MessageLeafミートアップ2012 Nov 〜10月10日に正式ローンチしました!〜
2012年10月10日、MessageLeafの正式版が、創業者である鈴木英介夫妻の9回目の結婚記念日を選んでローンチされました。この正式ローンチを記念して、テスターになってくださったブロガーのみなさんをお招きしたミートアップ・イベントが、10月17日、勉強カフェ青山店で開催されました。 今回は、よくある記念パーティとは一線を画した、ちょっと知的で大いに刺激的なこのイベントの様子をご紹介したいと思います。
ミートアップ、スタート!
予定の19時を少し回ったところで、ソニックガーデンCOOにして、MessageLeafの運営スタッフにも名を連ねる藤原さんが、司会役として登壇しました。ナビゲータぶりもすっかり板についた藤原さんからの紹介で登壇した、MessageLeafの代表を務める鈴木英介さん(以下、仲間うちでの呼び方にならって英介さんと呼びます)から開会のことばがありました。MessageLeafは、英介さんがちょうど1年ほど前に着想したアイデアをソニックガーデン社長の倉貫さんのところに持ち込んだところで本格的に動きだしました。そうして2度のピボット(方針転換)を経験するなどの紆余曲折を乗り越え、7月に会社を設立、晴れてこの日を迎えました(そのあたりの詳細はこちらのブログに詳しいです)。
英介さんは、そうした経緯を振り返った後、今回のイベントを企画した理由を、MessageLeafのテスターのみなさんと思いを分かち合いたいと思ったから、と明かしました。そして、参加者が数名だったらという不安もある中で、24名もの来場者を得られたことを、とても感慨深げに、そして少し誇らしげに喜んでいました。
MessageLeafの最新機能
続いて、MessageLeafでCTOを務める倉貫さんが登壇しました。倉貫さんは、英介さんから企画が持ち込まれた時、人目を憚ることなくブログにコメントを添えることができるようになれば、ブログの作者がモチベートされ、結果的にいいコンテンツを世の中に数多く創り出すことができると考えて、MessageLeafへの関与を深めていったそうです。その倉貫さんから、正式ローンチされたMessageLeafに追加された新機能の紹介がありました。
まずは、MessageLeafの設置に必要な申請処理が自動化。思い立ったが吉日、すぐに始められるようになりました。もう一つ、ブログ作者はFacebookアカウントのものと違う名前、プロフィール写真を使えるようになりました。つまり、ブログで使っているペンネームやアイコンが使えるようになったということです。また、法人での活用を意識して、複数の管理人による運用に対応するためのメンバー管理機能が追加されました。ゆくゆくは、こういった機能を洗練させ、法人向けの有料プランへと発展させていく計画だということです。
コンテンツマーケティングの力を再認識
このイベントを知的で刺激的なものにしたのが、その次に用意された「海外事例に学ぶコンテンツマーケティング」と題したミニプレゼンテーションでした。スピーカーはこの分野で注目を集めている株式会社イノーバ代表取締役社長の宗像淳さんです。わずか15分の時間枠の中で、コンテンツマーケティングを活用した海外の成功事例が4例も紹介され、参加者のみなさんはコンテンツマーケティングの有意性を再認識したようでした。プレゼンテーションの詳細は、宗像さんのブログをご覧いただくとして、ここでは宗像さんが指摘するコンテンツマーケティングの6つの効用をご紹介しましょう。
- コスト対効果が高い
- オピニオンリーダーになれる
- 顧客が見つけてくれる
- 顧客のニーズを理解できる
- 自社のファンを増やすことができる
- マーケティング効果を検証できる
「コンテンツマーケティングによって、中小企業はもちろん、個人でもビジネスチャンスを増やすことができる」という宗像さんの熱いメッセージは参加された皆さんを大いに刺激したようでした。
熱気あふれるワークショップ
