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【ソフトウェア職人たちの日常】書き初めから見えた!?~2015年も自由に、真面目に、ドヤ顔で!

【不定期連載:突撃!隣のソニックガーデン】
ママライター岡田による、ソニックガーデンの人や文化を探るためのインタビュー企画。この連載は、その時その時の熱い人、熱い話題、だけではなく、個人的に気になるアノ事ソノ事についてまで、楽しく聞き出してしまおうという企画です。

ソニックガーデン恒例の新春書き初め会に突撃取材!今年の抱負を、ソニックガーデンのメンバーはどのような言葉で表すのでしょうか?真面目な言葉から、不思議な言葉まで、様々な文字が並んだメンバーの書き初めをご紹介します。

新春恒例、書き初め会開催!

1月の雨の日。冬休みで暇を持て余している息子を連れ、渋谷のオフィスにお邪魔すると、硯(すずり)や筆が用意された書き初めスペースが出来ていました!

「書き初めやろう~!」との倉貫社長の声掛けで、2015年の書き初めが始まりました。

書き初め開始

華々しく始まったはずの新春書き初め会ですが、倉貫さんが完成させた書き初めと共に写真撮影を終えても、他のメンバーの方が誰も来ないんです。

筆を握っている写真の背景にも、記念撮影の背景にも、PCに向かったまま仕事をしているメンバーが映り込んでしまいました。皆さん、プログラムが好き過ぎるのか、習字が嫌いなのか、とにかくこんな雰囲気で大丈夫なのかしらと少し心配になりました。

このように、倉貫社長が声を上げ旗を振っているのに、社員の方の反応が薄いという少し切ない光景。ソニックガーデンではたびたび見かけますが、倉貫社長って、鋼の心臓をお持ちなんですね。

そんな倉貫社長に、書き初めに込めた想いを聞いてみました。

「応援」—倉貫 義人

「応援」---倉貫 義人

『2015年の個人的なテーマは「応援」です。私には成し遂げたいビジョンがあります。私と志を共にする社員の皆がいてくれてこそ、そのビジョンにチャレンジすることができています。

チャレンジには応援が必要です。今年は周りの皆さん、特に社員の皆のやりたいことを応援していこうと思っています。仲間にやりたいことが出来たとき、それを全力で応援してあげられるような会社、人間でありたいと思います』

倉貫さんから「応援」という言葉が出て来たのは少し意外でもありました。業界を変えていく変革者から発せられたのは、道を切り開くための指針でもなく、自分を鼓舞するための台詞でもなく、他者を想う気持ちでした。

そんな倉貫さんの考え方や人柄が、ソニックガーデンの在り方を形作っているのかもしれません。

ソニックガーデンに取材に来ていつも面白く感じることのひとつは、その「自由」さです。社長が書き初めを始めたのに誰も見ていなかったり、子連れで出勤してみたり、海外からリモート勤務してみたり、勤務時間にお昼寝をする選択肢もあったり、自由の形は様々です。

そして、その「自由」に今年は「応援」が加わりました。皆さんが今年、自由の中で何を生み出していくのか、注目していきたいと思います。


さて、徐々にメンバーの皆さんが書き初めスペースに集まり始めました。

集合

皆さん、仕事の区切りがつくまでパソコンの前を離れなかっただけなんですね。あちこちで笑いが起こりつつ、楽しそうに書き初めが始まり安心しました(笑)

では、メンバーの方の今年の抱負を、写真と共にじゃんじゃんご紹介します!

「感謝」—上田 幸哉

「感謝」---上田 幸哉

『自分が今あるのも、周りで支えてくれている家族や仲間、お客様のおかげ。環境に慣れてきたり、ちょっとできるようになったと思うときは、自信過剰に陥りがち。そういうことにならないためにも、常に感謝を怠らず謙虚でありたいと願うのです。

私の大好きな言葉に「ありがとう」というのがあります。そういう想いも込めて・・・皆様、ありがとうございます』

倉貫社長に続き、二番目に書き初めを完成させた上田さんです。昨年48歳にしてソニックガーデンにジョインした熱きチャレンジャーの手には「感謝」の二文字。いつも笑顔の上田さんらしいです!

