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お昼寝もアリ!?成果がすべての楽しくシビアなリモートワーク 2014年03月24日

【不定期連載:突撃!隣のソニックガーデン】
ママライター岡田による、ソニックガーデンの人や文化を探るためのインタビュー企画。この連載は、その時その時の熱い人、熱い話題、だけではなく、個人的に気になるアノ事ソノ事についてまで、楽しく聞き出してしまおうという企画です。


注目を集めつつある「リモート」という働き方。
不肖ライターである私も、在宅勤務の端くれですが、ソニックガーデンでは本格的にリモートワークを取り入れているようです。以前はアイルランドからリモートワークをしていた方もいたそうですが、今現在は、二名の方が日々在宅にて勤務されていると聞きました。
リモートワークとはいったいどんな働き方で、どんなメリットがあるのか、詳しく伺ってきました。

家庭がある働き盛りの年齢にこそ、リモートワークはメリットがある。

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ソニックガーデンでは、現在二名の方がリモートワークしているとお聞きしました。 リモートワーク、ということですが、どの程度のリモート具合なんでしょうか?オフィスに顔を出す頻度はどのくらいか、自己紹介を兼ねて、その辺のリモート具合についても教えてください!
兵庫県西脇市でリモートをしている伊藤です。渋谷に顔を出すのは3~6ヶ月に一度ぐらいです。
岡山在住の野上です。基本的にオフィスに顔を出す必要はないですが、合宿や他の用事で東京に行った時に顔を出すので数ヶ月に一回程度です。
合宿のために東京に行ったり、会社のイベントに顔を出したり、そんな感じ。主にコミュニケーションのためですかね。ただ、僕は入社当初3ヶ月ぐらい、研修目的で東京にいました。コミュニケーション面はそこで培った気がします。

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じゃあ今は業務ではまったくのリモート!
今はほぼ100%といっても問題無さそうです
業務では完全にリモートですね。ただ東京に行ったときは、せっかくなのでお客さんと対面の打ち合わせをするように調整したりしますね。

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かなりチャレンジな仕事の仕方だと思うんですが、そういう働き方を選択できたということは、お二人ともすごくお若いんですか?
今年で37歳、だったかな・・・?
若くないですごめんなさい。今年で32歳。あー32歳か。
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そうなんですね!けっこう衝撃です!確かにそんなに若くない(失礼)もしかして、ご家族もいらっしゃるんですか?
妻と息子(7歳)、娘(5歳)がいます。
妻と息子(4歳)、娘(2歳)がいます。
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お二方とも、二児の父にして、すごい挑戦されてますね!リモートワークという働き方に、奥様も賛成されているんですか?
最初は、妻は「そんな小さな会社で大丈夫?」っていう感じでした。でもいろいろ説明していくうちに納得してもらえた。最終的には倉貫さんと直接喋って、「この人しっかりしてるわ」で納得してもらえました。
うちの妻もそんな感じでまだ半信半疑かな…。
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 なるほど(笑)じゃあこれからですね。では、家族構成も聞けたところで、リモートワークしていてよい点ってたくさんあると思うんですが、ここは分かりやすく絞ってベスト2を教えて下さい!
「1.通勤がない」「2.いざという時、家庭のことが出来る」
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素晴らしい!
「1. 家庭の手伝いができる/妻が気軽に出かけられる(子どもの帰宅時間を気にしなくて良い)」「2.田舎暮らしができる。広い家に住める。子どもを伸び伸び育てられる」
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なるほど! 若い人向けのチャレンジ!と思っていたリモートですが、意外と家庭がある方のほうがメリットがあるように思えます。結果的にご家族は喜んでいるのではないですか?
はい。どちらかと言えば(笑)
どうだろ~(笑)

リモートありきではなく、ソニックガーデンで働くためのリモート。

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今リモートで享受しているそのメリットは、リモートを始める前に想定していたものですか?というか、それのためにリモートを始めた?
ある程度予想はしていましたが、予想よりは高いレベルでメリットが出てるかな。実感としては。
そうですね。イメージはしていたと思います。ただ、リモートがしたかったわけではなく、ソニックガーデンが岡山の会社だったら普通に出社してたと思います。
目的としては、今の場所に住みつつ、プログラマとしても面白い仕事をやりたかった、という感じですね。家族のために、が第一というわけではないかも。結果的には同じかもしれませんが。野上さんと同じく、ソニックガーデンが西脇の会社だったら普通に出社してたと思います。