しばしの歓談の後、再び藤原さんが登壇し、ワークショップタイムとなりました。参加者を「はじめまして」になるように4つのチームに分け、チーム毎に今のMessageLeafの「読者が作者に"想い"を伝えるブログツール」に代わる新たなコピーを考えようという企画です。初めは及び腰だった人も、すぐに集中しはじめ、「今、考えてるから…」「もうちょっとでいいの出そうだから…」、そんな声にならない声に押されるように何度も締め切りが延長されました。
そうして24名の参加者一人ひとりが大まじめにひねり出した全作品が、こちらです。
「ピョコーン あったか」「感謝の想いを伝えよう!」「伝える・伝わる・MessageLeaf」「ブログ作者へ感謝のメッセージを送れるツール」「あなたの一言伝わるツール MessageLeaf」「言の葉ダイレクトメッセージ」「『お話ししてみたかったんです』を実現する」「コトノハを託し、託され、つながろう」「返事200%!! MessageLeaf」「読者から届く恋文《ラブ・レター》」「真心を届けるハートフルアイテム」「さぁ!読んで思ったことを伝えちゃおう!」「あなたの本音を耳元でささやこう」「読者の本当の声はMessageLeafに集まる」「欲しかった一言がもらえるブログツールMessageLeaf」「小さな感謝を伝えるツール」「100の『いいね』より1つのブログレター」「ブロガーさんに言の葉の贈り物 そんなブログツール。」「『いいね』よりもっと伝えるブログツール」「コンテンツ作者へのファンレター」「気持ちを繋げる」「読者と作者の架け橋」「Leafは幹から産まれる~想いは広く深く~」「顔が見える 声が聞こえる 気持ちがつながる MessageLeaf」「メッセージが育てるのは『つながり』」「Meet your comments」「今は双葉のこのブログ あなたの声で花になります」「読者の顔が『見える』第3のメッセージチャネル」「あなたの声が聞きたくて」「読者とあなたの交換日記」「拡がりから『深化』へ」「想いを深めるMessageLeaf」「読者以上、作者未満」(順不同)
プロの作品とは比べられませんが、参加者(=MessageLeafを設置されているブロガーのみなさん)の熱い想いがひしひしと伝わってきます。それでも、一つだけ選ばなければなりません。4つのチームがそれぞれ代表を選んだ中から互選で選び出された作品は、ジーマインドの横井利和さんが考えてくださった 「100の『いいね』より1つのブログレター」 でした。 横井さんには、英介さんから感謝のメッセージとともにMessageLeafオリジナルTシャツがプレゼントされ、ワークショップは大盛況の中で幕を下ろしました。どれほど盛況だったかは、もう一つ企画されていたワークショップを断念せざるをえなくなったといえば、おわかりいただけるでしょう。
サプライズゲスト、そして閉会へ
再びの歓談タイム、ワークショップを通じて親密さを増した参加者の交流が大いに盛り上がる中、Amazon Web Serviceのエバンジェリストの玉川憲さんが駆けつけてくれました。玉川さんは英介さんの大学の後輩にあたり、英介さんと倉貫さんの仲を取り持った方です。MessageLeafにとっては、両親を結びつけたお仲人さんとでも言えばいいでしょうか。玉川さんは、米国本社から迎えた上司との大切な時間の寸暇を塗って、英介さんとMessageLeafに心からの祝意を届けてくれました。
予定終了時刻の21時を回ろうとするころ、MessageLeafの当日参加していた運営メンバー、英介さん、倉貫さん、藤原さん、安達さん、そして英介さんの奥様の5名が登壇しました。そして、英介さんからの、参加者に対する厚い謝意と、このイベントに参加したことが将来参加者の自慢になるようにMessageLeafを育てていきたいとの決意表明をもって、今回のミートアップは閉会となりました。
よくある懇親パーティとは異なる、ちょっと知的で刺激的な趣向を凝らした今回のミートアップは、確かに印象的でした。熱い余韻を残した会場には、名残を惜しむように多くの参加者が閉店ギリギリまで語らう姿が見られました。
レポート執筆:古田英一朗