株式会社SonicGarden(ソニックガーデン)
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仕事ばかりじゃダサい!部活動で挑戦を続ける「エンプラス」部が『年賀状本来の温かさ』にこだわる理由は? 2019年10月29日

ソニックガーデンの皆さんとお話していると、「仕事に時間をかけすぎることは評価されない。むしろ部活で遊んでいる人がカッコいい!」という、謎のカルチャーを頻繁に耳にします。
「部活」とはいったい何なのでしょう?今回は部活の中から、新卒2年目の高谷さんが率いる『エンプラス』部の皆さんに、お話を伺いました。

埼玉、愛媛、千葉からリモートで部活動

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最初に自己紹介をお願いします。

髙谷の顔髙谷
高谷(たかや)と申します。埼玉在住、ソニックガーデンの新卒2年目です。普段はプログラマとして『納品のない受託開発』と、『エンプラス』に限らず、社内の「部活動」に関わっています。

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『エンプラス』においては何をされていますか?

髙谷の顔髙谷
プロダクトオーナーとして、『エンプラス』がうまくいくように奮闘しています。開発のリソースが足りなければ開発に、マーケティングや運営のリソースが足りなければ自らやる、というように「何でもする」という役割だと認識しています。

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では続いて門田さん、お願いします。

門田の顔門田
門田(かどた)と申します。今年の2月に入社したばかりです。『エンプラス』の事業発表を聞いた後、実際に使ってみて感想などを伝えたところ、「一緒にやりませんか」と誘ってもらい、プログラマとして関わっています。

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入社されたばかりなんですね。

門田の顔門田
はい。元々東京で10年ほどプログラマの仕事をしていましたが、長女が小学校に上がるタイミングで地元の愛媛に帰ることにしたんです。そこでリモートで働ける会社を探したところ、ソニックガーデンを見つけて転職しました。

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では最後に八角さん、お願いします。

八角の顔八角
八角(ほすみ)と申します。千葉県在住です。入社したのは2019年の4月ですが、ソニックガーデンとは前職の時代から付き合いを始め、5年弱になります。ソニックガーデンはプログラマの会社なんですが、私はプログラマではないので、マーケティング、事業企画、お客様対応などをしています。

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八角さんも誘われて『エンプラス』の部活動に参加したんですか?

八角の顔八角
そうですね。髙谷さんとはソニックガーデン全体のマーケティングなどで関わることが多くて、誘ってもらいました。

参加は任意、売上目標は不問の部活動で、自社サービスを生み出す

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では一番の疑問、「部活とは何か?」教えてください!

髙谷の顔髙谷
ソニックガーデンの自社サービスを開発・運用していくための仕組みが部活です。他の企業でも、サッカー部や登山部など、会社が部費を負担して活動している部活動がありますよね。

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それと同じということですか?

髙谷の顔髙谷
はい。社員は時間とお金を自由に使い、自社サービスを育てています。あくまで部活なので参加は任意ですし、売上などの成果を要求されることもありません。

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あくまで楽しむためにやっている…?

髙谷の顔髙谷
そうですね。ソニックガーデンには基本的にプログラミングが好きなメンバーしかいないので、空いた時間に裁量をもって好きな開発ができるのは楽しいんです。

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部活はどのような流れで発足するんですか?

髙谷の顔髙谷
ソニックガーデンにはハッカソンというイベントがあります。社員が集まり、数日間プログラミングに没頭してひとつのサービスを創りあげるのですが、そこで開発したプロダクトに継続する価値があれば、部活として発足することになります。

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プログラマらしい遊びですね。

髙谷の顔髙谷
そうですね。実は僕らの『エンプラス』は、2010年のハッカソンでソニックガーデンの創業メンバーが開発したものなんです。開発してから10年目になろうとしています。

何人でもメッセージが書ける、デジタルの年賀状

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ではその『エンプラス』というサービスについて教えてください。

髙谷の顔髙谷
企業間で送る「年賀状・クリスマスカード・暑中お見舞い」などの手紙を、 Web上で作成して、送付まで一気にできるサービスです。デザインはテンプレートや、YouTube動画など様々で、担当社員からのメッセージを何人分でも掲載でき、受け取った方がコメントを送ることもできます。

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紙という物理的な年賀状を送るサービスではなく、デジタルのものを送付するということですか?

