向

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へぇぇ。そうなんですね。それは「他人に興味ない」って言葉がぴったりですよ。SNSとか見ないですか?

の顔
見るけど、情報を探している感じですね。あの人が何やっているとかは、「へー」って感じで見てる。ワイドショーの芸能人の話題とか、全く興味ないんですよね。

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とすると、「教育」という仕事においても、対象の人が「成長」するとして、ただその「成長」が嬉しい、喜ばしい、という気持ちは少なくて、それが「組織の成長」とか「やがては自分に恩恵が!」というのが喜びですか?

の顔
成長してくれること自体で、喜ばしいと思っていないということはないです。でも、その先のことを考えている気もしている。単に、その人のためだけには、やれない気がしますね。その先に、SonicGardenへの成果があったり、僕が自分で満足できたりする、目的がないと。

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いや、成長を喜ばしいと多少思っているだけでも、安心しました(笑)

の顔
目的思考なんですよね。極端に。

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なるほど!!あの、ちなみに奥様には興味がわいたんですか?

の顔
わ、わ、わいた。面白い人だったので、一緒にいて楽しい感じの人です。

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なんでどもってるんですか(笑)娘さんにも興味はありますか?

の顔
子供には、興味もててると思います。成長が、面白いですね。いやでも、「成長」という目的でみているのかもしれない(笑)

持っている素養で、いちばん成果を出せるのがプログラミング

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育児も「目的」という単語が出てくるんですね(笑)ちょっとここで聞いてみたくなりましたが、プログラミングが好きなのも、その「極端に目的志向」と関係しているのでしょうか?

の顔
ありそうです。僕の持っている素養で、いちばん成果を出すことができるのがプログラミングだと思っています。成果を出すという目的において、一番の手段がプログラミング。プログラミングが得意なんですよね。

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仕事での目的は「成果を出す」なんですね?

の顔
そうですね。仕事では、成果を出すこと・価値を出すことが、目的ですね。

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プログラミングが得意だと気付いたのはいつですか?

の顔
プログラミングは、高校くらいからやっています。遊びですが。そのときは、得意だと思ってはいなかったと思います。いや、大学受験でプログラミングのを取ったから得意だと思っていたかも。大学は情報系の学部だったのですが、そこで明らかに他の人よりは出来たので、そのときに得意だとは認識したかな。

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じゃあ、得意で価値が出せそうだからプログラマになった?プログラミングが面白かったから、とかではなくて?

の顔
プログラミング自体が面白いのもありますが、プログラマになろうと思ったというか、IT・インターネット関連で仕事をしたいと思ったのは、この世界って、元手のお金がいらないんですよね。PCがあって、自分がやった分が価値になっていくんですよね。それがすごいと思って、興味を持ち始めた感じです。どちらかというと、裕福ではない家だったので、元手なしでビジネス・仕事ができるってすごいなと。

の顔
「貧乏人が逆転できる世界は、ここだ」って高校時代に感じてた(確実にそう思ってはなかったかもしれないですが)

目的思考を最大限いかせるのが、プロトタイプのフェーズ

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松村さんは、どんなタイプのプログラマで、どんなことが得意ですか?

の顔
名刺に「プロトタイププログラマ」とも書いているのですが、システムの生まれたて(プロトタイプ)を作るのが得意です。そこをささっと早く作るのが僕の売りかなと思っています。

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お客様からお話を聞いて、それをぱぱっとまずは形にするまでが早いということですか?

の顔
そうです!作るのももちろんなのですが、そもそも「ここは、今重要じゃないですよね?」って、必要な部分だけに絞り込んでいくコンサル的な部分も得意かなと思っています。作る部分を小さくした上で、早く作ることで、最速で価値のあるモノを提供することができます。

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あ、「目的志向」という単語がまた浮かんできました。

の顔
そうですね。目的思考を最大限いかせるのが、システムを作る上でもプロトタイプのフェーズなんでしょうね。

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いろいろ繋がって納得しました! ムダが嫌いですか?

