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「歳を重ねても、プログラマとして働き続けたい」“悩めるプログラマ”だった男が伝えたいこと

「このままこの会社で管理職になるのか…」。

プログラマとしての今後のキャリアに悩んでいた中谷一郎(以下、いちろう)さん。

当時30代半ばを過ぎ、製薬会社の情報システム担当として、安定した地位を手に入れていたものの、このままでは「理想のプログラマ像」とはかけ離れた人生を歩むことになる…。

そこで、「別世界の話」だと思っていたソニックガーデンへの転職を決意します。
“悩めるプログラマ”だった中谷さんがソニックガーデンに入社するまでのストーリーをうかがいました。


目次

    ソニックガーデンは、違う世界の会社だと思っていた

    今日は、ソニックガーデンへの転職を考えている人に向けた取材になります。3年前に中途入社したいちろうさんに、転職の理由や入社までの流れ、実際働いてどう感じているか…などいろいろお聞きしたいと思います。
    中谷の顔中谷
    はい、なんでもお答えしますよ。ちなみに、去年も少し似たお話をしているのでよかったらそちらも読んでみてください。(※)

    「プログラマとして人生を歩むため、大企業からソニックガーデンへ。フルリモートのお父さんプログラマの喜びは?
    気になる方はぜひこちらもお読みください!

    さて、いきなり率直にお聞きしますが、ソニックガーデンへ転職してどうですか?
    中谷の顔中谷
    大正解でしたね。プログラマとしてどのような人生を歩んでいけばいいか、かつては悩んでいたこともありました。でも、今はソニックガーデンが掲げる「プログラマを一生の仕事に」という明確な道が見つかりましたし、実際にその道を歩んでいけているので、充実した日々を送っていますよ。
    それはすばらしいですね。転職したきっかけはなんだったのですか?
    中谷の顔中谷
    前職では製薬会社の情報システム担当として働いていました。新卒で入社して、38歳でソニックガーデンに入るまで、16年ほど勤めています。
    16年目となると、もうベテランですね。
    中谷の顔中谷
    はい、それがまさにさきほど言った「プログラマとしての悩み」になるのですが、一般的な企業だと年次を重ねていく先は管理職しかほぼ選択肢がないんですね。管理職になれば、現場から離れるのでプログラマとして働く時間も短くなっていきます。もともと、プログラミングが大好きでプログラマになったので、社内の新しい業務システムを作るといった仕事には、とてもやりがいは感じていました。
    でも、管理職になるとそうした仕事からどんどん離れていく。
    中谷の顔中谷
    そうなんです。他の管理職の人の仕事をじっと観察したりしていたのですが、やっぱり自分にはピンとこなかった。やりたくないな、という気持ちが強かったんです。一方で、待遇面での不安はありませんでしたし、会社自体に大きな不満があったわけでもない。子どももいたし、30代後半で転職と言ってもどこにいけばいいのか…。
    それは、悩みますね…。結局転職したところで、管理職になっちゃったら意味ないですし。
    中谷の顔中谷
    歳を重ねても、プログラマとして働ける会社である、というのは大事な条件でした。でも、そんな会社そうそうありませんし、私の住んでいる愛知県で探すのはもっと難しい。あの頃はどうしようかなーと、いつも将来のことを考えていました。ソニックガーデンのことは、転職を考えたときにはすでに代表の倉貫さんの本などを読んで知ってはいました。プログラマとしてずっと働ける会社だし、リモートワークも行っていると。
    条件としてはぴったりですよね。
    中谷の顔中谷
    でも、最初は応募しようとは思ってなかったんです。どこか、自分とは関係のない世界の会社だ、という意識がありました。「レベルも高いだろうし、一流のプログラマが集まっている会社だから」と、自分で勝手にハードルを上げてしまっていたんです。

    お互いを理解していくためのトライアウト

    それが、どういうきっかけでトライアウトの応募につながったんですか?
    中谷の顔中谷
    妻から「ソニックガーデン、受けてみたら?」と言われたんです。妻はプログラマではないので、この業界については詳しくないのですが、たぶん私がよくソニックガーデンの話をしていたから覚えていたんでしょうね(笑)。

