専業主夫を経てソニックガーデンへ入社。地元沖縄でライフステージに合わせて柔軟に働く魅力とは?
就職を機に神奈川へ出た後、出身地である沖縄県にUターンして働いている、中途入社2年目の伊野波 盛磨(いのは もりきよ)さん。伊野波さんは10年以上システム開発の仕事に関わった後、30代で専業主夫としてご家庭をサポートする経験をされてきました。
現在のご家族との沖縄での暮らしや、数年間のブランク期間を経てソニックガーデンへ入社した経緯など、ライフステージに合わせた柔軟な働き方について伺いました。
目次
沖縄での暮らしとライフスタイル
⎯
はじめに自己紹介をお願いします。
伊野波
伊野波 盛磨(いのは もりきよ)です。ソニックガーデンへは2019年10月に中途入社しました。今は沖縄県中城村で、妻と2人の子どもたちと一緒に暮らしています。
⎯
地元である沖縄での暮らしはいかがですか?
伊野波
海に出るのはやっぱり気持ちがいいですね。最近はあまり行けてないですが、釣りが好きで。沖縄の海はサンゴ礁があるので、腰くらいの深さで沖の方まで歩いていけるんです。海に入らなくても、浜辺を歩きながらルアーを投げるだけでもリフレッシュになりますね。
あとは、リゾートホテルがたくさんあるので、オフシーズンや夏休みの終わり間際に宿泊したり、ビーチやプールを利用するのは現地ならではの楽しみ方かもしれないですね。手軽にリゾート感を味わえます。
あとは、リゾートホテルがたくさんあるので、オフシーズンや夏休みの終わり間際に宿泊したり、ビーチやプールを利用するのは現地ならではの楽しみ方かもしれないですね。手軽にリゾート感を味わえます。
⎯
素敵な暮らしをされていますね!お子さんがいらっしゃるとのことですが、普段はどのような働き方をされているのでしょうか?
伊野波
育児と仕事の両立は、最近やっとルーチン化が出来てきました。ざっくりとですが、朝8時には仕事を始めて、18時頃には仕事を切り上げるようにしています。子どもの世話は朝の8時までは妻が、18時からは私が夕食を作って…という感じで分担しています。
私は基本的に自宅で仕事をしているので、子どもが学校から帰ってきたら、ミーティングなどがなければ一緒におやつを食べながら仕事をしたりしてます。
私は基本的に自宅で仕事をしているので、子どもが学校から帰ってきたら、ミーティングなどがなければ一緒におやつを食べながら仕事をしたりしてます。
⎯
なるほど、お子さんとコミュニケーションをとりながら仕事ができるというのは、リモートワークならではですね。
伊野波
そうですね。あとは働き方でいうと、私はお昼休みを少し長めに1時間半とっています。昼食の準備や軽く家事を済ませることもありますが、20分程度「お昼寝をする」のを大切にしてます。
⎯
お昼寝、いいですね!ソニックガーデンの他のメンバーも、日中に時間を調整していろいろ活動している印象がありますね。
伊野波
私の場合はお昼寝ですが、ジムに行って運動したり、子どもの学校や地域の活動に顔を出したり、ちょっとコーヒー休憩したり…というのは社内でもよく見かけますね。
もちろん仕事で成果を出すことは前提ですが、その上で一日の勤務時間をどう使うかは個人の裁量に任されているので、みんな仕事や家庭の状況をうまく調整しながら働いていると思います。
もちろん仕事で成果を出すことは前提ですが、その上で一日の勤務時間をどう使うかは個人の裁量に任されているので、みんな仕事や家庭の状況をうまく調整しながら働いていると思います。
⎯
お子さんが熱を出してしまって今日は病院に…などの突発的な調整が必要なときも、サポートしあっている場面をよく見かけますね。
伊野波
私に限らず、家庭には「フェーズ」があると思うんです。例えばお子さんがいる家庭であれば、小さい頃はお迎えのために夕方には仕事を切り上げたり、子どもの成長に合わせて親のスケジュールも変化していく。
そういったフェーズに合わせて、自分の仕事やスケジュールを柔軟に変化させながら働き続けられるのは、ソニックガーデンで働く上での大きな魅力だと思います。
そういったフェーズに合わせて、自分の仕事やスケジュールを柔軟に変化させながら働き続けられるのは、ソニックガーデンで働く上での大きな魅力だと思います。
Uターン後に自分のやりたい仕事を探す難しさ
⎯
伊野波さんはソニックガーデンへの入社前はどのようなお仕事をされていたんですか?
