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メンバーが考える「いい開発者体験」って何?〜キーワードは成長、裁量、挑戦

「Developer eXperience AWARD 2023」受賞をきっかけに、ソニックガーデンにとっての「いい開発者体験とは何か?」を改めて考えてみました。メンバーが考える開発者体験とは何か、そしてソニックガーデンにはどのような「いい開発者体験を実現する環境」があるのでしょうか?


目次

    ソニックガーデンにある「いい開発者体験」って?

    「Developer eXperience AWARD 2023」で30位にランクイン!

    「開発者体験がいいイメージのある」企業をエンジニアが選出する、「Developer eXperience AWARD 2023」の30位にソニックガーデンがランクインしました。このアワードは、日本CTO協会が実施し、600名以上の開発者を対象に「開発者体験ブランド力」調査・集計を行なった結果をランキング化したものです。メンバー以外のエンジニアに、「いい開発者体験を提供する会社だ」というイメージを持っていただけていると知ることができ、「プログラマを、一生の仕事に」を掲げる私たちにとって、大変嬉しい受賞でした。

    ソニックガーデンにとっての「いい開発者体験」を改めて考えてみる

    さて、このアワードで使われている「開発者体験」という言葉。それぞれのプログラマによって、いい開発者体験が何かは違うと思いますが、ソニックガーデンのメンバーにとってのいい開発者体験とははたして何なのでしょうか? 今回の受賞をきっかけに、改めていい開発者体験について考えてみるために、メンバーにアンケートを取ってみることに。このアンケートの結果で上位3つに選ばれた項目を見てみると…。

    1.成長できる環境(回答率100%)
    2.経営者のプログラマへの理解(回答率100%)
    3.裁量と挑戦(回答率90%)
    (※アンケート方法:ソニックガーデンメンバー22名が複数項目の中から「ソニックガーデンにあると感じるいい開発者体験」を選択)

    こうした結果になりました。それぞれの項目について、メンバーのコメントと共に、具体的にどのような環境があるのかを見ていきましょう。

    1.成長できる環境

    「指南されるのが嬉しい」成長環境を代表するコードレビュー

    ソニックガーデンにあるいい開発者体験として、回答者全員が答えたのが「成長できる環境」でした。プログラマにとって、自身の技術を磨き、成長することがやりがいに繋がっていることがよくわかります。そして、成長できる環境としてコメントで最も多く出てきたのが「コードレビュー」でした。

    • 「コードレビューのなかで設計や実装についての議論がされてそこから知見が広がりより品質の高いコードを書くことができたとき」
    • 「コードレビューしてもらうと大体新しい発見がある」
    • 「コードレビューをworld(社内コミュニケーション用の掲示板)に飛ばしてくれる」

    ソニックガーデンでは、コードを第三者がレビューして、クオリティを高めていくコードレビューが根付いています。このコードレビューは、動くコードを書けているかどうかはもちろん、「無駄のない、きれいなコードになっているか」という観点も重視して、細かい指南がなされます。若手プログラマにとっては、ベテランプログラマから指南をされることで、自身の成長に繋がるため、時には細かく厳しい指南があったとしても「技術が磨かれるのでうれしい」と捉える人もいます。美しいコードを生むために、そしていい開発者体験を生むためにも、コードレビューは、ソニックガーデンにとって必要不可欠なのです。

    技術力の高いメンバーに囲まれ、勉強会やハッカソンも盛ん

    ソニックガーデンのプログラマは、コードを書くことが大好きで、ひたすら技術力を磨いている人ばかり。技術に関するセミナーへの登壇や技術に関するブログ、技術書の販売など、磨いてきた技術力を積極的に発信するメンバーもいます。 若手プログラマの多くは、こうした環境にいること自体が成長に繋がると感じています。社内コミュニケーション用の掲示板では、日常的に技術に関する相談や最新技術の情報共有がなされており、そのやり取りを見ているだけでもたくさんのことを学ぶことができます。

    • 開発中に詰まったことがあって掲示板に相談したとき、色んな人が協力的に知見を寄せ合い、ああでもないこうでもないと議論が盛り上がる光景がよくあって、こういうのいいよなーと思ってます。
    • 社内勉強会やハッカソンに業務として参加できること。教えてくれる人がバリバリの現役ベテランエンジニアなこと
    • 技術レベルの高い人たちがわんさかいて自分もそこに引っ張られるので成長しやすい環境だと思う
    • 社内ハッカソンイベントでみんなでワイワイ楽しんだこととかですかね

    コメントにもある通り、社内勉強会や社内ハッカソンも盛んに開催されています。こうした楽しみながら、技術を磨いていく文化があるのも「遊ぶように働く」をモットーとするソニックガーデンらしいところと言えます。
    (「遊ぶように働く」について詳しく知りたい人はこちらの記事もぜひご一読ください)

