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地元今治にUターン。ソニックガーデンだからこそできた、「自分に嘘をつかない生き方」とは?

就職を機に東京に出て、その後出身地である愛媛県今治市にUターンして働いている、中途採用で入社2年目の門田 啓吾さん。門田さんは学生時代からNGOに興味を持ち、ホームページの作成を請け負うなどの関わりを持ってきました。
今治への移住やNGOでの活動など、自由度の高い会社だからこそ実現できた生き方について、ソニックガーデン新卒入社1年目の須田が、門田さんと奥様に伺いました。


目次

    ITの力で、必要としている人の役に立てるようになりたい

    はじめに、自己紹介をお願いいたします。
    門田の顔門田
    門田啓吾です。ソニックガーデンに勤めて2年目になります。出身地の今治に、奥さんと3人の子供たちと一緒に暮らしています。

    ソニックガーデンでは現在、どんなお仕事をされていますか?
    門田の顔門田
    職業はプログラマーで、ソニックガーデンのメイン事業である「納品のない受託開発」に携わっています。お客様と相談しながら、開発をしています。
    プログラマーになりたいと思った理由はありますか?
    門田の顔門田
    学生時代に、NGOのホームページを作ったことがありました。システムというのは、世界のどこに行っても使えるし、現場で起きたことを解決するよりも、一歩離れた場所から物事を客観視する方が得意だと気付き、プログラマーという道を選びました。
    なるほど。前職で働いていた会社から、ソニックガーデンに転職されるきっかけは何でしたか?
    門田の顔門田
    学生時代からNGOでインターンなどをしたこともあり、ずっとITの力でNGOの役に立ちたいと思っていました。しかし、前職に勤めながらNGOに関われるイメージが湧かなかったんです。
    確かに、大抵の会社では社外の活動を認めていなかったり、時間がなくてなかなかできないかもしれませんね。
    門田の顔門田
    そうなんです。また、出世していくと管理する側に行かざるをえなくなっていくと思うのですが、僕はそっちにあまり興味がなく、開発する側を続けていたかった、というのも理由です。
    なるほど、ソニックガーデンでは「プログラマを一生の仕事にする」というビジョンがあるので、そういう方が比較的多いと私も感じます。門田さんの関わっていたNGOは、どのような活動をしていたのですか?
    門田の顔門田
    アフリカのモザンビークという内戦が続いていた国があるのですが、終戦後、市民の手に残された武器を回収して生活物資と交換する、という現地の人が始めた活動があったんですね。その活動を支援する形で、日本から自転車などの交換物資を送る活動をしていました。
    自転車ですか。それは、新しいものを寄付したのでしょうか?
    門田の顔門田
    いいえ、松山市では当時、放置自転車が非常に多く、引き取り手のないものは大量に廃棄されていたそうです。これらの一部を市から譲渡していただき、整備をした上で送っていました。
    それはすごい!2つの問題の解決に繋がる、素晴らしい取り組みですね。

    「いつ死ぬかわからない」から、ソニックガーデンのトライアウトにチャレンジ

    ソニックガーデンを知ったのはいつ頃ですか?
    門田の顔門田
    実は、入院中だったんです(笑)娘と公園で遊んでいるときに転んでしまい、大腿骨を骨折してしまったんです。その時、全身麻酔をして手術をしたのですが、麻酔との相性が悪くて呼吸困難になってしまったことがあって。
    ええ!それは大変でしたね。
    門田の顔門田
    その時に、「いつ死ぬかわからない、だからやれることはやってみよう」という心境になったんです。そこでネットでいろいろ調べてソニックガーデンを知り、倉貫さんの著書を読んだり、講演を見たりしていました。
    なるほど。具体的には、どんな面からソニックガーデンを知りましたか?
    門田の顔門田
    もともと、地元の今治に家族で戻りたいね、という話をしていたので、リモートワークに興味がありました。今治の求人も探していたのですが、あまりピンとくるものがなくて。ソニックガーデンのことを知っていくうちに、業務内容的にもとても共感でき、ここで働きたいなと感じるようになりました。
    リモートワークができる会社にチャレンジしようと思ったのですね。実際にトライアウトを受けてみていかがでしたか?

    (*トライアウトは、ソニックガーデンの採用の仕組です。オンラインでのトレーニングとテストを受けることができ、プログラミングに関する技術力と、仕事や仲間に対する姿勢や考え方の確認のためにあります。)


    門田の顔門田
    前職を続けたまま、トライアウトの課題をこなしていたので、結構大変でしたね。僕がトライアウトをやっていた期間は結構長い方で、2年くらいやっていたんです。
    2年はかなり長いですね。お仕事を続けながらだと時間がかかりそうですね。

    門田の顔門田
    はい、実は奥さんにも、「その会社、本当に入れるの?もし今更やっぱり合わないね、ってなったらどうするの?」と、心配されました(笑)ですが、トライアウトで勉強したことが無駄になることはないので、続けていました。
    確かに、通常転職活動をしていたとしてもそこまで時間がかかることはあまりないと思うので、ご家族としては心配な面もあるかもしれませんね。でも、それだけ時間をかけるから、入社後のミスマッチがほとんどない面もありますよね。
    門田の顔門田
    そうですね。トライアウトがあったから、お互いのことをより深く知ることができ、入社前後のギャップなく働けていると思います。

