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ソニックガーデン流・プログラマーの働き方|仕事のこと、家族のこと、プログラミングのことを語った座談会 2017年12月20日


ソニックガーデン(以下、SG)は、ほとんどの社員がリモートワーク。時間と場所が自由という環境をいかし、みんなが自分らしい働き方をしています。

そんなSGの中でも、ある3人のプログラマーたちは個性的なライフスタイルを送っています。会社を経営していたり、趣味のために移住をしたりと、その働き方は社員同士でも気になるところ。この度、地方家族会(※)として富山に集まり座談会を行いました。

ソニックガーデン流・プログラマーの働き方について語り合います。
※社員の家族も一緒に参加する、ソニックガーデンの社内イベント。食事やアクティビティを通して、オフラインの交流を楽しみます。

もっと活躍したい、新しいことを始めたい、ライフスタイルを変えたい。ソニックガーデンへ入社した、それぞれの理由

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はじめに、みなさんの自己紹介からお願いします。

木原の顔木原
木原忠大(きはらただひろ)です。出身地である富山でずっと働いていて、大学生の子供が2人います。僕は2015年に入社したのですが、ソフトウエア開発の会社も経営しているので「論理社員」として働いています。

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「論理社員」とは、一般的な社員と違うのですか?

木原の顔木原
法的な雇用条件だけが異なる以外は、仕事の内容から働き方・報酬や社内システムへのアクセス権限など正規雇用とまったく変わらないという立場のことです。働き始めは社長が本業でSGは副業という感覚でしたが、社長業がマネジメント中心となったので、今ではSGが本業ですね
論理社員について詳しく

池上の顔池上
池上俊一といいます。僕も木原さんと同じ2015年入社です。子供たちと共働きの奥さんと、慌ただしい毎日を送っています。なので、今日もオンラインで参加です。

秋田の顔秋田
2016年の3月に入社しました、秋田明です。出身は東京ですが、昨年の秋に趣味のスノーボードに没頭したくて、奥さんと2人で長野へ移住しています。

木原の顔木原
前から移住は考えていたの?

秋田の顔秋田
いつかは都心を離れて生活したいなと思っていたんですよ。SGに入社して、リモートワークでどこででも働けるような環境になったので、タイミングを考えると今しかないと。冬は毎日スノボに行ってます。最高です。

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とはいえ、移住の準備が大変だったのでは?

秋田の顔秋田
やってみたら、そんなことなかったんですよ。7月頃から具体的な検討を始めて、引っ越しをしたのは10月です。会社を休んだのも1日でしたね。変わったのは、テレビ会議の背景だけかなぁ。

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みなさんは、どのようなきっかけでSGへ入社されたのですか。

秋田の顔秋田
SGのことは前から耳にしていて、できるプログラマーがたくさんいるという環境に憧れがありました。「プログラマを一生の仕事にする」というSGのビジョンにも共感していたし。また、伊藤さん(SGのプログラマー・伊藤 淳一さん)のブログも読んでいて、リモートで仕事ができる環境もいいなと思っていました。そんなとき、前職でマネジメントの立場を求められるようになって退職したんです。僕は、ずっとプログラミングをやっていたかったんですよね。ならば、SGへ行こうと。

池上の顔池上
伊藤さんのブログは面白くて、僕もよく読んでいました。伊藤さん主催のオンライン勉強会で、コードレビューをしてもらったこともあるんですよ。

木原の顔木原
その勉強会は、どうして参加しようと思ったの?

池上の顔池上
もともと、僕はゲーム開発をしていたんです。そこではコードレビューの文化がなくて、「コードレビューってどんな感じだろう?」と参加しました。そして偶然なんだけど、倉貫さんのブログにも辿りついて。ゲーム開発の参考に、アジャイル開発のことを調べていたんだよね。そのときSGを知ったのかな。伊藤さんがSGへ入社する経緯などもリアルタイムにブログで読みつつ、なんだか縁があるなとSGが気になっていました。木原さんは?

