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プログラマとして母として、自分の進みたい道を歩むためにソニックガーデンを選んだ理由

「3人の子どもを育てながら、往復3時間の通勤。時短勤務でやりたい仕事もなかなかできず、年次を重ねて進む先は管理職しかなくなってきた…」。

現在、ソニックガーデンの業務ハッカーとして活躍する荻原倫子さんは、数年前にこんな悩みを抱えていました。

プログラマとして母として、我慢を強いられるなかで、あるブログとの出会いから人生が大きく変わり始めます。40代でソニックガーデンに入社した、お母さんプログラマの転職ストーリーに迫ります。


目次

    仕事と子育ての両立にもやもやするなかで出会ったブログ

    今日はソニックガーデンへの転職を考えている人に向けた取材になります。女性代表ということで、業務ハッカーや経理、総務として活躍する荻原さんに転職のきっかけやソニックガーデンでの働き方などを伺いたいと思います。
    荻原の顔荻原
    はい、よろしくお願いします。私は3人の子どもがいて、40代でソニックガーデンに転職をしました。少し珍しい経歴かもしれませんが、プログラマとして、そして母として生きていくうえで、こんな人もいるんだなということが伝わればうれしいです。
    お願いします。荻原さんは、2019年4月にソニックガーデンに入社されましたね。最初にずばり聞きますが、ソニックガーデンに入社してどう感じていますか?
    荻原の顔荻原
    もともと仕事は好きでしたけど、前よりも今のほうが楽しんでやれています。もう前みたいな仕事の仕方や生活には戻れないです。それぐらい、自分が楽しめる仕事に取り組めていますし、すごく柔軟な働き方もできています。本当に、大きな分岐点だったな、と思います。
    その分岐点について詳しく知りたいです。転職のきっかけは何だったのでしょうか?
    荻原の顔荻原
    前職は新卒入社した大手企業でSEとして勤務していました。3人の子どもがいるので、3回育児休暇を取りながら、ほぼずっと時短勤務が続いたんです。そうすると、どうしても自分のやりたい仕事に挑戦できないですし、大手企業だったのでプログラミングの仕事を外注して済ませてしまったり、プログラムを書いてものを作る仕事をしたいと思っていた私にはなかなか満足のいく仕事ができていませんでした。

    埼玉から東京まで通勤に1時間30分かかっていたり、子育てとの両立といった生活面でもかなり苦しかったですね。
    それは苦しいですね…。
    荻原の顔荻原
    年齢的にも管理職に進むぐらいしか道がなくなってきて、このまま今の仕事についていて自分は満足かな?思っていたときにたまたま倉貫さんのブログ(SocialChange)を見つけたんです。そのブログを読むと、ソニックガーデンという会社は、プログラマをすごく大事にしていることが伝わり、いい会社だなと興味が湧いてきました。
    とはいえ新卒入社して20年近く働いた会社から、いきなり転職しようとならないのでは、とも思います。
    荻原の顔荻原
    ソニックガーデンのwebサイトにある採用の情報(一緒に働きたい方へ)をじっくり読んでみると、「時間をかけてコミュニケーションを取りながら採用を行う」ということが書いてあったんです。
    だったら、途中で合わないと思えばやめればいいし、一般的な中途採用みたいに向こうのタイミングに合わせる必要もなさそうだったので、応募するだけしてみようかな…と。それで、トライアウトへの申込みを行いました。
    リモートワークができる点も大きかったのではないでしょうか。
    荻原の顔荻原
    それがリモートワークをしている会社だっていうのは、申し込んだ後に知ったんですよ(笑)。
    え、そうなんですか !?
    荻原の顔荻原
    そうした働き方うんぬんの前に、何よりもプログラマを大事にする会社という点に惹かれたんです。もちろんその後にリモートワークを行っていると知って、なおいい会社だと思いましたよ。

    イメージしていたプログラマたちの姿とズレがなかった

    トライアウトはどういった流れでしたか? 人それぞれ内容は違うようですが、荻原さんの場合どうだったのかな、と。
    荻原の顔荻原
    役員との面談、技術試験や倉貫さんの書籍を読んでの感想文などがありました。その当時は、JavaScriptを少し知ってる程度の技術力だったのですが、そんな私でもがんばれば解けるぐらいの難易度でした。読書感想文については、私もプログラマの価値や働き方についていろいろ思うことはあったので、そこまで苦ではなかったですね。