「学ぶ」—田上 健太

「学ぶ」---田上 健太

『「学ぶ」にも色々ありますが、特に重視したいのが「過去に学ぶ」です。

去年の書き初めでは「前進」でしたが、前進してきたはいいものの、途中で学んだことを取りこぼしている気がしたので、ちゃんと過去を振り返りつつ取りこぼしの無いように学んでいきたいです』

上田さんに続いて書き初めスペースに登場したのは、同じく昨年入社された田上さんです。ピカピカの表情に、「学ぶ」という真面目な姿勢。新入社員の鏡です。

「注意」—前田 直樹

「注意」---前田 直樹

『「注意」と書きました。年末年始にかけてパソコンのクリーンインストールを実施したのですが、その際に消してはいけないファイルをうっかり消してしまって、復旧するために酷い目にあったことから来ています。

上記に限らず、昔から調子のいい時ほどミスしやすい傾向があるので、常日頃から注意深く物事を進めようという心構えを込めて書きました』

以前アイルランドからリモート勤務をしていた強者の前田さんです。うっかり具合に親近感を覚えました。弾ける笑顔と「注意」の文字のギャップが印象的です(笑)

「他」—松村 章弘

「他」---松村 章弘

『「他」と書きました。これまで、自分自身で仕事をして成果を出すことが中心だったのですが、今後は、周りの人(他人)をサポートする形であったり、教育していく形で成果を出さなければと思っています。

なので、「自」ではなく「他」を活かせるようになりたいということで「他」にしました。個人的に、他人に興味が持てない人間なので、他人に興味をもつところからスタートです』

ソニックガーデンのCTO松村さんです。解説を聞くまで「他」の意味が全く分かりませんでしたが、「他人」のことなんですね。他人に興味が持てない凄腕プログラマーが、他人と心を通わせる過程をいつか取材してみたいと思います(笑)

「庭」—遠藤 大介

「庭」---遠藤 大介

『僕は今年、ソニックガーデンを支えるインフラの仕組みを作ろうと思っています。そのコードネームをSonicGardenから一部もぎ取って「Garden」にしました。様々なアプリが花開くための庭、というイメージです。

ソニックガーデンとギルドの人達、「納品のない受託開発」をやろうとしているすべての人を支える土台を作りたいんです。それもあって今年は個人的にGardenの一年になると思い、そこから「庭」という字を選びました』

庭師を目指しているのかと誤解を招いた遠藤さんです。もしくはご自宅でのガーデニングに目覚めたのかとも思いましたが、全く違いました。遠藤さんの耕し次第で、ソニックガーデンが咲かせる花は大きくも小さくもなるのかもしれません!

「ドヤ」—西見 公宏

「ドヤ」---西見 公宏

『「ドヤ顔」するためには結果を出さなければなりません。技術的に尖らせてカンファレンスに引っ張りだこになるのも良し。ビジネスを成功させて気分良く焼き肉を食べるのも良し。いずれにしても結果を出すのが重要だと思っています。

とは言え、「結果」なんて書いてしまうと真面目過ぎてつまらないので、ちょっとひねって「ドヤ」にしました。今年もドヤ顔できるよう、精進します』

ドヤ顔がキマっている西見さんです。他のメンバーに半ば強制されたドヤ顔ですが、ノリノリでポージングして下さいました。年末の振り返りに、もう一度「ドヤ」顔を撮影しに来ます!

安達、野上

「柔」—安達 輝雄

『「柔」と書きました。これまでエンジニアとして仕事をしてきたけれど、もっと幅広く柔軟にいきたいなという想いを込めています。幅広く仕事ができるようになったので、今回のメインは柔軟の「柔」です。

あと、「柔」は、NEW(にゅう)とも読めるので、新しい自分を開拓していこうと思います。見た目はもう少し貧弱になりたいな』

リモートで参加されたソニックガーデンCIO安達さんです。「見た目は貧弱になりたいな」というセリフのインパクトが強すぎですが、「柔」という文字もだいぶ力強いですね。はたして「柔」に近づけるのでしょうか(笑)

「魚触」—野上 誠司

『「魚触」と書きました。サカナタッチというアプリを去年から作っていて、それを今年は公開して流行らせるぞーという意気込みを表現しました。まだ公開していないアプリなので微妙と言えば微妙ですが』

