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プログラミング修行に没頭できる、贅沢な「弟子」の時間【若手社員インタビュー】

「これ、いいコードではないよな……」

そう思いながらもプログラミングに励んでいた登川仁至(のぼりかわひとし)は、濃密なコードレビューを求めてソニックガーデンに転職し、愛知県瀬戸市の「親方」の元に弟子入りしました。

平日は業務でコードを書き、休日はハッカソンや技術書執筆に明け暮れるハードな日々を、「贅沢な時間」と表現する登川にインタビューし、プログラミングとの出会いから、現在の修行の日々まで話を聞いてきました。


目次
    登川(左端)と瀬戸のメンバーたち

    ベトナムを経て鹿児島で出会った、ソフトウェア開発の面白さ

    学生時代は文系だったんですよね?
    登川の顔登川
    そうなんです。地元の沖縄の大学の国際コミュニケーション学科にいて、国際貢献に興味がありました。ベトナムでインターンに行ったりしたのですが、環境問題の現場を見る中で難しさに直面して、無力感を覚えてしまって。

    それで別の世界も経験しようと思って、今度は鹿児島で農機具などのリユースを行う会社にインターンに行ったんです。そしたら「ITの部署で人が欲しい」という話になって手を挙げたのが、ソフトウェア開発との出会いでした。

    ノーコードツールを使って在庫管理システムや査定システムを作っていたんですけど、物理的なモノがあるので、農機具をコンテナに詰める力仕事があったり、管理のためのQRコードを貼りに行ったり、とにかく泥臭い現場でした(笑)

    そこで自分が作ったものが動くことの面白さに気づき、「Webアプリを作りたい」と思うようになったんです。

    それでプログラミングスクールに通って、IT系の企業でインターンをして、新卒ではその会社に入社しました。

    「いいコードではないよな」という引っかかり

    新卒で入社した会社では、どんな開発をしていたんですか?
    登川の顔登川
    創業間もないベンチャーで、初期のプロダクトを作る3名のプログラマのうちの1人でした。

    荒削りなりにガリガリとコードを書いて、ユーザーに届ける。プロダクトは順調に伸びていて、やりがいはすごくありました。

    ただ、心のどこかでずっと引っかかっていたんです。「これ、いいコードではないよな」って。

    リリースはしなきゃいけない。でも、機能を追加しようとすると、既存のコードがネックになってリファクタリングしなきゃいけない。自分の設計力の不足を感じて、今のままじゃダメなんだろうなと、ぼんやり感じながらも打つ手がない状態で。

    CTOがコードレビューもしてくれたんですが、離れたところにいる人で、これが僕にとっては結構難しかったんです。
    リモートでの成長に限界を感じていた?
    登川の顔登川
    そうですね。僕はもともと、ずっと野球をやっていたんです。

    野球って、コーチがすぐ横にいて、プレイした瞬間に「今の動きはこうだ」って直接フィードバックをもらえるじゃないですか。言葉だけじゃなく、非言語のニュアンスも含めて教わる環境で育ってきました。

    それに比べて、リモートでのコミュニケーションは、どうしても情報量が落ちます。Zoomで繋いだり、レビューコメントをもらったりしても、仕事をうまく進める方法や、タスクの切り方といった「プロの暗黙知」みたいなものが、いまいち掴みきれない。

    だから、「もっと濃密にレビューを受けられる環境に身を置きたい」と強く思うようになったんです。

    「親方が隣にいる」瀬戸への移住という決断

    そこでソニックガーデンに興味を持ったんですね。
    登川の顔登川
    きっかけは、プログラミングスクール時代の同期からの紹介でした。彼がソニックガーデンキャンプに参加していて、「同じ会社が、ソニックガーデンジムという若手向けのオンライントレーニングをやっているよ」と教えてくれたんです。

    僕は当時、PHPフレームワークのLaravelをメインに開発をしていたので、ソニックガーデンで扱うRuby on Railsは未経験だったんですが、「レビューを受けられるなら」と参加してみました。言語の壁はあったのですが、必死にジムの課題をこなしながらコードレビューを受ける中で手応えを感じて、その後改めて入社試験を受けて2024年7月に入社しました。
    入社と同時に、「親方」の住む愛知県瀬戸市に移住されましたね。
    登川の顔登川
    はい。引っ越すのは大変でしたし、沖縄を離れることに寂しさもありましたが、自分のプログラマとしての成長のためには、やはり移住して親方のいちろーさんと一緒に働ける今の環境が良かったと思っています。

