「いいコードと、生きていく。」
私たちは日々、ソフトウェア開発に向き合い、
“いいコード”を追い求めています。
それはとても創造性が高く、探究する魅力にあふれていて、
「仕事」の枠を超えた「生き方」のようなものだと思う。
私たちは、終わりのないその道を、歩み続けていきます。
プログラマを一生の仕事に。高みを目指して
私たちが考える「プログラミング」とは、ただコードを書くことではなく、ソフトウェアを形にする一連の活動です。設計はもちろん、開発手法の検討も含みます。
ソフトウェアは最終的にはコードによって動きます。そのため、私たちはドキュメントよりも、コードを書くことに重きを置くべきだと信じています。
私たちの強みは、良いコードを速く書くこと。技術力を突き詰めると同時に、良いコードのために人との対話にも真摯に取り組みます。
プログラミングの仕事とは、問題解決と価値創造です。外科医が手術で患者を治すように、私たちはプログラミングを通じて顧客の問題を解決し、新たな価値を生み出します。
また、プログラミングは創造性に満ちた楽しい行為です。新しい技術を試し、スキルを磨き、思い通りのソフトウェアができた時の喜びは、何にも代えがたいものです。
そんな楽しくも価値を生み出すプログラマという職業は、生涯かけて高みを目指して追求し続けるに値する魅力的な仕事です。
私たちソニックガーデンは、プログラミングが好きで、いいコードを書きたいと願うプログラマが、常に活躍できる会社でありたいと考えています。
「アジャイルソフトウェア開発」のその先へ
私たちのスタンスは、アジャイルソフトウェア開発宣言に根ざしています。
ソフトウェア開発とは、決まった手順で大量生産する「製造」ではなく、すべてが試行錯誤の繰り返しである「設計」のプロセスだと捉えています。
このように、ソフトウェア開発は創造性が求められる再現性の低い仕事です。私たちは、良質なソフトウェアを速やかに生み出すために、次の3つのポイントを大切にしています。
- 人海戦術ではなく、少数精鋭のチームで挑む
- 工程を分業せず、設計からコードまで一貫して担当する
- 個性を尊重し、属人性を重視したマネジメントを行う
プログラミングは単なるルーチンワークではないため、人を増やしても必ずしも早く良い結果が得られるわけではありません。むしろ、個々の能力を最大限に引き出すことが、成功の鍵です。
そして、同じチームが初めから終わりまで一貫して担当することで、スピーディーな試行錯誤と継続的な改善が可能になります。また、開発と運用も分けることなく、包括的に取り組みます。
プログラマのスキル、知識、経験はそれぞれ異なります。この違いから目をそらすのではなく、むしろ一人ひとりの「作家性」として尊重し、それを活かすことが私たちの目指すところです。
私たちソニックガーデンでは、一人ひとりの個性や能力を活かしながら、仲間同士で知見を共有し、事業の持続性を確保するための経営を行っています。
プログラマの集うコミュニティのような会社
私たちソニックガーデンは、プログラマたちが集まる、まるでコミュニティのような会社です。プログラミングやテクノロジーが好きで、良いコードについて熱く語り合える仲間たちがここにはいます。
私たちは、ただ会社や事業を成長させるために人を集めているわけではありません。「いいソフトウェアをつくる」ことに共感した人々が集い、その場を持続していくために会社や事業があると考えています。
優れたプログラマが集まることで、良いソフトウェアを作るカルチャーが形成されていきます。この共通のカルチャーをもつことで、どのプロジェクトでも気持ちよく働けて、すぐに高い生産性を発揮できるのです。
また、私たちの組織は学びの場でもあります。プログラマである限り、学び続けることが必要です。ここでは、仲間と知識を共有し合い、共に成長していくことができます。それぞれが個別の顧客と仕事をしながらも、ソニックガーデンはプログラマとしての軸足を置けるホームのような存在なのです。
私たちは、長く続けられる組織を目指しています。何かを達成して終わるのではなく、長く一緒に働き続けることを大切にしています。顧客との関係もまた、単に目標を達成すれば終わりではなく、持続可能な関係を築くことを目指しています。