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リモートありきではなく、ソニックガーデンありきだったってことですね。魅力的な会社に、引っ越さなくても勤められた、と。
必要に応じてリモート、が理想的だよね。
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転職した当時ソニックガーデンのほかに、リモートを推奨している会社ってありましたか?
リモートならそれでOKというわけでもなかったし、見つけられなかったですね。会社の中を積極的に公開している会社というのもあまり無かった。ソニックガーデンは積極的に紹介していたので、比較的安心して選択できた。
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変わった会社なんですねソニックガーデン!

求められるのは「勤務態度」ではなく「結果」。自由でシビアなリモートワーク。

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では、入社の経緯を聞けたところで、一日のタイムスケジュールって聞いてもいいですか?東京のサラリーマンの一般的なイメージは、6時過ぎ起床、朝食はとったりとらなかったりで、通勤電車に揺られ、9時くらいにオフィス。お昼は外食とかコンビニで、夜中まで働いて、帰宅すると家族全員もう寝てるって感じですよね。
頑張って家事してる日はこんな感じです。
07:00 起床
07:30 子供起床 朝ごはん準備
08:00 洗濯 保育園準備 ゴミ捨て
08:30 保育園送り食材買い物
09:00 洗濯干し
09:30 受託開発A
12:00 ランチ 夕食作り
13:00 仕事再開
14:00 MTG
15:00 受託開発B
17:00 自社サービス
17:30 晩御飯準備
17:45 保育園お迎え
18:15 晩御飯準備
18:30 晩御飯
19:15 お風呂
20:00 子供と戯れつつ受託開発A
22:00 寝かしつけ
22:30 趣味サービス開発
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お母さんみたいですね(笑)家事能力めっちゃあがりますね!
こんな感じです。ご飯作る能力がゼロなので、そこは完全に妻任せです。
4時-5時 起床、ブログ書いたり調べ物したり
7-9時 家の用事、子どもの送迎
9-10時 仕事を始めるか始めないかぐらいの時間
12時前後 昼食
18-20時 仕事を終わらせる時間(晩ご飯食べたり、子どもと遊んだり、お風呂入ったり)
21時 就寝
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変な言い方ですが、思ったより拘束時間が短いように感じます。結果を出せばいい!という感じなのでしょうか?
拘束時間、って考えたことはないなー。結果(成果)が全て、みたいなところがあるかも。
最初の頃は、結構時間を意識して働いていた気がする。「1日8時間の間に成果を出すんだ!!」って働いてた。
あまり時間をかけすぎると褒められない、この会社。
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いい会社なのか、シビアなのか(笑)
シビアです!
いい会社です!
あれ!?(笑)

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オフィスに通っている普通の会社員だと、多かれ少なかれ「遅くまで残っている」とか、「上司の下に通う」とか、そういう結果意外のものが評価に関わる可能性もあるんでしょうが、リモートではそういうのってないってことですね。ソニックガーデンでは、ということなのでしょうが。
ないですね。前職でもそんなこと考えて仕事したことは一度も無い。
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ある意味、腕に自信がないとリモートってきついところはありますね。
がんばりが目に見えにくい分、なおさらでしょうね。

社内コミュニケーションの問題を完全に克服する「Remotty」。

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では次に行きましょう!普通の会社では当たり前の、お客様との会議などはどうしているんですか?コミュニケーション不足にはならないですか?
お客様とは毎週Skypeでミーティング&随時youRoom*でやりとりしているのでコミュニケーション不足だと感じたことはないですね。