髙谷の顔髙谷
そうです。会社としての挨拶と、宛先の方と関わりのある社員からのメッセージをひとつの画面にまとめることができます。その画面のURLを宛先の方にメールで送り、クリックしてもらうとことで、相手の方にカードを見てもらえます。

<年賀状を貰った人は、自分宛てのメッセージが掲載された、このような画面を見ることができます>


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自分と付き合いのある人からの、個別のメッセージが掲載されているんですね!

髙谷の顔髙谷
そうです。『エンプラス』はデジタルなので、そのメッセージも好きなだけ長く書いてもらうことができます。

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確かに紙の年賀状だと、スペースが限られているので、一言くらいしか書けないですよね。しかも手書きだと、何枚も書いているうちに面倒になってしまいそうですが、PCから入力できるなら、丁寧に感謝の気持ちやご挨拶を表現できそう!

紙の年賀状の最大の手間は、個別メッセージを関係者全員に依頼し、回収すること

八角の顔八角
実はデジタルのメリットは他にも幾つかあって、一つ目は手間です。紙の年賀状を準備する場合、2、3ヶ月前から準備する必要があります。まず年賀状を印刷し、印刷が済んだら、社内の役職が高い人から順番にメッセージを書き込んでもらう…など手間のかかる作業をしている会社もあります。

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年賀状を担当する総務の方などは、物理的に年賀状を持ち歩いて、メッセージの書き込みをお願いして回っているのですか…?

八角の顔八角
総務の方が歩き回っているかはわかりませんが、一つの年賀状にまずは部長がコメントを書いて、部長が書き終わったら課長が書いて、課長が書き終わったら、取引先と直接付き合いのある担当社員が書く…というようなこともお客様から聞いたことがあります。

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なんて…面倒な…。それだと、途中で課長がボトルネックになってしまったら、いつまで経っても年賀状は完成せず、年末に慌てふためくことにもなりますよね。

八角の顔八角
そこが最も神経を消耗させる部分だというお客様もいらっしゃいました。忙しい別部署の上司に、何度も年賀状を書くよう催促するのは嫌な仕事ですよね。けれどその方がメッセージを書いてくれない限り、年賀状業務は先に進まないわけです。

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面倒くさい上に、神経を擦り減らす大変な業務だったんですね、年賀状って…。

年賀状業務が「感謝を伝える年始のご挨拶」という本来の目的を取り戻した

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エンプラスでは、どうやって上司や担当社員にメッセージを書いてもらうのですか?

八角の顔八角
最初に「メッセージを入力する社員の名前」と「メールアドレス」を入力するだけで、あとはメッセージ入力依頼のメールを一斉送信することができます。

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便利!!

八角の顔八角
便利なんです。そうすると、社員一人ひとりにURLが記載されたメール届くので、クリックしてもらうことで専用のメッセージ入力画面が開きます。

<社員ひとり毎に、自分専用のメッセージ入力画面が作られます>

八角の顔八角
社員はこの画面から、自分と関わりのあるお客様を選んで、個別にメッセージを入力することができます。役職が上の人が書き終わるのを待つ必要はなく、好きなときに入力すればいいんです。

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年賀状を抱えて社内を歩き回ってメッセージの書き込みをお願いしていた状態から考えると、「革命」と呼べる変化ですね(笑)こんなことを毎年毎年されているんですね。

八角の顔八角
そうですね。大きい会社では何千枚といった単位で年賀状を送付されるので、相当な苦労だと思います。

髙谷の顔髙谷
しかもミスは許されないので、神経と時間を使う作業です。『エンプラス』を利用してもらうことで、年賀状作成に費やしていた時間を大幅に削減でき、本来取り組むべき業務に集中できるようになって頂けたら、それが一番嬉しいです。

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そこが『エンプラス』の目指すところなのですね。

髙谷の顔髙谷
そうですね。あとは「今まで作業的にやっていた年賀状作成だったけれど、中身に注力して作成できるようになった」というお声もたくさん頂いています。

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「きちんとミスなく年賀状を出さなければ」という状態から、「お客様に一年の感謝をお伝えし、新しい年へのご挨拶をしよう」という年賀状の本来の目的に立ち返れたんですね。

「双方向コミュニケーション」で、デジタルであっても年賀状の温かさを失わせない

八角の顔八角
年賀状の本来の目的を失い、気持ちのこもらない形式だけの年賀状になり、最後には文化そのものが失われてしまうことを最も危惧しています。

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効率化を目指した結果、年賀状を出さなくなったとしたら、本末転倒ですよね。