木原の顔木原
『「納品」をなくせばうまくいく』の出版イベントで、倉貫さんと知り合ったことがきっかけですね。SGで働きたいと思ったのは、楽しそうな仕事だと感じたし、僕自身が新しいことにチャレンジしたかったから。受託開発もいろんなスタイルがあるけれど、お客さんと直接向き合って同じ方向を見て仕事をする、そして感謝される仕事がいいなと。

秋田の顔秋田
僕もお客さんの顔が見えて、喜んでもらえる仕事がやりたかった。あとは「自分が作っているんだ」と、周りへ自信を持って伝えられるようなサービスに関わりたいという気持ちが、1番強かったかもしれません。

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木原さんと秋田さんは、面白いこと・やりたいことができそうという印象をSGから受けたんですね。

池上の顔池上
僕の場合は、子供が生まれたことがきっかけです。これまで自分が親になるというイメージがなかったから、漠然とした不安があって。時間的にも、子供とたくさん関わることができる生活をしたいと考えるようになったんですよ。

木原の顔木原
朝早く出て夜も遅く帰り、子供の寝顔しか見れないとなるとさみしいよね。それに、ちょっとした変化に気づいてあげられなかったらどうしよう・・・みたいなことも。

池上の顔池上
そんな気持ちを抱えたまま、コードレビューのあとも何度かオフィスの飲み会に顔を出してました。そのうちに、SGの働き方ってアリだなと感じ始めて。子供の成長に寄りそえる生き方ができそうだと思ったんですよね。それが入社の動機です。

仕事も同僚同士のコミュニケーションも、リモートワークにできないことはない

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SGに入社して、仕事のやり方はどのように変わりましたか。

秋田の顔秋田
ずっと自社サービスの開発をしていたので、SGの「顧問プログラマ」(お客さま企業にプログラマーが担当としてつき、直接コミュニケーションをとるスタイル)というやり方が、なおのこと新しかったんです。それに慣れるまでが一番大変でした。はじめのうちはサブの開発者として2案件ぐらい引き継いで、メイン担当者のやり方を参考に目で盗みながら身につけていきましたね。

池上の顔池上
僕もメイン開発者のサポートとしてミーティングに参加するところから始めて、だんだんと理解していきました。サブで入る案件がたくさんあったので、いろんな人のやり方を見ることができましたね。やっぱり話を聞くだけとかひとりで訓練するとかではなくて、現場へ出て自分が当事者になって慣れていくしかないです。

秋田の顔秋田
リモートワークでも、それができるんですよね。

池上の顔池上
プログラマーなので、作るものはGitHub経由で見ることができるし、お客さんとの定期ミーティングもリモート前提。今の仕事のやり方であれば、問題ありません。一般的な開発の現場は、ひとつのプロジェクトにたくさんの人が参加しているから。その規模で人間関係を調整するのは、もしかするとリモートでは難しいのかな。SGの案件は、基本お客さんとプログラマひとりだから。コミュニケーションがシンプルです。

木原の顔木原
僕は仕事のやり方がスマートになりましたね。それまで苦労して泥くさく作るということをしていたのですが、コードレビューでアドバイスを受けたり、みんなとコミュニケーションをするうちに、スマートに開発する方法をつかみました。リモートチームだから難しいってことはないんですよ。はじめのうちは「こんなこと聞いていいのかな」と少し遠慮が出てしまったけれど、「むしろ、聞くべきでしょう」という文化だから、SGは。

秋田の顔秋田
2週間に1回ぐらい、お昼の時間にオンラインで集まるランチMTGという場があるんです。仕事の状況や困っていることを話したり、雑談したりするから、人となりや近況も知っているしね。

木原の顔木原
池上さんが運動を始めたときは盛り上がってたね。

池上の顔池上
最近していないけどね(笑)

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では、お互いのことを紹介していただけますか。まずは木原さんと秋田さんからみた池上さんって、どんな方でしょう。

木原の顔木原
優しい、子煩悩なパパですね

秋田の顔秋田
池上さんはコアな部分のプログラミングが好きなんだろうなと思います。そして僕から見た木原さんは、すごく落ち着いている人。お客さんとのミーティングでも、慌てたところを見たことがないです。

