ソニックガーデンで働くことに興味を持っていただき、ありがとうございます。
私たちソニックガーデンは、ソフトウェア開発に取り組む会社です。主な事業は、お客さまのパートナーとなり事業開発や業務改善をソフトウェアで支援する「納品のない受託開発」です。事業を支え続けるために変化に強く保守しやすいソフトウェア開発を目指しています。
企画から運用まで一気通貫で提供すること、お客さまと直接対話して提案すること、それらを分業せずにプログラミングまで担当することが特徴です。とりわけコードを書くことを大事にしており、あえて誇りをもって自分たちの仕事を「プログラマ」と呼んでいます。
もっと技術の腕を磨きたい。現場で手を動かし続けたい。仲間と共に切磋琢磨したい。直接お客さまと仕事がしたい。様々な思いを持った個性豊かなプログラマたちの集まる職人集団がソニックガーデンです。そんな私たちに共通する考え方や価値観などを紹介します。
私たちのことを知っていただいて、ご自身の価値観や考え方、目指す理想の姿が合っていると感じたら、まずはお話しさせてください。お話しできることを楽しみにしています。
日本がデジタル後進国となった背景には、従来型のソフトウェア開発モデルによる高コスト体質が一因にあると考えています。私たちは、業界にはびこる無駄を見直し、投資対効果の高いソフトウェア開発を実現します。私たちの開発モデルが広まれば、日本全体の生産性を高めることができると信じています。
健全な事業成長のためにデジタルトランスフォーメーション(DX)は避けて通ることはできません。それを実現するのがソフトウェア戦略を担うチームです。私たちは下請けのように言われたものだけを作るのではなく、お客さまのパートナーとして共に事業成長に取り組む目線で提案から開発まで行います。
社会のあらゆる所でソフトウェアが動く時代になりました。ソフトウェアは目に見えなくとも、人々の生活に大きく影響を与える存在です。世界を変えることは簡単ではありませんが、日々の習慣であればソフトウェアで変えることができます。私たちは、お客さまと共に習慣を変えるソフトウェアを創ります。
私たちソニックガーデンで取り組むのは、お客さまが必要とするシステムの受託開発です。企画の段階から相談にのって、継続的な開発・運用を続けていく顧問型でサービス提供しています。納品して終わりではなく、末長い関係を築くシステム開発のビジネスモデルで「納品のない受託開発」と呼んでいます。
「納品のない受託開発」は月額定額のサービスのため、事前に要件定義するのではなく、継続的に相談にのりながら仕様を一緒に決めていきます。言われたものをただ作るのではなく、お客さまにとってベストな選択となるようプログラマからも提案します。内製チームのように、安定的な運用まで責任を持ちます。
「納品のない受託開発」では、どんなシステムを作ると事業成長に繋がるのか、その段階から相談にのります。プログラマたちが新規事業や業務改善の知見を持ち合わせているため、伝言ゲームによるコミュニケーションロスは発生しません。自ら開発して保守し続けるからこそ、良いソフトウェアを作ります。
「納品のない受託開発」で提供するのは、開発時間や機能数ではなく、システムによって得られる価値です。そのため事業の成長に合わせて開発以外に役割を変えることもあります。その価値を時間で換算しないので人月ビジネスとは逆で、時間あたりのパフォーマンスを上げることで自身の価値が高まります。
納品を前提とした一括請負のシステム開発では、動くシステムに価値を求める発注側と、納品するシステムに価値を置く受注側で目指すゴールが違っていることで様々な問題が生まれています。私たちは「納品のない受託開発」で、お客さまとプログラマの双方が幸せになれるシステム開発を実現したいのです。
一括請負のシステム開発では、要件定義と計画通りのシステムを納品して開発会社は利益を得ます。しかし、お客さまにとっての利益は、納品されたシステムが事業や業務に価値をもたらすことです。この不幸なミスマッチを産むビジネスモデルが、使えないシステム、多重請負、費用対効果の悪さの原因です。
お客さまが欲しいのはシステムそのものではなく、システム導入による事業成長に対する効果です。その効果を実現するのは事業に合わせて一緒に開発し続けてくれる仲間としての開発者です。それは内製の開発チームが理想ですが、難しい場合に「納品のない受託開発」でパートナーとなって支えていきます。