八角の顔八角
他サービスにも、年賀状のデザインを作りメールに添付して送れるという機能はありますが、その場合、100人に送ったら100枚とも同じデザインで同じメッセージです。それはもはや「メルマガ」だと思うんです。

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確かに、その年賀状だと貰って嬉しくはないですよね。自分のために送られてきた年賀状というよりは、義務感からの広告に近い印象です。

八角の顔八角
はい。ですから『エンプラス』では、個別メッセージが入力でき、それを読んだお客様から返信のコメントが貰えるという双方向コミュニケーションをとても大事にしています。

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お客様はどのようにコメントを返せるのですか?

門田の顔門田
年賀状の個別メッセージの下に、返信コメントを入力する部分をご用意しています。

 

<届いた年賀状の最下部に、返信コメントを入力する欄があります>

八角の顔八角
「双方向コミュニケーション」は、年賀状の本質を実現するものであり、デジタルであることの2つ目のメリットです。

門田の顔門田
年賀状を受け取った方がコメントを入力すると、カードに返事として反映され、メッセージを入力した社員のメールアドレスにもお知らせが届きます。ちなみに年賀状の開封状況も確認できるんですよ。

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相手が年賀状を見てくれたかどうか確認できると言うことですか?

門田の顔門田
はい。もしかしたらメールが迷惑メールフォルダなどに紛れ込んでしまって見られていない可能性もあるので、開封状況を確認して個別にお知らせしてあげることができるんです。

『エンプラス』で年賀状を受け取った人が「いいな」と感じ、翌年利用してくれる

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実は最初に年賀状を送れるサービスだと聞いたときは、他にも類似した年賀状サービスは色々あるなと思ったのですが、細かく聞いてみると、その他のサービスは全く異なる機能ですね!

八角の顔八角
実はそうなんです。

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デザインは何種類あるんですか?

髙谷の顔髙谷
年賀状やクリスマスカードなど、用途向けに色々な種類がありますが、年賀状で言えば30種類はありますね。

髙谷の顔髙谷
このテンプレートからではなく、ご自身で準備したオリジナル画像をアップロードして使うこともできますし、動画をYouTubeにアップして、カード上部で流すこともできます。

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例えば「社長の挨拶動画」をYouTubeで非公開アップして、それをカード上で流すこともできるということですよね。すごく面白い!

髙谷の顔髙谷
一度ご利用頂いた会社は、大企業からベンチャー企業までほぼ毎年使って頂いています。

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これまであまりマーケティングはされていないですよね?

髙谷の顔髙谷
八角さんがメンバーに入るまでは、全くしていなかったですね。『エンプラス』の年賀状を受け取った人が「このサービスいいな」と感じて、次の年に使ってくれるという、口コミのみで広がっていったサービスです。

裁量を持って取り組めるのが、部活動の面白み

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部活として行っているからこそよかった部分、ありますか?

髙谷の顔髙谷
普段の業務では使えない技術領域に挑戦したり、自分たちで目標設定をして進める中で、金的な面でも営業的な面でも、かなり裁量を持って取り組めるので、その楽しみは部活ならではだと思います。

門田の顔門田
もし、できないことがあったとしても、できないなりのやり方をメンバーと一緒に考えていけるのが、部活ならではの柔軟性があり、良い部分ですね。

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本業が優先とのことなので、できないことも出てきますよね。

門田の顔門田
そうですね。本当ならもうちょっと力を入れたいので、ジレンマがあるところでもありますね。とはいえそういう状況も含めて、仲間と一緒にやっていけるのが素晴らしい環境だなと思っています。

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ちなみに部活なので、辞めたくなったら辞める自由があるということですか?

髙谷の顔髙谷
そうですね。そこはスッと辞めていく自由はありますね。

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ということは部活動にはやる気がある人だけが参加しているということですよね。そうなると、モチベーションがあるメンバーだけで活動しているから、チームとしての一体感があって楽しいでしょうね!

部活は、接点の少ないメンバーと密に関われる絶好の機会

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八角さんも、部活ならではの良さを何か感じていますか?