    2.経営者のプログラマへの理解

    「プログラマを一生の仕事に」を掲げる経営

    いい開発者体験に必要な項目として、「経営者のプログラマへの理解」も100%の回答率を獲得しました。ソニックガーデン代表の倉貫は、プログラマとしての経歴も持つ経営者で、経営方針としても「プログラミングで遊ぶ文化をつくる/プログラマを一生の仕事に」を掲げています。納品のない受託開発というビジネスモデル、全社員のリモートワーク化や管理ゼロの経営などは、プログラマが最大限の力を発揮し、そして長く活躍できるように考えられたものです。

    • 意味のない書類作りなど「仕事のための仕事」がないこと
    • 開発中はその時間に没頭できること、開発以外のことを脳のメモリから消しておいても安心できる状態であること

    コメントにもあるように、プログラマが活躍するための経営は、一人ひとりの働きやすさやパフォーマンスの発揮にも繋がっているようです。倉貫の経営の考え方は、ブログ書籍などで多く発信されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

    3.裁量と挑戦

    「納品のない受託開発」によって生まれる裁量と挑戦

    続いて、メンバーが選んだ項目として多かったのが「裁量と挑戦」でした。ソニックガーデンには、挑戦志向が強いメンバーが多くいることがわかります。 この「裁量と挑戦」を実現するうえで重要な要素となってくるのが、ソニックガーデンの軸ともなるビジネスモデル「納品のない受託開発(以下、n2jk)」です。n2jkとは、ソフトウェアを納品しておしまいという従来の受託開発の方法ではなく、納品をなくし、継続的にパートナーとして企画や開発などに携わっていく新しい受託開発の方法です。 このn2jkを行なうためには、ただコードを書くだけでなく、お客様の事業や方針を理解し、必要なソフトウェアや機能について提案するコンサルティングスキルも必要になってきます。お客様が用意した要件に沿ってコードを書くのとは全く違う働き方が、n2jkを行うプログラマには求められます。

    • ミーティングの中でお客様に「それ本当にいりますか?」と聞いていたこと。通常であればお金をもらう立場でかつやればお金になることなのでそんなこと聞かずに「どうやるか・どれくらいかかるか」の話しをするところ、こういうことが聞けるのは本当に開発者が適切な権限を持って安心して開発に集中できていることだと思う。
    • 人から言われたことをやるのではなく、自分でタスクや実装方針を考えて開発できること、本当に必要かどうかを検討して作ること

    コメントにもあるように、n2jkではまだ何を作るか決まっていない状態から、お客様の相談に乗り、ソフトウェアの設計や実装方針を決めていきます。こうしたn2jkだからこそ生まれるプログラマとしての裁量の高さが、メンバーにとってはいい開発者体験に繋がっているようです。

    n2jkは楽ではないけど、楽しい

    n2jkを経験していないプログラマからすると、「何も決まっていない状態から、お客様と話をして開発を進めていくのは大変じゃないか?」という意見も出てくるかと思います。実際、n2jkができるプログラマになるためには、技術力だけでなく、コンサルティングスキルやコミュニケーションスキルなど技術力以外にも様々なスキルが求められます。どれだけプログラマとして腕を磨いていても、n2jkがすんなりできるとは限らないのです。
    (このあたりの葛藤や、n2jkのプログラマとして成長していくエピソードをメンバーの遠藤が語った記事があるので、気になる方はぜひご覧ください)

    • ふわっとした状態の時から、信頼して相談しにきてもらえた
    • 主にn2jkにおいて、お客様のエンジニア(というかSGかな)に対する信頼の高さは、気持ちよく仕事ができる要因の一つだと思います。
    • お客さんと一緒にプロダクトについて考えれる。n2jkミーティングは大体楽しいんよ

    言われたことをやるのではなく、本当にお客様にとって必要な開発を考え、提供していくn2jk。簡単ではないですが、だからこそお客様と強い信頼関係を築き合い、まさにパートナーのような関係で仕事を進めることができます。そして、そうした関係性の中で、いいソフトウェアを作り、お客様の事業成長や組織の成長に貢献していくことが、プログラマにとっていい開発者体験に繋がっているのです。信頼してもらえたり、お客様と本質的な議論をするミーティングを楽しむ。こうしたプログラマとしてのやりがいは、ソニックガーデンならではかもしれませんね。

    あなたにとってのいい開発者体験は?

    以上、ソニックガーデンのメンバーにとってのいい開発者体験について、コメントとともにご紹介してきました。最後まで読んでいただいたみなさんも、ぜひ、自分にとってのいい開発者体験とは何か?をこの機会に考えてみてください。 そして、もしこの記事に書かれていることやソニックガーデンが発信していることと重なる部分が多ければ、ぜひカジュアル面談に応募してみてください!カジュアル面談では、事業や働き方についての説明、ざっくばらんに質問できる相談タイムなどを通してソニックガーデンについてより理解していただけます。

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