書籍「リモートチームでうまくいく」を全文公開します(2020年のアップデート付き)
株式会社ソニックガーデン(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:倉貫 義人、以下「当社」)は、リモートワークに取り組む際のノウハウをまとめた書籍『リモートチームでうまくいく』を、2020年3月末日までの期間限定で、無償公開いたします。
このたびの新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、リモートワーク(テレワーク)導入に向けて取り組み始めている企業・団体の皆さまの一助となればと考え、当社の代表が2015年に発刊した「リモートチームでうまくいく」を公開することにしました。
当社では、創業当時の2011年からリモートワークを導入し、約10年にわたる新しい働き方への取り組みを続け、今では本社オフィスを撤廃し、全社員リモートワークを実現するに至りました。その取り組みの中で得た知見や課題解決について一冊の本としてまとめたのが本書になります。
本書の中で紹介している一部のツールなど、少し古い情報になっている部分は「執筆当時から2020年へのアップデート」として後述します。導入時の注意点やノウハウなどは今も変わらず通用いたしますので、リモートワーク導入の際の参考にして頂き、より多くの皆さまの事業活動の支援となれば幸いです。
目次
第1章 リモートチームという古くて新しい働き方
第2章 リモートチームが実践している習慣と環境づくり
第3章 リモートチームの成功は企業文化にかかっている
第4章 リモートチームで変わるマネジメント
第5章 リモートチームで変わるワークスタイル
第6章 リモートチームで起きる課題を解決する
第7章 リモートチームに至るまでの道のり
全文公開「リモートチームでうまくいく」
全文無償公開は終了いたしました。
書籍『リモートチームでうまくいく』についてはこちらからご購入いただけます。
執筆当時から2020年へのアップデート
本書を執筆した2015年から5年の月日が流れており、いくつか情報の更新があります。こちらで補足します。
1.テレビ会議のツール
2015年当時の本書では様々なテレビ会議のツールを紹介していますが、最近は「Zoom」をメインで使うようになっています。品質の安定性、使いやすさ、APIでの連携などを考慮して選びました。
テレビ会議のノウハウも溜まったのでブログ記事として公開しています。
2.ソニックガーデンの人数
2015年当時のソニックガーデンの社員数は約20人ほどでした。東京にオフィスがあり、出社して働くメンバーと、地方で在宅勤務で働くメンバーが半々くらいでした。2020年の今は、42名になって、全国は18都道府県にまたがってメンバーが点在しています。
3.ソニックガーデンのオフィス
2015年当時のソニックガーデンには、東京の渋谷にオフィスを賃貸していました。刊行された2016年6月すぐのタイミングでオフィスを撤廃しました。今はオフィスのない会社で全社員リモートワークしています。
→ 社員が増えたので物理的なオフィスをやめました 〜 これからは「分散型ワークプレイス」へ
4.仮想オフィスの「Remotty」
2015年当時は「リモートチームプレイス」と呼称しており、実際のオフィスに出社を「物理出社」、Remottyへの出社を「論理出社」と分けていました。
東京の本社オフィスがなくなってしまってからは、Remottyに出社することを単に「出社」となりました。あわせてRemottyは「仮想オフィス」と呼ぶようになりました。
5.社長ラジオからYouTubeへ
2015年当時は、社長のメッセージを音声で配信する「社長ラジオ」という取り組みを毎日していると紹介しています。今は頻度が減って、たまに配信しています。
加えて今は、社内でYouTubeを配信するようになりました。社員をゲストに呼んで雑談したりする様子を、毎週金曜の昼休み時間に社内に生放送しています。
6.新入社員からリモートワーク
2015年当時は、オフィスがあったので新入社員は必ず数年は出社するという働き方を推奨していました。しかし、オフィスをなくしてしまったこともあり、翌年からの新入社員は最初からリモートワークをするようになりました。入社式もオンラインで実施しました。
しっかりとOJT担当をつけて、テレビ会議と仮想オフィスで密なコミュニケーションをとることで問題が起きることなく、育成することができました。
→ リモート入社式に見る「オンラインが先」の発想 〜 リモートワークを成功させるシンプルな法則
7.多くのメディアで注目されるように
2015年当時は、リモートワーク(テレワーク)自体が珍しいもので、取り組んでいる企業はほんの一握りでした。そのため注目度も高くありませんでした。しかし、2018年から2019年にかけて少しずつ潮目が変わり、多くのメディアで取り上げて頂けることが増えました。
特に「働き方改革」というキーワードと共に注目されて、日本テレビの「世界一受けたい授業」、NHKの「働くあなたに キクツボ!」の他にも多くの地上波のニュース番組で取り上げて頂きました。他にも多くのウェブのメディアでも取り上げて頂いています。
リモートワーク導入の参考情報・URL
- リモートワークとツール
- 物理オフィスがない完全リモートワークまでの10年間の道のり
- リモートワークをどう管理するのか? 〜 クリエイティブな仕事のマネジメント7つの観点
- リモートワークのデメリットは?に対する回答
- リモートワークは難しくない 〜 フリーアドレスの延長にあるフリーオフィスその先へ
- リモートワークの4つの失敗パターンと対処法
- 中学生でもわかるシステム開発と新しい働き方
皆さまへ
ぜひ多くの方に本書のノウハウを知って頂いて、世の中からリモートワーク(テレワーク)導入の障壁をなくして、社会全体の働き方を変える一助にしたいので広くシェアして頂けるとありがたいです。
また合わせて、読んだ感想などもシェアして頂けると、大変うれしく思いますのでよろしくお願いします。
ハッシュタグ「#リモートチームでうまくいく」 Tweet #リモートチームでうまくいく
アクティブ・ブック・ダイアローグ®読書会のススメ
本を読むのは苦手という方は、仲間で集まって読む読書会「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」がオススメです。(もちろんオンラインで開催できます)
アクティブ・ブック・ダイアローグ®は、「購入なし、事前準備なし」で、多くの方が同時に本を読み、対話する新しい読書会のカタチです。今回の無償公開のデータを使用することにより、本を裁断・分割することなく、読書会を開催していただくことができます。
解説記事 → 準備なし、宿題なし、購入なし、手ぶらでOKの読書会「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」
書籍のご案内
読みやすい紙の本や、手元のkindle端末で読みたい場合は、ぜひAmazon/楽天Booksなどでご購入ください。そうして頂けると、とてもありがたいです。
謝辞
本書の全文公開を許可してくださった出版元の日本実業出版社さんに感謝いたします。ありがとうございました。