*ソニックガーデンで提供しているコミュニケーションツール。メールの代わりに便利に使えるツールです。

一度は顔を合わした方がいいけど、それ以外は大丈夫だよね。
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お客様からの苦情は出ないですか?
今のところ大丈夫。普通の会議はskypeでなんとかなる。
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では、社内でのコミュニケーションはどうですか?集まって会議とか、ちょっと席まで歩いて行って質問するとか、休憩室やランチでの雑談とか、その辺はどうしているんですか? その変が足りないと、孤立感や疎外感を感じてしまうのではと思うのですが。
社内でのコミュニケーション不足はなかったと言えば嘘になりますね。なので、以前はskypeを常時つないだりしてました。でも、オフィスも広くなり、人数も増え出すと、skypeの効果もだんだん薄れてきた。
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ちょっと想像しにくいです。なんででしょうか?
狭くて少ない人数だと、空気感もわかるし、会話もある程度きこえる。でも、広くて人数が増えると、それが薄まっちゃう。なので、つないでるメリットが減ってきた。あと、こっちの存在感は出しにくい。
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確かに!一人言とか呟き続けないと、自分の状態は伝わりにくいですよね。では、スカイプ常時接続は今はしていない?
やってないです。
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じゃあ何を持って、今は社内のコミュニケーションをとっているんですか?
社内用のチャットツールを自分達で開発してコミュニケーションに利用しています。
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それは「コミュニケーション足りないね~」「だね~何かつくるか!」みたいなノリですか?
開発前にいくつか代替ツールを探してたよね。
そうですね。最初はSkypeのチャットじゃないかな。
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でもそれじゃ、事足りなかったんですか?
人が多いと、混線する。自分に無関係の会話が頭上で飛び交うし、そのポップアップ音がうざくなってしまって。
そこからまず社外秘の情報を外部のチャットでやりとりするのが微妙で、チャットの置き換えをしたような気がする。
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チャットに慣れてなくてウザさが分からないのです。そのチャットっていうのは、ソニックガーデンっていうグループがあって、そこに常時入っている状態になるってことですか?
そうですね。
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あ、それは面倒ですね。関係ない話題もガンガン流れてしまうってことですね。じゃあskypeのチャットはやめようとなり、次はどうなったんですか?
伊藤さんが言ったような問題点を改善するツールを作りました!
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それって、社内全体で「何かつくろうか~じゃあ野上さんよろしく!」みたな流れですか?
最初は倉貫さんが思いついたんですね。でそのアイデアをyouRoomに書き込んで、2週間くらい誰も返信せずスルーされてたような…。
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ひどい(笑)そして?
で、たまたま私が私用で上京することになって せっかくだから事務所でハッカソン*をしようと。

*「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、プログラマーたちが技術とアイデアを競い合う開発イベントの一種。一定の期間で集中的にひとつのサービスやプログラムを共同作業で作り上げ、その技能やアイデアを競い合う。

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それで作ったのが?
Remottyです!

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それについて教えてもらってもいいですか?チャット用のツール?
チャットというよりはバーチャルオフィスというイメージですね。コミュニケーションの手法としてはほぼチャットなんですが。
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もうちょっと詳しくお願いします!分かりにくい。
一緒のオフィスで働いているように、「気軽に話しかけれる」&「状態がなんとなくわかる」ようなことを実現しようとしています。
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どうやってですか?
Skypeでチャットしてるときなんですが、よく「ご飯食べてきます」「ちょっと離席します」といった内容のログだけが流れてたりしたんですが、実際オフィスにいるとその人が席にいるかどうかは見ればわかるじゃないですか。
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ですよね。
だからRemottyではPCのカメラでその人の写真を定期的に撮影して更新するようにしています。最初はちょっと抵抗があったけど、だんだん慣れました。
今となってはカメラ機能は重要!