「納品のない受託開発」では、業種や業界、対象業務に規模などを問わず様々な状況のソフトウェアに対応します。私たちは、お客さまの置かれた状況やニーズに合わせて最適な提案ができるように、役割と仕事を定義しています。共通しているのは、プログラミングまで行うプログラマであるということです。
社内業務の効率化を実現するのが業務ハッカーの仕事です。業務の見える化と分析をして、非効率な箇所を改善するようシステム化します。経営者の相談にのったり、実際の現場を訪問してヒアリングも行います。開発もしますが、お客さま自身で直していけるように、ローコードツールを使うこともあります。
新規事業を立ち上げるための、アイデアをスピーディーに形にする高い技術力と、仮説検証を続けていく事業への深い理解を持った一人目のエンジニアを担います。多くの新規事業に関わった経験を活かして、企画から一緒に検討していきます。フルスクラッチで開発し、完全オリジナルなサービスを作ります。
事業がうまくいくほど、古いシステムが成長の足枷になります。そうしたシステムをリプレースして、スケールする事業に合わせて変化に対応していきます。開発するだけでなく、複数のエンジニアでチームを組んで組織化していく役割も担います。経営目線を持ち技術戦略を考える最高技術責任者と言えます。
私たちの考える「プログラマ」は、コンピュータに文字を打ち込むだけの仕事ではなく、企画から携わって設計をし、それを実装して運用するまでのソフトウェアエンジニアリングすべてに関わる仕事です。とても難しく大変な仕事ですが、だからこそ価値があり、取り組む人にも非常にやり甲斐があります。
ソフトウェア開発は、分業・マニュアル化・大量生産ができる製造業ではないと考えています。再現性や正解のない問題解決の仕事であり、プログラマは知恵と知識と経験をもとに、創造性を発揮し、価値を産み出します。私たちは属人性を排除せず、それぞれが自分だからこそできる仕事で活躍したいのです。
プログラマは問題解決をする仕事ですが、その手段はプログラミングです。コードを書くことでこそ価値を生み出すことができる技術職であり、手に職をもった職人です。私たちには手を動かし続ける職人気質があります。技術の腕を磨いて人として自立し、さらに職人としての高みを目指していきたいのです。
お客さまと対話しながらプログラミングまで担当するのが顧問プログラマです。コンサルタントでもありプログラマでもある、そんな仕事は他に聞いたことはありません。社会を良くしようとするお客さまをソフトウェアの力で支えていきます。私たちはソフトウェアで幸せになる人を増やしていきたいのです。
私たちは、素晴らしいお客さまや仲間とともに楽しく仕事を続けていくことを目指しています。金を稼ぐための苦役だと考えるのではなく、人生をより良いものにする経験だと考えます。だから人生を犠牲にするほど無理はしませんが、一生懸命に仕事に取り組むことで充実した人生を送りたいと願っています。
一生懸命に仕事をしている様子が、まるで遊んでいるように楽しそうに見える、そんな働き方「遊ぶように働く」を理想としています。それは楽に働くのとは違います。仕事には大変なときもありますが、努力して仲間と力を合わせて大きな成果を出していきたい。成果を出すことは楽しむことと表裏一体です。
管理されることなく自律的に働くことを目指しています。働く時間と場所に縛られないフレックスタイム制とリモートワークは、セルフマネジメントを身につけて責任を果たすからこそ得られる自由です。私たちの考える自由とは自分の意思で動くこと。主体的に試行錯誤を繰り返すことで成果を出せるのです。
自立できる人たちが、それぞれの強みを発揮することで大きな成果を出す姿が理想です。一方的に相談したり助けたりする関係でなく、それぞれが役割と責任を全うしつつ、背中を預けられる同士の集まりが私たちの考えるチームです。弱みを埋めるのでなく、自分の強みや個性を伸ばして貢献していくのです。
私たちにとって会社は、経済活動をするための営利企業であると同時に、人生の少なくない時間を仲間と共に過ごす場であると考えています。成果を出すために率直に意見を言い合える心理的安全性を持ちながら、ひとりひとりに向き合い人生を豊かにする制度を作り多様性を持った組織にしていきたいのです。