    いちろーさんは本当に楽しそうにコードを書くんです。そういう親方の背中を見せてもらいながらコードレビューしてもらえるのは嬉しいですし、コードに限らず日々の仕事の進め方も教わっています。休日もプログラミングのイベントをやったり、とにかく濃い時間を過ごしています。

    そうそう、今度一緒に「技術書典」に出るんですよ。いちろーさんが過去に出した『コードレビューで学ぶ Ruby on Rails』の増補版を作っています。
    親方と一緒に本を書く!  それはすごい経験ですね。
    登川の顔登川
    あと、瀬戸には僕を含めて3人の弟子がいます。みんな全然キャラが違うんですが、プログラミングという共通言語があるから、話題に際限がないんです。ずっとコードの話をして盛り上がれる。

    一緒にハッカソンに出たり、技術書典に出たり、業務外でも技術に没頭しています。
    弟子同士で技術書典に出店
    登川の顔登川
    普通だったら「そんなにプログラムの話ばかりして楽しいの?」って言われるかもしれませんが、ここではそれが許容される。だいぶ特殊な集団だと思うのですが、瀬戸の雰囲気は自分には合っていると感じます。
    瀬戸にはNHKのドキュメンタリーの取材も入りましたね。
    登川の顔登川
    あれも貴重な経験でした。自分たちの日常が放映されることに戸惑いはありましたが、改めて徒弟制度が、こんなに注目される特別な場なのだなと感じました。あとは、放送を見た地元の家族が喜んでくれたのが嬉しかったですね。
    撮影機材に囲まれる登川

    ベテランの役割を引き継ぐ「おなか痛い」ほどのストレッチ

    今はどんな業務を担当しているんですか?
    登川の顔登川
    主に2つの「納品のない受託開発」の案件に関わっています。

    1つはいちろーさんが長年関わってきた案件で、もう1つは別のベテランプログラマと一緒に担当しています。

    今僕がやろうとしているのは、いちろーさんやベテランの「開発メンバーとしての役割」を引き継ぐ動きです。

    案件全体の「開発責任者」は別にいるのですが、いちろーさん達がこれまで「熟練の開発メンバー」として果たしてきた役割を、僕が回せるようになる、というチャレンジに取り組んでいます。いちろーさんがこれまでの稼働を「1」だとすると、今後「0.1」まで減らして、残りは僕がメインで回す、というイメージです。
    親方やベテランの引き継ぎを、しかも2案件同時にとは、大変そうですね。
    登川の顔登川
    正直、重たいです(笑)

    「おなか痛いなー」って思いながらやってます。

    ストレッチな状態で、自分がどこまで伸びるのか、あるいはちぎれてしまうのか……ギリギリのところを試されている感覚です。

    でも、過去に何回かトライしようとして、案件の状況的に難しかったことがあったので、「今こそ!」という気持ちが強いですね。

    今しかできない、贅沢な修行の時間

    かつての登川さんが求めていた、濃密な時間を過ごせているのですね。いま同じような悩みを抱えている若者に会ったら、どんな言葉をかけたいですか?
    登川の顔登川
    そうですね、「プロになりたい」「ずっとプログラミングを続けていきたい」と少しでも思うなら、ソニックガーデンの徒弟制度に挑戦してみるのはアリだと思います。

    僕は今20代後半ですが、プログラミング修行に明け暮れているこの時間は、人生の中ですごく貴重だと思うんです。将来的には、家族のこととか、あるいは自分の結婚とか、ライフステージが変わっていく時が来るかもしれない。

    そう考えると、自分の技術力のために、こんなに濃密に時間を使えて、親方にみっちり教えてもらえるのって、本当に今しかできないことなんですよね。

    時には弱音を吐きながら、それでも高い壁に挑んで、成長速度を上げられる。そんな贅沢な環境が、ソニックガーデンの徒弟制度だと感じています。

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