remottyでは全員の顔がカメラを通して見えます

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席はなれます、といわなくても、見られれば分かるということですね?
あとチャットだと、しょうもないことや独り言でチャットが流れてしまうと、他の人に迷惑がかかるかな?という意識が働いて気軽に書き込めないんですね。
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Remottyは大丈夫なんですか?
はい。Remottyではそれぞれの人が、自分用のチャットのタイムラインを持ちます。そこには自分の投稿だけが流れるのではなく、自分のタイムラインに書き込んだ他の人の投稿も表示されます。なので私が伊藤さんに用事があるときは 伊藤さんのタイムラインに行って書き込みます。
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なるほど。そうすると、音とか鳴って伊藤さんが気づくということですね。オフィスで、伊藤さんのところに歩いて行って「ちょっと今いい?」ってする感じですね。じゃあ、駄目なときは「後でもいい?」とか言われるわけですね?
皆さん優しいのであんまりダメと言われないですね(笑)ミーティングとかしてたらカメラの画像でわかるのでそもそも声かけないですし。
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カメラ必須ですね!いない人に話しかけることはなくなりますね!!ちなみに、リモートのお二人は「ご飯いってきます」とか書き込むんですか?
書き込んでます。ご飯の絵文字を打ち込みます!
結構書き込みますねー。オフィスの人もみんな使ってて、このご飯絵文字が3人揃ったらランチにいくとかローカルルールがあるみたい(笑)
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へー!そういう仕事外のことを気軽にやりとりできたら、疎外感や孤独感みたいなものは、そんなに感じないんでしょうか?
感じないですねー。家族より倉貫さんの顔見る時間の方が長い気がする
skype時代に比べると結構変わりましたね。常時音声接続よりも、常時顔が見える、の方が大事だったことがわかった。お互い存在感出せますしね。あと「自分に無関係の会話が頭上で飛び交う」問題も解消されました!
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では、どれだけRemottyでコミュニケーション面は問題なくても、何かひとつくらいは、リモートで不便だったり、短所というようなものはありますよね?
純粋に仕事をするという意味では、オフィスで働くのが一番効率良いかもしれないですね。あと、田舎に住んでると、東京に比べて技術的なイベントもかなり少ないので、そういうのもちょっと残念。
結構ありますよね。お誕生日祝いのケーキやお客さんがくれたお菓子が食べれなかったり。真面目な部分だと、オンライン同士ならほとんど問題ないんですが、事務所に複数人いる打ち合わせだと、やっぱり空気感が伝わりにくいので笑いどころわからなかったり そもそも聞こえづらかったり。

僕の場合、実は家族からも一長一短と言われてて、いっつも仕事してるように見えてしまうみたい。PCに向かってる=仕事してる、みたいな。ブログ書いてたり、調べ物してたりするときも仕事部屋なので、ずっと仕事っぽく見えるのかも。目の前にいるのに、家事を手伝ってくれない、遊んでくれない、というフラストレーションがあるようです。
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短所がまったくのゼロというわけではないんですね。ですが、素晴らしい環境で、通勤電車とも無縁で、なのに東京の望んだ会社に勤務できるというのはすごいことですよね。

では、家で仕事をしている上でルールみたいなのはありますか?例えば、居眠り防止のために、五秒以上目を閉じないとか。
むしろ寝るかな。
寝ますね。
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眠くなったら一度寝る!?
打ち合わせの予定でもない限り眠かったら寝るかもしれない。
我慢して続けるのと、一回充電するのと、どっちが効率がいいか天秤にかける。
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リモートすごい!本当に「結果」次第なんですね。じゃなきゃ寝れない!今日はお忙しい中、お話を聞かせていただき、ありがとうございました!

〜 伊藤さん宅からの画像 〜

西脇の伊藤さんは、こんな青い空の下でお仕事しているそうです。


実力と自信があるからこそ選択できる「リモートワーク」という働き方。本人にだけではなく、家族にもメリットがたくさんあるということが印象的でした。理想的な環境で、望む家族の形を維持しながら、おもしろい仕事ができるなんて素晴らしいですね。

そして、リモートワークならではのコミュニケーション不足を解消するために生まれた「Remotty」。

実は、今回の取材は「Remotty」を使い、西脇の伊藤さん、岡山の野上さん、神奈川県の私と、完全リモートでのオンライン上で行いました!

2時間弱ほどのオンライン上での会話だけで、すっかりお友達のような気持ちになっているのは、「Remotty」上で随時更新されるお二人の写真を見ていたせいかも。頭を抱えたり、爆笑していたり、随時変わっていく写真を見ながらなので、実際にお会いしているような気分でした。

お忙しい中お時間頂き、ありがとうございました!

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インタビュアー/ライティング:岡田由美子
株式会社ジェントルワークス所属。早稲田大学第一文学部在学中より、物書きを目指してひたすらに原稿用紙に文字を埋める日々を過ごす。卒業後、EC系のベンチャーで新規事業の開発に取り組む。現在は二児の育児の傍ら、インタビュー記事や、商品紹介のキャッチなど、また文字の世界へと戻る。いつか起業すること、ヨガの達人になること、長生きすることが目標。

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