ソニックガーデンは、人生の大切な時間を仲間たちと共有する場所です。私たちは、今を大切に、良い状態を保ち続けることを目指しています。そのために、誰もが自分の居場所と感じ、オーナーシップを持って働ける環境を提供したいと考えています。
私たちは、プログラマとしての道を追求する仲間たちと共に、互いに切磋琢磨し、高め合いながら成長していきたいと思っています。共通の趣味を持った友人同士のように、そして腕を磨く道場のように、常に成長し続ける組織でありたいと願っています。
自由と自立を目指す管理ゼロのマネジメント
ソフトウェア開発には原材料がなく、すべて人の創造力によって生み出されます。つまり、人こそがソフトウェアを作り出す源であり、主役なのです。この創造性を最大限に引き出すため、私たちは従来の管理型のマネジメントをやめました。
ソフトウェア開発で、細かい指示や命令はできません。プログラマ自身が考え、判断し、主体的に進めていく必要があります。こうした仕事は、内から湧き上がる内発的な動機によってこそ、生産性が高まるものです。細かく管理しない方が、むしろ大きな成果を生む傾向があります。
そこで私たちは、セルフマネジメントによる自立した働き方を重視しています。誰かに指示されなくても、自らの意思で仕事に取り組むこと。そして、組織に縛られることなく、互いを尊重し、協調しながら働くことを大切にしています。
セルフマネジメントができて成果を出せるならば、働く場所や時間も自由です。その結果、私たちの会社は全国どこからでもリモートワークができ、コアタイムなしの完全フレックス制を実現しています。
自由と自立は表裏一体です。セルフマネジメントで自立しているからこそ、私たちは自由でいられて、自らの意思で取り組み、裁量を持っているからこそ仕事を楽しむことができるのです。
セルフマネジメントは、私たち全員が身につけたい能力です。才能ではなく、身につけることのできる習慣です。一人ひとりの自立を促すこと、そして自立できる人たちが、それでもなお居たいと思える場を作っていくことが経営の使命だと考えています。
組織に依存せず、どこでも活躍できる自立した人たちが、それでもなお一緒に働く場所。それが私たちソニックガーデンの目指す姿です。
私たちの目指す働き方は「遊ぶように働く」
私たちは「遊ぶように働く」ことを目指しています。
これは「遊びながら働く」という意味ではありません。真剣に仕事に取り組みながらも、外から見るとまるで楽しんでいるかのように見える働き方を指します。
仕事を楽しむ人が最も大きな成果を生み出します。論語の一節『知る者は好む者に如かず、好む者は楽しむ者に如かず』が示すように、知識がある人も、それを好きな人には敵わず、好きな人も楽しんでいる人には敵いません。
「遊ぶように働く」ためには、自己決定権が重要です。それを支えるのが、技術力とセルフマネジメント。そして、常に成長し続けられる環境も欠かせません。フロー理論でいう、退屈でも不安でもない、ちょうど良い難易度の仕事に取り組めることが大切です。
私たちは、仕事とは人がその強みや創造性を発揮し、社会に貢献し、人々に喜んでもらえる機会だと考えています。企業はその機会を創り出すための装置であり、人が装置のために働くのではありません。だからこそ、機械的に業務に人を当てはめるのではなく、個性を尊重し、その人らしい仕事や働き方ができる環境を提供したいと考えています。
仕事は単なる生計を立てる手段ではなく、人生をより豊かにする経験であるべきです。私たちは、仕事に真摯に向き合うことで充実した人生を送りたいと願っています。
「楽しく働く」ということは「楽に働く」ということではありません。時には大変なこともありますが、仲間と力を合わせて努力したり、無我夢中で没頭して取り組んだりして、大きな成果を出していきたいと考えています。成果を出せると、さらに楽しくなります。
私たちは、素晴らしいお客様や仲間とともに、楽しく仕事を続けていくことを目指しています。
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