    その一声がきっかけとなって、初めてソニックガーデンの採用に関するページ(一緒に働きたい方へ)にアクセスして、採用への思いや仕事の内容、働き方についてじっくり読みました。そうしたら、採用のページの最後にあるトライアウトへの申し込みボタンを気付いたら押していたんですよ(笑)。
    ええ! そんなことあるんですね。
    中谷の顔中谷
    「採用試験」とか、そういう書き方がされていたら応募しなかったかもしれませんが、ソニックガーデンでは「トライアウト」という言い方をしていて、じっくり時間をかけて中途採用を行うんです。そうした流れを理解できたので、「受けてみるか」という前向きな気持ちになりました。
    トライアウトの内容についても気になる人が多いかと思います。
    中谷の顔中谷
    はい、大前提としてトライアウトの内容は人によって違ってくることだけは認識していただいたうえで、私自身の経験談として受け止めていただければうれしいです。

    まず、トライアウトレベル1として、技術試験や作文に取り組みました。技術試験はクイズ的な感覚もあって、とても楽しく受けられたことは覚えています。作文は、主には自分がどういう考え方を持っているか、といった趣旨の質問が多かったです。
    その時点で珍しいですよね。作文をいっぱい書く、という。
    中谷の顔中谷
    びっくりしましたけど、それだけソニックガーデン側も応募した人のことを理解してくれようとしているんだな、というのは伝わりました。レベル1の後に、経営メンバーと面談を行って、次にレベル2としてまた技術試験と作文試験を受けました。

    この技術試験は少し難易度は上がるのですが、問題がこれまた面白くて、夢中になってコードを書きましたね。レビューをしてもらって、褒められたのはすごくうれしかったです。
    そして、また作文があるんですね。
    中谷の顔中谷
    はい。次はレベル1と違って、ソニックガーデンへの理解を深めるための作文が多かったですね。これが、なかなか時間がかかりました。前職の会社で働きながら、倉貫さんの本やブログを読み、通勤中の電車の中で書いたりして、少しずつ進めたのを覚えています。

    大変でしたけど、自分の考えを整理したり、ソニックガーデンのカルチャーへの理解を深めたり、今思えば重要な時間だったと思います。ここまでで1年近くかかっていたはずです。
    すごい。でも、それだけじっくり転職を検討する企業について調べたり、考えたりすること自体ないことですからね。その次は何をしたのですか?
    中谷の顔中谷
    次に、プレ勤務期間みたいな形で、ソニックガーデンが作ろうとしている自社サービスのプログラミングを手伝うことになりました。比較的新しい技術を使うことになったので、勉強しながらプログラミングを進めていきました。

    その間に、他のメンバーとコミュニケーションを取ったり、ソニックガーデンの仕事のスタイルに馴染んでいったりして、自分の中では「絶対にソニックガーデンで働きたい」と強く思うようになったんです。ソニックガーデン側からも、「そろそろ入社する?」といった話しが出てきたので、そのタイミングで転職の意思を前職の会社に伝えました。
    ソニックガーデン側も、いちろうさんをしっかり理解したうえで、一緒に働こうと声をかけたことがわかります。
    中谷の顔中谷
    そうですね。もうその時点では信頼関係はできていたので、転職するまでの引き継ぎの期間もしっかり取れるように、入社の時期を決めることもできました。普通は、採用する側の都合に合わせてタイミングが決められますけど、ソニックガーデンはそういうのがないので、前の会社にも迷惑をかけずに、しっかり引き継ぎができたのもよかったです。

    お客様とは1つのチームとなって事業成長に挑む

    でも、それだけ長い期間をかけての転職活動って正直大変じゃなかったですか?
    中谷の顔中谷
    トライアウト期間中はいっぱいイベントがあるんですよ。試験もそうですし、プログラミングのタスクとかリモート飲み会に誘っていただいて新しい交流があったり…。いい意味で、中の人、外の人の区別をしないんですよね。

    だから大変ではあったんですけど、とにかく夢中でいろいろ取り組んで、気付いたらソニックガーデンといい関係性が築けていて転職を決めた、という感じですね。
    入社後についてもお聞きしたいのですが、今は、顧問CTOとして納品のない受託開発に携わっていますね。どんな仕事をしているんですか?
    中谷の顔中谷
    今は、株式会社ユーフォリアさんの「ONE TAP SPORTS」というアスリートのコンディション管理システムや、マフォロバ株式会社さんのM&Aマッチングプラットフォーム「MAfolova」、特定非営利法人ADDSさんの発達障がいのある子どもと保護者を支援するシステムなど、4社ほどの組織の顧問CTOとして開発に携わっています。