    土日や夜の時間を使うなどの大変さはありましたが、期限がなかったし興味のほうが上回っていたので、続けられました。
    面談ではどのような話をしたのですか?
    荻原の顔荻原
    面談というと堅いイメージもありますけど、私の場合は副社長の藤原さんとコミュニケーションを重ねていくという感じでした。話していくなかで、私が前職で業務改善の仕事をやっていたので、その経験を活かしてソニックガーデンの「業務ハッカー」として活躍できるかもね、といった話もしました。
    トライアウト中に、どんな形で仕事ができそうかも話していくんですね。
    荻原の顔荻原
    そうですね。だからこそ、トライアウトの内容は人それぞれなのだと思います。一言でプログラマと言ってもいろいろな背景を持った人がいます。それに、その時点での技術力も大事だとは思いますが、技術に向き合う姿勢とか、ソニックガーデンのビジョンをどれくらい理解しているか、といった点がとても重視されるように感じました。

    実際に私も、触ったことがないkintoneのカスタマイズをトライアウト中にやってみましょう、と言われて勉強しながら習得をしていきました。
    トライアウト中には、他の社員とのコミュニケーションはありましたか?
    荻原の顔荻原
    確か、トライアウトの3カ月目ぐらいに飲み会に誘われて、みなさんといろいろな話をしたことを覚えています。普通、そんなタイミングの人を誘うなんてないことだと思うんですけど、そうした垣根がない会社なんですよね。お土産に特製手ぬぐいとかお菓子とかもらったのを今でも覚えています(笑)。驚きでしたけど、みなさんとお話しできて、またぐっと魅了されましたね。
    手ぬぐい、いいですね(笑)。
    荻原の顔荻原
    あと、ソニックガーデンが使っているオンラインの仮想オフィスにもゲストログインさせてもらって、スレッド上でいろいろとやり取りさせてもらいました。kintoneのカスタマイズでわからないことがあって、正直にわからないことを伝えたら手とり足取り教えていただけました。それ以降もわからないことは質問して、いろいろと教わりました。
    トライアウトは、採用試験的な側面もありながら、ソニックガーデンを理解したり、あるいは荻原さんのことをみんなに理解してもらったりと、そうした期間でもあるのですね。
    荻原の顔荻原
    そうやってみなさんと触れ合うなかで、私が最初にソニックガーデンに抱いていた印象と全くズレがないことがわかりました。プログラマが主役の会社だし、みなさんプログラマとしてのプロフェッショナル意識も持っている。もし、そうした点で少しでもズレがあったら途中でトライアウトをやめていたと思います。
    お互いに納得いったタイミングで、入社という話になったのですか?
    荻原の顔荻原
    そうですね。藤原さんと話しながらソニックガーデンに入社することが決まったのが、確か2018年の11月ぐらいだったかと思います。翌年の3月末で前職の会社の期が変わるので、当時の上司に話してそのタイミングで転職することになりました。会社を辞めるまでは余裕があったので、引き継ぎなどで迷惑をかけることはなかったですね。
    そういう流れも独特ですよね。普通は「いついつまでに来てください」とか言われたりして、けっこうバタバタするものですが。
    荻原の顔荻原
    そういうのは全くなかったです。お互いしっかりコミュニケーションが取れるようになっていましたし、信頼関係が築けていたのが大きいのかな、と思います。トライアウトの最初から最後まで、どんな場面でも私が無理することはなかったです。

    プログラマの目的はコードを書くことではない

    入社後は、トライアウトで話していた通り業務ハッカーとして働いていますね。どういうことをしているのでしょう?
    荻原の顔荻原
    業務ハッカーとは、企業の業務の課題を聞き、必要に応じてkintoneのカスタマイズやアプリ開発などによって業務改善を行う仕事です。例えばふるさと納税代行業務をkintoneに置き換えたり、木材を扱う会社のデータ管理をkintoneで行えるようにする、といったことをしています。