八角の顔八角
みんなリモートワークで働いているので、仕事で接点がある人としか喋る機会があまりないのですが、部活動をしているおかげで、高谷さんと門田さんと関わることができました。

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本業では関わりが薄い人と、密に関わる機会になっているんですね。

八角の顔八角
そうなんです。髙谷さんと門田さんとは部活を通じて距離が縮まりました。今では本業で困った時にも、二人には相談しやすいんです。そういう関係が築けるのが、部活の良さでもありますね。

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良いコミュニケーションの機会になっているのですね。

八角の顔八角
あとはノルマや目標がないからこそ、長い目でサービスの本質を追求できるのは、部活動ならではですね。

門田の顔門田
部活動は自社サービスの開発の場でもあるので、普通の企業だったら、予算をつけて成果を確認して、継続するか否か判断するタイミングがやってきますよね。でも本当は続けていくうちに価値が出てくるかもしれないものの成果を、事前に見定めるのは難しいはずです。

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確かにそうですね。

門田の顔門田
けれどソニックガーデンはそれを「部活」と呼び、みんなが好きなことをやっていて、結果的にそれが新規事業に繋がっていったりもします。うまく行くか分からないものを、色々試せる環境があるのは素晴らしいなと感じています。

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不思議な活動ですよね。会社として部活動には関与していないということですよね?

八角の顔八角
会社からの関与はないですね。高谷さんが、社長の倉貫と定期的に話す機会がある程度です。

年賀状業務を効率化し、注力すべき仕事に集中できたり、年賀状業務にやりがいを持てるようにしたい

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では今後『エンプラス』をどういうサービスにしていきたいですか?

髙谷の顔髙谷
ソニックガーデンは「無駄なこと、非効率的なことはどんどん削ぎ落としていく」という会社です。僕は新卒で入ったのがそういう会社だったので、それが常識だと思っていました。

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「効率的であること」が、どこの会社でも重視されていると思っていたのですね。

髙谷の顔髙谷
はい。けれど『エンプラス』を通して、年賀状業務で大変な苦労をされている方がたくさんいると知り、外に出るとそんな非効率的なことが行われているんだとちょっとカルチャーショックを受けました。

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私も今回年賀状業務の実情を知って、かなり驚きました。

髙谷の顔髙谷
お客様には他に注力したい仕事があったり、年賀状にもっと熱意を持って取り組みたいという気持ちもあったりするんです。けれど、「役職が上の人から順番に漏れなくメッセージを書いてもらい、ミスなく、期限までに投函する」という業務はあまりに大変すぎます。

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本当に大変な業務ですよね。

髙谷の顔髙谷
その業務を効率化することで、担当の方が他の注力すべき仕事に集中できたり、年賀状業務にやりがいを持って取り組めるようなサービスにしていくために、やれることは何でもやっていきたいと思います。

八角の顔八角
効率化しながらも、年賀状の持つ温かみを失わないサービスにしたいですね。

門田の顔門田
そういったビジョンを実現していくためにも、スピード感を持って開発を進めていこうと思います。

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ぜひ頑張ってください!今日はたくさんお話が聞けて楽しかったです。ありがとうございました!

年賀状の作成・送付をすべてオンラインで完結 「エンプラス」
https://www.yenplus.jp/


『エンプラス』チームの皆さんからは、「年賀状業務に苦労している人を救いたい」という気持ちをひしひしと感じました。「デジタル化して効率化する」という言葉だけ見ると、冷たい印象を持ちかねませんが、チームの皆さんが見ているのは「人の心」です。 だからこそ、『エンプラス』では、温かみを伝えられる年賀状であることを何よりも大切にいしているのだと感じました。

インタビューを通じて、参加自由の部活動でありながらも、皆さんが強い想いを持って『エンプラス』に携わっているのが分かりました。自由だからこそ、想いがなければ、参加はできないのかもしれません。

また、今回お話を聞いてみて、年賀状業務の煩雑さには大変驚きました。年末というただでも忙しい時期に、さらに年賀状業務が増えるわけですから、担当者のご苦労はいかほどかと推察します。

そのご苦労に寄り添うべく生まれた『エンプラス』、ぜひ試して頂ければと思いました!


ライティング:岡田由美子
早稲田大学第一文学部在学中より、物書きを目指してひたすらに原稿用紙に文字を埋める日々を過ごす。卒業後、EC系のベンチャーで新規事業の開発に取り組む。現在は二児の育児の傍ら、インタビュー記事や、商品紹介のキャッチなど、また文字の世界へと戻る。

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