池上の顔池上
木原さんは、ひょうひょうと楽しんで生きているように見えるね。そうでありながら、やっぱり社長業もしているし、ところどころ深いものがあって根はしっかりしている感じ。

木原の顔木原
ありがとう。僕からみた秋田さんは、ストイックな感じですね。筋が通っていて、自分が大切だと感じたことへまっすぐに接するという印象です。

池上の顔池上
そうだね。趣味のために移住しちゃうとか、思い切った行動ができるし。効率的と言っていいのかわからないけれど、自分の信念の中で必要のないことはすべて削ぎ落として生きている感じがしています。

仕事と生活と、好きなこと。どんな日々を過ごしている?

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木原さんは社長業、秋田さんは趣味、そして池上さんには子育てがあり、それぞれを仕事と両立する働き方をしています。毎日、どんなふうに過ごしていますか。

池上の顔池上
子供の保育園の送迎は、僕が担当しています。土日も子供と一緒に出かけるので、今はあまり自分のために使える時間がないね。日中は仕事ですが、その時間で興味のある分野の勉強をすることもある。仕事と興味、境目なく常にプログラミングと接しているからこそ、技術的な部分が構築されているんだろうなと自己分析していますね。

木原の顔木原
わかる。僕も、社長業とプログラマーをきっちり切り換えるという感覚はないです。とはいえ、時間を区切って仕事するようにはしていますね。いくらでも仕事ができてしまう環境なので。休みの日は、ゲームしたり読書したりかな。読書の中でプログラミングの勉強もできるし、富山のRuby好きの集まりに参加して、情報共有することもあります。

秋田の顔秋田
僕も意識して仕事以外の時間を作っていますね。木原さんと同じように、えんえんと仕事をしてしまうので。時間制限を設けたほうが、効率よく仕事もできますし。仕事以外のときは、自転車乗ったりテニスやランニングをしたり、平日の夕方から温泉に行ったりしています。まあ冬は、ほぼスノーボードをしていて空き時間に仕事しているという感じですが。

木原の顔木原
冬は仕事いれたくないって言ってるぐらいだものね。

作ったものを、誰かが喜んでくれる。プログラミングはうれしい仕事。

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では最後に、プログラマーとしてのキャリアやこれからのことについて教えてください。

池上の顔池上
特別にプログラマーとして叶えたい大きな夢というものはありませんが、自分の興味を掘り進んでいって、そこで得た技術でお客さんのために仕事ができたらいいですね。僕はプログラミングを通して、新しいことや考え方を知ることに快感を覚えているのかなと思います。プログラムが動く仕組みやきれいに作るための考え方を学び、試行錯誤するところに楽しさを感じていますね。自分の子供にも、その楽しさが分かってもらえたらいいな。

木原の顔木原
興味を持ってもらえるといいですね。

秋田の顔秋田
たまに子供たちの人気の職業として「プログラマー」が出てくるようになりましたよね。単純にうれしいなと思います。

木原の顔木原
僕は昔からゲームが好きで、プログラミングを学べる学校に入学したんです。そこで初めてソートのアルゴリズムを書いたときに、すごく感動したのを今でも覚えてる。作ったものが動く瞬間がとても面白いから、プログラマーの道に進もうかなと考えたんですよね。だからプログラマーとして、楽しくプログラミングできる人たちが増えたらうれしいなと思っています。モヤモヤしながら仕事している人たち、いっぱいいると思うので。壮大な話になってしまいましたが。

秋田の顔秋田
プログラミングってスポーツとも共通しますが、できないことがだんだんできるようになっていく、スキルがあがっていくのが楽しいところです。お客さんから「めっちゃ便利ですね」といい反応が返ってきたときもうれしい。また僕が趣味で開発したAtomのパッケージ(エディターのプラグイン)に、ときどき英語でフィードバックをもらうこともあります。世界中の人たちが使ってくれているんだなと実感します。

木原の顔木原
自分が作ったもので誰かに感謝されるのは、うれしいことだよね。僕もお客さんに感謝されたいし、自分の技術で生きていきたいと思っています。

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本日は、ありがとうございました。

(インタビュー/構成/執筆・マチコマキ)

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