    ポイントは課題の把握や整理から行っている点ですね。納品のない受託開発と同様、顧問的に業務改善に携わり、継続的に支援を行っていきます。
    ただkintoneを導入して終わり、ではないと。
    荻原の顔荻原
    kintoneは導入しただけでは意味がなくて、実際に業務で使われて初めてその価値を発揮します。ただ、実際は導入以降に使ってみて、業務とあっていない部分がどうしても出てくるんですね。そこを継続的に支援することで、微調整したり、新たな業務に合わせて機能を追加する必要があります。
    なるほど。
    荻原の顔荻原
    こうしてお客様の課題を解決していくことこそが、プログラマの本来の価値だと思うんです。コードを書くことがプログラマの目的ではない。しっかりと使われる機能やアプリを、お客様とのコミュニケーションを重ねながら開発していく。まだまだ成長が必要ではありますが、思い描いていたプログラマのあり方を実現できているのでとてもやりがいがあります。
    生活面も大きく変わりましたよね。お子さんも驚いたのでは?
    荻原の顔荻原
    子どもからしても仕事は外でするもの、という考えはあったでしょうから、最初は珍しがっていました。ただ、私自身にゆとりができたことで、子どもにもゆとりができたように思います。それまでは、保育所や学童に預けたりして、外にいる時間が長かったですけど、早く家に帰れるようになってゆっくりできる時間が増えたからだと思います。
    お子さんの生活も変わったんですね。
    荻原の顔荻原
    どっちがいいとか子どもには聞いていないですし、あくまで私の主観ではありますけどね。ただ、手料理のおかずが前よりも増えたり、手の込んだものを作れるようになったのは喜んでくれています。前は買い物する時間すらろくになかったんです。育児休業があけて仕事に復帰したとき、子どもに「最近のご飯手抜きじゃない?」と言われて、「バレるもんだな」と思いましたよ。
    子どもの観察力はすごいですからね(笑)。おかずの話はいい話です。日々においてはちょっとした変化かもしれませんが、長い視点においては大きな変化に感じます。
    荻原の顔荻原
    そうですね。だからこそ、最初に言ったようにもう前の働き方には戻れないです(笑)。

    自宅での仕事の様子。

    セルフマネジメント能力がソニックガーデンでは必要

    なるほど、ここで繋がってくるわけですね。入社してみて、ソニックガーデンという会社のカルチャーについてあらためてどう感じていますか?
    荻原の顔荻原
    個々人の好きなこと、どういうことをしていきたいかをすごく大事にしてくれる会社ですね。ふりかえりをすごく大事にしていて、YWTと言って、「やったこと、わかったこと、次にやること」という枠組みのなかで、それぞれの経験や考えたことを役員と頻繁に話すんです。どう成長していけるか、まで一緒に考えてくれるので、プログラマとして働くうえでは本当にいい環境だと思います。あと、男女の差があまりないのも感じますね。
    どういうことですか?
    荻原の顔荻原
    在宅勤務の方が多いので、当たり前のように子育てや家事をしている男性が多いんです。「洗濯物干してきます」ってスレッドに書き込みがあったりして(笑)。今はだいぶ慣れてきましたけど、最初はかなり新鮮でした。
    在宅勤務だと孤立感とかはないですか?
    荻原の顔荻原
    ないです。慣れるまでは、前までの環境と大きく変わったので多少のさみしさはありましたけど、仮想オフィスのスレッドで大量にコミュニケーションが行われているので、孤立感はなくなりました。
    洗濯物を干すのを書き込むぐらいですものね。
    荻原の顔荻原
    何か聞きたいことがあれば、zoomですぐ繋げられるのも大きいです。リモートだとちょっとした相談がしづらいという声もありますけど、ソニックガーデンはちょっとした相談でも気軽にできるカルチャーがあるので平気ですね。合宿やハッカソンなどのイベントもたくさんあって、本当に飽きないですよ。
    ありがとうございます。話を聞いているだけで、充実していることがすごく伝わりました。では最後に、ソニックガーデンへの転職を考えている人にメッセージをお願いします。
    荻原の顔荻原
    リモートワークなので、困っているときには自分から声をかけないと誰も気づきません。物理出社しているなら、雰囲気や態度でわかるかもしれませんが。だから、わからなかったりできないことはちゃんと発信できることが大事です。

    発信すると必ず助けてくれる人がいますので。できないことをそのままにしておくと仕事が進まず、結果的に成果が出せなくなります。そういう人はここで働くのは厳しいことはお伝えしておきます。柔軟な働き方などいい面はもちろんたくさんありますが、その分の自立というか、自分で仕事をコントロールできる人でないと難しいです。
    なるほど。
    荻原の顔荻原
    だから、毎日決まった時間、決まった場所に行かないと仕事がやりづらい、進まない、という人にはオススメしません(笑)。

    あとは、直接お客様と接することを好むプログラマであることも重要ですね。「プログラムを書く」ことを目的にしているのであれば、ソニックガーデンではなくてもいいと思います。そうではなく、お客様とコミュニケーションをしながら、問題の本質を見抜き、それをどう解決するか、を考えてものづくりを楽しめる人がフィットすると思います。

    そうした姿に共感できる人は、トライアウトへ参加してみてください。
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