の顔
もちろん、嫌いですね。

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趣味はありますか?

の顔
趣味は、サッカーを学生時代からずっとやってきていて、地元のサッカーチームの試合を観戦することですね。今は、シーズンなので、週末はスカパーで生で見ています。応援しているチームは、ヴィッセル神戸です。神戸出身なので。

「娯楽」というムダを楽しむのも好き

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趣味はあるんですね(笑)じゃあ家で何もすることがないときは、何をしますか?

の顔
家では、子どもと遊んでいるか、ゲームしているかかな。割りと、ゲーマーですね。最近、SonicGarden内で流行っているゲームがあって、岡山のメンバーとネットで対戦とかできて面白いです。

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ゲームは松村さんの中では「ムダ」のほうには振り分けられないんですね?

の顔
そうですね。

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ちょっと人間ぽく思えてきました(笑)

の顔
「娯楽」って、「ムダ」だと思っていて、ムダを楽しむのも好きですね。だから、ムダが嫌いというわけではないか。

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意図してムダを楽しむのはありってことですね!

の顔
子供と公園に行って、砂場でただひたすら高い山を作るというムダをやっていますね。

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いいムダですね!

未来への不安は感じない

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ちょっと大きな質問になってしまいますが、「夢」はありますか?

の顔
ぱっとは、ないですね(笑)なんだろうなー。割りと、だらっと生きているのかも。

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というより、今、毎日が充実していて幸せなんですね!「今」が幸せだから「未来」を見る必要がないんですよ!

の顔
そうかー、なるほど。未来の不安とかは、あまり感じないですね。楽観的だからかな。なんとかなると思っているかも。貧乏でもなんとかなると思っているからなー(笑)

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そう思えるのも「今」が満たされているからかと。お話伺っていても、不安不満の要素ないですものね!

の顔
良い環境で働かせてもらっているので、不安・不満は感じてないからだとしたら、自分から変える必要があるのかな。最初の相談フェーズにもどった(笑)プログラマとしての能力は、どこでも通用できると思っているので、不安はないというのもありそうですね。と、楽観視していると危ないのかも(笑)

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面白いお話が聞けて楽しかったです!まだまだ松村さんのキャラはつかみきれませんでしたが(笑)お忙しいところお時間頂き、ありがとうございました!


インタビュアー/ライティング:岡田由美子
株式会社ジェントルワークス所属。早稲田大学第一文学部在学中より、物書きを目指してひたすらに原稿用紙に文字を埋める日々を過ごす。卒業後、EC系の少人数企業で新規事業の開発に取り組む。現在は二児の育児の傍ら、インタビュー記事や、商品紹介のキャッチなど、また文字の世界へと戻る。いつか起業すること、ヨガの達人になること、長生きすることが目標。

【お知らせ】ソニックガーデンの本が出ました!

リモートチームでうまくいく~マネジメントの"常識"を変える新しいワークスタイル

企業に所属することで得られる安定と、自分の好きな場所で働く自由を両立できる新しいワークスタイルとして注目を集めている「リモートワーク」。本書はそのリモートワークが抱える問題に対してソニックガーデンが実践してきた取り組みと、そのノウハウから生まれた「リモートチーム」というマネジメントの手法についてまとめています。あらゆる組織、チームのマネジメントと個々人の働き方を考えるヒントとなる一冊です。(著者:倉貫義人 出版:日本実業出版社)

「納品」をなくせばうまくいく~ソフトウェア業界の"常識"を変えるビジネスモデル
「納品」をなくせばうまくいく 表紙

本書は、IT業界の、とりわけソフトウェア開発の業界で〝常識〟とされているビジネスモデルを変えてしまおうという試みです。ソフトウェア業界にはびこる多くの問題を解決するために取り組んだ新しいビジネスモデル「納品のない受託開発」について書いています。「受託開発」なのに「納品」をしない、なぜそんなことをやっているのか、そして、なぜそんなことが実現できるのか、その秘密について解説したのが本書です。(著者:倉貫義人 出版:日本実業出版社)