「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2026」優秀賞(中堅・中小企業の部)を受賞しました
株式会社ソニックガーデンは、「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2026」(主催:キャリアオーナーシップ経営AWARD 実行委員会)において、中堅・中小企業の部で優秀賞を受賞しました。4回目となる今年度は、全68社・団体が入賞企業として選出されました。
キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2026 とは
「キャリアオーナーシップ経営 AWARD」は、はたらく個人の自律的な成長により、企業の持続的な価値向上を目指す取り組み(キャリアオーナーシップ経営)を実践する企業を表彰するアワードです。個人と組織の持続的な成長を実現する優れた実践方法を社会に紹介することを目的としています。
- 主催:キャリアオーナーシップ経営AWARD 実行委員会
- 審査委員長:伊藤 邦雄(一橋大学 CFO教育研究センター長)
- 実行委員長:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部・大学院教授)
- 表彰式:2026年5月12日(火)
評価された取り組み
当社は創業以来、上司も部下もいない管理のないフラットな組織を運営し、社員一人ひとりがセルフマネジメントによって自律的に働く企業文化を築いてきました。今回は、「マネジメントの変革」領域において、以下の取り組みが評価されました。
- 「モダン徒弟制度」の導入:生成AIの普及により若手の成長機会が減少する中、伝統的な徒弟制度を現代的に再定義し、ベテランエンジニアを「親方」として任命。技術だけでなく、自律して働くための哲学を次世代に伝承する仕組みを構築しました。
- 「親方ハウス」による実践的な育成環境:全社フルリモートの体制下でも、親方の居住地近くに拠点を設け、対面でのペアプログラミングや日々のふりかえりを通じた密着型の育成を実現しています。
- 「キャリブレーション」による対話の仕組み:数値評価や序列による管理ではなく、現状の実力をベースに次の期待をすり合わせる対話を通じて、社員の着実な成長を支えています。
- 経営層と組織による全社支援体制:育成を親方だけの仕事にせず、経営層との定期的なふりかえり、人事によるメンタルケアの並走、バックオフィスによる運営支援など、組織一丸となって技術継承を支える体制を整えています。
取り組みの詳細については、後日ブログにて紹介する予定です。
審査員講評
AI時代における若手育成の断絶という課題に対し、「管理ゼロ」の文化を自己否定するのではなく、理念を守りながら進化させる形で「モダン徒弟制度」を再設計している点を高く評価した。また、親方ハウス、日々のフィードバックの工夫、期待値キャリブレーションなど、自由を支える自立の階段を具体化している点は秀逸である。加えて、親方自身の言語化力や経営視座の向上を促し、育成を熟練者の新たなキャリアとして再定義していることも意義深い。若手の自律型エンジニア化と組織文化の進化を同時に実現している点が、優秀賞に値する。今後は、この仕組みがソフトウェア職能の継承モデルとしてさらに普遍化し、次世代の開発者育成を力強く支えていくことが望まれる。