アフロでやんちゃなイメージの、岡山からリモート勤務の野上さんです。書き初めもコメントもやんちゃでした。いったいどんなアプリなのか想像がつきません…(笑)

「自己管理」—伊藤 淳一

「自己管理」---伊藤 淳一

『セルフマネジメントを直訳して「自己管理」と書きました。昨年の後半は自分的にかなり忙しく、「忙しさという猛獣」にずるずると引きずられるがままでした。

なので、今年はもうちょっとこの「猛獣」を飼い慣らして肉体的・精神的な余裕を保ちたいと思っています』

続いても兵庫からリモート勤務の伊藤さんです。メンバーからのリクエストに応え、瞬時にキメ顔!渋谷オフィスでは「角度もキマりすぎ!」と賞賛と爆笑が起きていましたよ。書き初めもキッチリとしていて、とっても伊藤さんらしいですね。

「ハレとケ」—藤原 士朗

「ハレとケ」---藤原 士朗

『お金を使う時は使う、やる時はおもいっきりやる、が今年の目標です。ケチからの脱却。ケチケチすると、無駄にお金と時間を使うことはありません。でも、大きな変化を生み出すことができないし、おもいっきり楽しんだり喜んだり、ということができません。

日常(ケ)はケチケチと、だけどハレの時は思いっきりやる。ただ予算がないとどうしてもケチケチしてしまうので、予算をしっかり決めて、事業の投資、人に対する投資、合宿や遊ぶための投資をする。

会社も4年目になり、皆のお陰である程度の余裕もできてきたので、ハレの機会をちゃんと実行できる、大人の男になりたいと思っています』
(「ハレとケ」・・・ハレ(晴れ)は儀礼や祭など「非日常」、ケ(褻)は「日常」)

最後は藤原副社長に締めて頂きましょう。

「ハレとケ」という言葉は、お金の使い方の指針なんですね。ソニックガーデンも4年目に入り、新しい変化を迎えるのでしょうか。書き初めで書いたからには、メンバーの皆さんからも期待が集まりますね!

おでんとシャンパンで新年会

書き初め会の後は、新年会の準備もされていたらしく、オフィスにはおでんのいい匂いが漂ってきました。「岡田さ~ん」と呼ばれ振り向くと、倉貫社長の手には何やら素敵なお酒が!

このシチュエーションで、「いただきまーす!」と答えた私は、インタビュアー失格でしょうか。真顔で「違う違う」と否定されました。どうやらそのシャンパンを注いでくれるわけではなく、栓を抜く瞬間の写真を撮るかどうか、気を利かせて声を掛けて下さっただけのようです。

しょうがないので撮らせて頂きました。

シャンパン

とっても美味しそうですね。ええ、とっても。本当に。

新年会

まだまだ全員の書き初めは終わっていませんが、倉貫社長の音頭で乾杯です。

自画自賛

こちらは、自分で自分を褒めるのが平気な倉貫社長と、自分で自分を肯定するのが得意な藤原副社長の、記念すべき一枚です。

経営者って、そういうハートが必要なんでしょうか。

書き初めから見る2015年のソニックガーデン

みんなの書き初め

張り出された皆さんの書き初めですが、文字だけでも自由で楽しそうな雰囲気が伝わりますよね!笑ってしまう言葉もあれば、私も取り入れてみようと思う抱負もありました。

一枚の紙ですが、それぞれの個性が滲み出ていて、ソニックガーデンには色んな人が、それぞれに想いを持って存在しているんだなと感じられました。2015年も、スピードは変わらず、個人個人が高い意識を持ち、自由に、楽しく、仕事に邁進していかれることと思います!

その姿に、その現場に、今年も突撃させて頂きますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

それから、シャンパンごちそうさまでした!(無事に呑むことができました~万歳!!)

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ライティング:岡田由美子
早稲田大学第一文学部在学中より、物書きを目指してひたすらに原稿用紙に文字を埋める日々を過ごす。卒業後、EC系のベンチャーで新規事業の開発に取り組む。現在は二児の育児の傍ら、インタビュー記事や、商品紹介のキャッチなど、また文字の世界へと戻る。
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