RailsGirls Nagoya 7th を主催しました 〜準備から開催までやり切った、オーガナイザー体験記
こんにちは、弟子の misamisa です。
2026年3月27日〜28日の2日間、RailsGirls Nagoya 7th をオーガナイザーとして主催しました。
この記事では、主催に至った背景や当日の様子、開催して感じたことをレポートとしてお届けします。
今回初めてイベントを主催してみて感じたことをお伝えできればと思います。
RailsGirlsのイベント趣旨
RailsGirls のイベント趣旨については公式サイトをご覧いただければと思いますが、簡潔に言うと、初学者の女性を対象に、コーチと一緒に1日かけてWebアプリケーションを作る無料のワークショップです。
Webアプリの開発からデプロイまでの流れを一通り体験できるだけでなく、他の参加者や開発者との交流も楽しめるイベントです。
なぜオーガナイザーをしたいと思ったのか
理由は2つあります。
1つ目は、女性エンジニアの友達を作るきっかけを増やしたいと思ったからです。
Rubyコミュニティは比較的女性エンジニアが活発に活動している印象がありますが、それでも勉強会やカンファレンスでは女性の割合が少ないのが現実です。
一緒にイベントへ参加できる女性エンジニアの友達を増やしたいと切実に感じていたこともあり、「それなら自分でそのきっかけを作るイベントを開催してみよう」と思いました。

2つ目は、初学者の学習をサポートしたいという思いがあったからです。
私自身、プログラミング未経験からエンジニアとしての道を歩み始め、その過程でたくさんの方に支えてもらいました。
その経験があるからこそ、今度は初学者の学びを支える側になりたいという気持ちがあります。
また、自分自身が初学者だった頃に「RailsGirls に参加してみたかった」という叶わぬ憧れもありました。そんな少しの羨望や後悔の気持ちも含めて、“当時の自分が参加したいと思えるイベントを作ってみたい”という思いが強くなりました。
とんとん拍子で決まった開催
先ほども述べた通り、RailsGirls の存在は以前から知っていて、Rails を学び始めた頃から憧れていたイベントでした。ただ、RailsGirls は有志によるボランティア活動のため、自分が参加したいタイミングで開催されておらず、なかなか機会に恵まれませんでした。
最近は「コーチとして関われたら」と考えていたのですが、愛知県では1年近く開催されておらず、「もうこの地域での開催はないのだろうか。それなら自分で開催してみたい」とぼんやり考えるようになりました。
そんな中、昨年9月に偶然RailsGirls Izumo のオーガナイザー経験のある方とお話しする機会がありました。興味があることを伝えたところ背中を押していただき、とんとん拍子で RailsGirls Nagoya のオーガナイザーを務めることが決まりました。
そこから社内でも相談し、イベントのコーチとしてソニックガーデン社員8名に参加してもらったり、社としてスポンサー してもらったりしました。
開催準備期、MVPを明確にする大事さに気づく
オーガナイザーになると決めてからは、RailsGirls Japan の運営メンバーと非同期でコミュニケーションを取りながら準備を進めました。
会場の手配、参加者募集、イベント告知、昼食や備品の手配など、やることは本当に盛りだくさんでした。
ここまでゼロからイベント準備に携わった経験がなかったため大変ではありましたが、優先度の高いTodoから着実に終わらせていくことの大切さを学びました。
特に大事だと感じたのは、イベントのMVP(最低限達成したい価値)を明確にすることでした。
準備を進める中で「これもやりたい」「あれも入れたい」とアイデアはどんどん増えていきました。そのたびに、「Girls (RailsGirlsの参加者)に Ruby や Rails での開発を楽しいと思ってもらえること」 を軸に立ち返り、ゴールをミニマムに保つことを意識しました。
今回の Nagoya 7th では、Webアプリ開発以外にも、参加者全体で交流できるコンテンツを追加し、Girls たちにコミュニティの雰囲気を味わってもらうことを大切にしました。
イベント当日の様子
参加申込は16名、当日は10名にご参加いただきました。
27日(金)は、参加者のPCで開発環境を整えるため、コーチのサポートのもと環境構築を行いました。
大きなトラブルもなく、どの参加者もスムーズにセットアップを完了でき、無事時間内に終えることができました。
28日(土)は10時から開会式を行い、テーブルごとに自己紹介をしながら開発をスタートしました。
作るWebアプリのテーマは、写真とテキストを投稿できる投稿サイトです。
コーチはアプリ開発のサポートだけでなく、入力するコマンドの意味や Rails というフレームワークの仕組みなど、参加者の興味関心に合わせて丁寧に教えてくれていました。

また今回は、アプリケーションをデプロイするところまでを開発のゴールとしていたため、初学者には難易度の高いデプロイもコーチの皆さんにしっかりサポートしていただきました。
デプロイ完了後には、アプリのリンクをQRコードにしたシールを参加者へプレゼントしました。
PCだけでなくスマートフォンからアクセスしたり、他の参加者同士で投稿し合ったりする様子も見られ、楽しそうでした。
ランチタイムにはスポンサー企業のLT、アフターパーティーでは東海地域のRubyコミュニティによるLTや、コーチ・オーガナイザー執筆の本をかけたじゃんけん大会も開催。 美味しいケータリングを囲みながら、参加者・コーチ・スポンサー企業・オーガナイザーを交えた懇親会も行いました。
コンテンツ盛りだくさんのイベントでしたが、非常に盛況のうちに終えることができました。

開催して感じたこと
イベント終了後の懇親会で、複数の参加者から
- 「とても素晴らしいイベントだった」
- 「開催してくれてありがとうございます」
と声をかけていただき、心から開催して良かったと感じました。
イベント中は「もっとこうすれば良かった」と反省点ばかりが浮かんでいましたが、全力で取り組んだからこそ、最後にはやり切った達成感と嬉しさで感極まってしまいました。
参加者から特に多くいただいた感想は、「居心地が良かった」 という言葉でした。
自分自身を振り返っても、困った時にすぐサポートしてもらえる環境で、のびのびとプログラミングに没頭できる場所に育ててもらった感覚があります。
コーチに気兼ねなく質問できたり、作ったものをみんなで面白がってくれたりと、
たとえ初学者であっても場の一員として自然に参加できるコミュニティを作りたかったのだと、参加者の言葉を通して改めて気づくことができました。
そしてこれは、私一人の力では実現できませんでした。
今回参加協力いただいたコーチの皆さん、会場提供を含めイベント運営に関わってくださったすべての方のおかげです。
そして何より、参加したいと思って来てくださった参加者一人ひとりがいてこそ、素晴らしいイベントになりました。
この場を借りて、改めてお礼を伝えたいです。
今回生まれたご縁を大切にし、友達づくりのスタートラインとして、これからも関係性を育てていけるよう活動を続けていきたいと思っています。私が参加している Seto.rb などでもお会いできたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【経歴】2023年に大学新卒でソニックガーデンに入社。愛知県瀬戸市にて、親方のもとでプログラマとして修行中
【ソニックガーデンで働く面白さ】簡単な仕事がなく、毎日試行錯誤しながら成長できること