プログラミングやテクノロジーが好きで語り合える仲間でありながら、互いに切磋琢磨して高め合う関係でありたいと考えています。ソフトウェア開発は問題解決の手段ですが、私たちにとっては生きる目的でもあります。まるで共通の趣味をもった友人同士であり、腕を磨く道場でもある組織でいたいのです。
組織に依存せず、どこでも生きていける自立した人たちが、それでもなお一緒に働く組織でありたいと考えています。特定のゴールを達成すれば解散するプロジェクトではなく、長く一緒に働き続けることを目指したコミュニティであり、誰もが自分の居場所だとオーナーシップを持って欲しいと望んでいます。
機械的に業務に人を当てはめるのではなく、人には個性があることを認めて、その人らしい仕事や働き方ができることで、誰もがのびのびと育ち、健やかにいられる場でありたいと考えています。私たちは自分たちの仕事が好きで、できれば生きてる限り働き続けたいので、互いを活かし合う場所でもあります。
私たちは、変化することを恐れずに前向きに捉えたいと考えています。私たちの仕事にルーチンワークがなく、どれも一期一会であることは常に変化していると言えます。ふりかえりを通じた改善は変化のきっかけであり、個々人の成長や成熟も変化と言えます。変化し続けるからこそ、今を大切にするのです。
あらゆる変化を予測して備えることは不可能です。私たちにとっての備えとは、どういった変化が起きたとしても無理なく適応していけるような身軽さや柔軟さを身につけておくことです。いずれ起きるのだから頑なに変化を拒むのではなく、少しずつでも変化を積極的に取り入れる姿勢でいることが大事です。
私たちにとって変化そのものは目的ではなく、より長い目で見た時に安定し持続するための手段です。新しいことに挑戦し少しずつ変化し続けることで、不確実な世界でも生き続けていける力が身につきます。外部から変化を受け入れることに加え、なにより自分たちから先んじて変化していくことが大事です。
私たちは変化を通じて得た学びを社会に還元していきたいと考えています。その方法は、まず自分たち自身で実践すること、その姿を多くの人に知ってもらうことです。自分たちもできそうだと脳のブレーキを壊していくことは、これから挑戦したい人たちや組織にとっての希望や後押しになると信じています。
私たちは全員がセルフマネジメントで働くので、仕事を進めるために自ら判断しなければならない機会が多くあります。また、チームで仕事をする際にも意見をぶつけあうこともあるでしょう。そうした場面で拠り所になるのがソニックガーデンらしさ、すなわち価値観です。価値観は変わることはありません。
私たちは、仕事において決められた正解はないと考えています。どんなことでも思考停止せずに、前例や慣習にも盲目的に従わず、自分の頭で考え尽くすこと。そして、そもそもの目的から理解に努めて本質を捉え、より良い方法を提案すること。そうすると納得感と主体性をもって自分の仕事に向き合えます。
私たちは、より良い成果をあげることを優先します。人の感情に配慮しつつも、指摘や決断で遠慮しないこと。問題が起きても人を責めずに仕組みを見直すこと。人の意志に頼らない仕組み化すること。個人の満足より、チームで成果が出れば良いと考えること。それが私たちの考えるセルフマネジメントです。
私たちは、人として成長し続けたいと考えています。成長とは前向きな変化であり成熟も含みます。成長は挑戦でしか得られません。逃げずに挑戦すること。どんな仕事も学びの機会と捉えること。フィードバックを得るために小さく始めて、完璧を求めないこと。改善を繰り返す中から学びを得て成長します。
良いソフトウェアを開発するために欠かせないのは、良い習慣を身につけていることです。チームの成果を最大化するために、ルールやプロセスを規定するのではなく、実践する習慣を揃えます。私たちが成果と同じくらい仕事の進め方を重視しているのは、良い習慣が良い成果に繋がると考えているからです。
あらゆる改善はふりかえりから生まれます。行動や取り組みを少しずつでも良くするきっかけであり、内省の機会でもあります。自分を含めた周りまで客観視できるようになれば、柔軟で冷静な思考が身につきます。ふりかえりが習慣化できれば、立ち止まることなく常に前向きに変化していくことができます。
「一度に大きくやる」よりも「何度も小さくやる」方がうまくいきます。どんな問題も小さくすれば、解決しやすくなります。仕事も小さく分解すれば、早く成果が見えます。小さくすれば無駄も見つけやすい。たとえ小さな挑戦であっても学びは大きい。一発勝負よりも試行錯誤を繰り返すための小口化です。