    顧問CTOというのは、その企業の社外の技術開発責任者として事業に参画して、ソフトウェア開発を通じて事業成長を支援するのが役目です。ほぼ毎週お客様と打ち合わせをして、その時々の課題に対して、どう技術的に対応していくかを議論しています。ですので、一般的な受託開発のように、お客様に要件定義を作ってもらって、それをもとにプログラミングをするだけ、というビジネスモデルとは大きく違います。

    お客様とは、まさに1つのチームのような関係性を構築することになりますし、「納品する」ことが目的ではなく、お客様の課題を解決して事業を成長させていくことが目的になります。
    チームとなって、開発を行う。プログラマにとっても、理想の状態ではないでしょうか。
    中谷の顔中谷
    はい。私はプログラマとして、やはり使われないソフトウェアを作りたくないんです。誰かに喜んでもらえるからこそ、プログラマとしての価値が出てくる。その誰か、というのも重要で、決して目の前のお客様だけではありません。お客様のさらにその先にいるお客様、実際にソフトウェアに触れる人たちが喜ばないと意味がない。そうしたソフトウェアを作り続けていくことが、自分が目指すプログラマ像でもあります。
    ただプログラマとして働けるだけでなく、「自分にとっての理想のプログラマ」として働けることも重要ですよね。
    中谷の顔中谷
    そうなんです。一般的な受託開発系の会社だと、直接お客様、しかも意思決定者と話をしながら開発を行うことはとても難しいですからね。

    お客様との打ち合わせの様子。

    ソニックガーデンはプログラマとして成長し続けたい人の集まり

    「プログラマを一生の仕事に」と言い切れるほど、魅了される理由はなんなのでしょう?
    中谷の顔中谷
    自分ができることで、一番世の中にインパクトを与えられることが、プログラミングなんです。自分の書いたコードが、世界に出されて、いろいろな人が使って、その人の人生に影響を与えることができる。

    前職の会社にいるときに、業務とは関係ないプログラミング言語も個人的に勉強していたんですよ。プライベートでiOSのアプリケーションを開発して、大手のアプリ紹介サイトに載ったりもして、それがすごく楽しかったし刺激的だったんです。
    世界の誰かに影響を与えることができる。その感覚はなかなか味わえないですよね。
    中谷の顔中谷
    そうですね。こんなに楽しい仕事だったら一生続けていきたい。ソニックガーデンの他の人たちも、背景はいろいろとあると思いますけど、プログラミングに魅了されている点では同じだと思います。
    入社して3年経ちますが、あらためてソニックガーデンはどんな会社だと思いますか?
    中谷の顔中谷
    ソニックガーデンは突き抜けたプログラマの集まり、だと常々感じます。みんな、成長し続けたい意欲がとても高くて、常に技術の勉強を続けている人ばかり。だから、もともとレベルの高い人も、さらに高くなっていくんですよ(笑)。

    そんな人たちと一緒にハッカソンをしたり、勉強会をする機会があるので、技術面でもどんどん成長できるし、刺激もあって、プログラマにとっては本当にいい環境だと思います。
    一生プログラマであり続けられるし、一生成長もし続けられる会社。
    中谷の顔中谷
    はい。もちろん、成長に関してはセルフマネジメントも重要ですが、意欲があれば成長し続けられる環境はソニックガーデンには揃っています。
    さらに、いちろうさんはワークだけでなくライフも充実していますよね。
    中谷の顔中谷
    今は愛知県瀬戸市に住みながら、妻と3人の子どもとの生活も楽しめています。リモートですし、ソニックガーデンは細かい管理がないので、自由に働くことができます。その分自立した働き方やプロフェッショナルとしての仕事の成果は必要ですが、いいバランスで仕事と生活を両立できているかな、と思います。

    最近は、地元の古民家で子ども向けのプログラミング道場「CoderDojo瀬戸」を開いたりしているんです。こうした活動に時間が割きやすいのも、ソニックガーデンならではですね。
    たくさんお話いただいてありがとうございました!では最後に、ソニックガーデンへの転職を考えている人にメッセージをお願いします!
    中谷の顔中谷
    おそらく、この記事を最後まで読んでくれた方は、ソニックガーデンに強い興味を持っていて、なおかつプログラミングが好きな人かと思います。そんな人であれば、ソニックガーデンという選択肢は一考の価値があると思います。トライアウトは気軽に始められるので、まずは試してみてはいかがでしょうか?きっと刺激的で面白いと思います!
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