    家族と共に、自然を満喫できる今治での暮らし

    以前は横浜に住んでいたそうですが、地元である今治に移住してきていかがですか?
    門田の顔門田
    僕にとっては地元なので、安心して生活できます。奥さんも畑で野菜を育てたり、田舎での暮らしを満喫しています。
    すごく良さそうですね。奥様は、出身は兵庫だそうですが、今治に引っ越してきてどう感じましたか?
    奥様の顔奥様
    まず、近くの直売所で野菜もお魚もお肉も地元産のものが揃うので、食べ物がとてもおいしいです。旦那さんの実家も近いので、安心感もあります。また、コロナの事情を考慮しても、自然の中で子供たちを自由に走り回らせることができることもありがたいです。
    なるほど!都会にはないメリットをたくさん感じられそうですね。奥様は、畑で野菜を育てているそうですが、そういったことに興味を持ったきっかけはありますか?
    奥様の顔奥様
    小さい頃から、蛇や虫など、生き物に自然と触れ合う生活でした。ある時、中学校の職業体験で農家さんのところに行って、野菜を作るためにたくさんの農薬を使っていたことを知ったんです。そのころには森にも生き物がいなくなっていることに気づいて。このままでいいのだろうか、と考えるきっかけになりました。
    そこから、自分で作ろうと考えられたのですね。
    奥様の顔奥様
    そうですね。家族のために有機で野菜を作っている、というのももちろんありますが、育てた野菜はコミュニティと繋がりを持つためのアイテムにもなるんですよ。こちらにきたばかりの時は、挨拶をする程度でしたが、だんだん「今日は暑いね」とか「何を作ってるの」といった話をするようになって、野菜を交換するくらいに馴染めて嬉しいです。
    地元の方と交流があるのはいいことですね!そういったことも、移住しないと味わえない楽しみかもしれませんね。

    お客様への誠実さを持ちながら、自分に嘘をつかずに働ける

    ソニックガーデンに入ってから、印象に残っているエピソードはありますか?
    門田の顔門田
    ホテルの予約システムを開業日までに作ってほしいという依頼があったんです。ただ、既存のシステムがローカルにインストールして使うタイプのもので、インターネットに繋がっているシステムを作るのには時間がかかりそうでした。
    ソニックガーデンでは、基本的に現地に赴いたりせずウェブアプリの開発のみを行っていますものね。
    門田の顔門田
    はい、それなので、「その日程だと厳しいです」とお断りしたところ、後日「それでもやっぱりソニックガーデンさんにお願いしたい」ということで、開業後にシステムができた段階で入れ替えていく形で進めることになりました。もともと別の案件をやっていて、ソニックガーデンのやり方を気に入ってくださっていたそうで。
    それはすごいですね。いったんお断りしたのに、他社でなくソニックガーデンを選んでいただけたんですね。
    門田の顔門田
    そうです。売り上げを増やそうと考えたら、通常は人と時間を投入してでも引き受ける案件だった思います。でも、やっぱりソニックガーデンにお願いしたいと言っていただけた時は、「お客様にとって一番いい道を考えている」という思いが伝わったんだな、と感じられて嬉しかったです。
    すばらしいですね。社員やお客様のことを考え、「できません」と言える誠実さが、お客様にも伝わったのですね。
    門田の顔門田
    開発する側としても、楽しく一緒に仕事できるだろうなと思えるお客さんと仕事ができることが喜びです。無理して仕事を請け負うのではなく、割けるリソースを考慮して仕事をできる風土があると思います。
    その方が絶対いい仕事ができるでしょうし、双方にとっていいことですね。
    門田の顔門田
    自分の会社で請け負うよりもいい解決策を心置きなく提示できる「文化」がソニックガーデンにはあると感じます。なんでもかんでも開発するのではなく、まず目的があり、それを達成するためにどんな開発が必要かを考える。そういうプロセスが踏めるので、自分の心と行動が一致しているなと感じられます。

    「納品のない受託開発」と、「NGO」の共通点

    NGOとは今後どのように関わっていきたいですか?
    門田の顔門田
    今は月一ほどで、学生の頃に関わりのあったNGOの相談に乗っているのですが、少しずつできることを増やしていきたいですね。
    うんうん。ソニックガーデンにいて、自分の力をNGOの役に立てられそうだな、という道筋が見えてきたりしましたか?
    門田の顔門田
    そうですね。納品のない受託開発では、「こういうものを作る」という正解がない状態から、お客さんと相談しながら目的を実現するために必要な開発をしていきますよね。その工程が、実現したいビジョンがあるけれど、そこに行き着くまでの道筋は何通りもあって、明確な答えがないNGOのあり方と似ているな、と感じました。
    なるほど、どちらも「これが正解だ」ということがわからないけれど、「こんな世界になったらいいな」という大きな目的に向かって道を切り開いていくやり方ですね。
    門田の顔門田
    はい。NGOは、本当に必要とされる価値があることをやっているのに、その内容故にお金が集まってきづらい仕組みであると思うんですね。本来そこに価値があるのだとしたら、自然とそこにお金が集まってくるような仕組みであることが理想だと思うんです。そのための仕組みを作っていくことが、僕が追求したいことだと思っています。
    私自身も、本当に必要な人のところにお金が集まるような仕組みがある世の中に近づいたらいいなと思います。
    門田の顔門田
    すごく難しいことだとは思いますが、「納品のある受託開発」から「納品のない受託開発」への発想の大転換を、これからのNGOでの活動でも活かしたいですね。
    それが門田さんのライフワークなんですね!本日はありがとうございました。

    この記事の筆者:須田 愛吏
    ソニックガーデン2020年度の新卒社員。プログラミング未経験のため、プログラミングを勉強しながら広報関係の仕事を主に担当している。
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