チームで相談すれば、より良い成果を出すことができます。一人で抱え込んで時間を消費するよりも、曖昧な状態でも雑に相談することで、知識を補完し、アイデアを出し合い、問題に対して一緒に取り組むことができるのです。個人の技術力も大事ですが、私たちの仕事にコミュニケーションは欠かせません。
私たちは仕事をただの生活の糧と捉えずに、人生を豊かにする経験を得る機会だと考えています。そのため、誰と一緒に働くのかを本当に大事にしています。労働力として人を集めるような安易な採用はしていませんが、価値観に共感してくれる人たちなら大歓迎です。一緒に働けることを楽しみにしています。
職種はプログラマで、担当する業務は入社後に経験や本人の希望を考慮した上で決まります。これまで豊富な経験を持つ即戦力としての中途採用から、もっと高いレベルの環境に身を置いて成長したい若い方まで幅広く入社しています。業務経験や言語は問いませんが、プログラミングの経験は必須になります。
私たちにとって採用は、会社が選ぶだけの一方的なものではなく、応募してくれた方と会社が対等な関係で情報を共有しあい、互いに信頼できると思えた上で成立するものだと考えています。また、人によって事情や状況が異なるため、まずはお話をした上で採用プロセスの内容や期間は個別に対応しています。
プログラマは技術職のため学歴や職歴よりもコードを書く力を求めます。誰が見ても読みやすいコードを書くことができるのか、実際にコードを書いてもらい、私たちのコードレビューを受けてもらいます。その上でデータモデリングやクラウドの運用、プロジェクトマネジメントの経験もあると望ましいです。
価値観が合うのかどうか確かめるために、いくつかのテーマに対して作文をしてもらいます。言語化を通じて内省を促した上で、ご本人に合うかどうかを判断してもらいます。オンライン面談では本人の考え方やビジョンを伺いながら、ソニックガーデンで働くことが最良の選択であるかどうか一緒に考えます。
入社前後のギャップをなくすためにも、ソニックガーデンの良い面だけでなく実際のところも知ってもらうためにも、入社前にプレ勤務(副業/業務委託/試用期間)で一緒に働く期間を用意しています。時間はかかりますが、この期間で信頼関係を築くことができれば、お互いに安心感をもって入社できます。
しています。新卒採用も中途採用と同じく通年採用となりますので、ご自身のタイミングでお問い合わせください。入社時期は4月か10月となります。新卒採用では、ソニックガーデンキャンプの参加が採用可否の必須条件となります。キャンプは応募に関係なく参加できますので、こちらをご参照ください。
信頼関係が構築できて内定が出るまでは、現職を続けたまま採用プロセスを進める方が多いです。一方、もともと現職を辞める想定だった場合では、ご自身のタイミングで退職されて日中の時間を使ったプレ勤務をして関係構築される方もいます。ケースバイケースなので、決める前に私たちにご相談ください。
秘密保持契約を結んだ上で、お互いのことがわかってきた段階で、面談の中でお伝えします。
ソニックガーデン創業者の倉貫です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私は、学生時代を含めると30年近く様々な形でソフトウェア開発に関わってきました。そこで一貫して考えてきたことは、良いソフトウェアは人を中心に置くことで作ることができるということです。その創造的な活動に、人間的な喜びは欠かすことはできません。
工場のように機械的なプロセスに当てはめるよりも、新しいものを学び、アイデアを出し合い、創意工夫をしていく人間の楽しさを活かすことで生産的かつ創造的でいられるのだと考えています。そんな私にとってソフトウェア開発とは、工学ではなく技芸なのです。
ソフトウェアが事業や活動と一体になれば、関わる誰もがソフトウェア開発に携わります。多くの人にソフトウェア開発が楽しく創造的な活動だと知ってもらいたい。美しいコードを書くプログラマこそ主役となって、その世界観をリードして欲しいと考えています。
作品づくりのように人々の手で作るソフトウェア開発を通じて喜びを感じる人が増えていくこと。それが私の成し遂げたいことです。ぜひ一緒に取り組んでくれると嬉しいです。