伊野波
大学を卒業後、就職のため神奈川へ引っ越してSIerとして働いていました。主にお客さまが社内で利用する業務系システムの開発に関わっていました。
⎯
転職を考えたきっかけはありますか?
伊野波
SIerとして働き続ける中で、キャリアパスとロールモデルへ違和感を感じるようになってきたんです。私はプログラミングが好きだったのですが、SIerとしてキャリアを積むとプロダクトを見る仕事から、管理職の仕事、いわゆる人を見る仕事が中心になっていくんですね。
また、システム開発では誰でも一定の品質で仕事ができるようにルールやマニュアルを決め、属人性をなくしていくことがあります。もちろん業務が特定の人に依存しないメリットもある反面、「この仕事、私じゃなくてもいいんじゃない?」とモチベーションを保つことが難しくなっていきました。
また、システム開発では誰でも一定の品質で仕事ができるようにルールやマニュアルを決め、属人性をなくしていくことがあります。もちろん業務が特定の人に依存しないメリットもある反面、「この仕事、私じゃなくてもいいんじゃない?」とモチベーションを保つことが難しくなっていきました。
⎯
経験を積むほど自分のやりたい仕事から離れていってしまう感覚があったんですね。
伊野波
「プログラミングがしたい」という気持ちはずっと持っていましたし、地元の沖縄へ戻りたいなという気持ちもありました。なので、Uターンをして沖縄支社のある会社や派遣会社など何社か転職を経験しましたが、ときめく仕事に出会うのはなかなか難しかったですね。
⎯
どういったところで、難しさを感じたんでしょうか?
伊野波
地元だとそもそも仕事自体が少ないので、選択肢が限られてしまうことですね。私も仕事を探すために沖縄県内の郊外から都心部である那覇の近辺へ引っ越しましたし、育児との両立を考えた働き方ができる環境となると、ますます選択肢が少なくなっていく難しさは感じました。
ブランクを経てのソニックガーデン入社
⎯
ソニックガーデンのことはどういったきっかけで知ったのでしょうか?
伊野波
いろいろな家庭の事情が重なったこともあり、以前勤めていた会社を退職してしばらく専業主夫として家族のサポートをしていた時期がありました。それが少し落ち着いたので、育児との両立のために時短勤務か在宅勤務ができる会社を探しはじめたんです。
その条件で情報収集をする中で、リモートワークができる会社としてソニックガーデンのことを知りました。
その条件で情報収集をする中で、リモートワークができる会社としてソニックガーデンのことを知りました。
⎯
なるほど。その後、ソニックガーデンのトライアウト*に応募されたんですね。
*トライアウトは、ソニックガーデンの採用の仕組みです。オンラインでのテストを受けることができ、プログラミングに関する技術力と、仕事や仲間に対する姿勢や考え方の確認のためにあります。
伊野波
はい。ソニックガーデンを知ったきっかけはリモートワークでしたが、私にとってはトライアウトという仕組みを通して「ここはずっとプログラミングができる会社だ」と感じられたことが一番の魅力でした。
⎯
「プログラミングがしたい」とおっしゃってましたものね。
伊野波
お客さまへ良いものを届けたい思いと、プログラマとして力を発揮できることのどちらも尊重している。さらに、それをビジネスモデルにまで落とし込もうとしている姿勢に共感したんです。
⎯
なるほど。トライアウトを受けて印象的だったことはありますか?
伊野波
最初はソニックガーデンは技術重視な会社かと思っていたんです。でも、トライアウトが進むにつれて、どちらかというと人間性を見ているんだなと感じるようになりました。
⎯
どういった部分からそう感じたんでしょうか?
伊野波
うーん、言葉にするのが難しいですけど…。たとえば、トライアウトを取り組んでいる時点で、「技術的にこれが出来ないからダメ」みたいなことは意外と少ないんです。それよりも、一緒に仕事をする、さらにその先を見ているような印象を受けました。
⎯
「一緒に仕事をする、さらにその先」ですか。
伊野波
「本当にプログラミングがしたいのか」「ずっと自分自身をアップデートし続けられるか」「相手を尊重して仕事ができるか」。そういった仕事に対する姿勢や考え方を時間をかけて慎重に見ているように感じたんです。そこが他の会社の採用とは、大きく違うポイントだと思います。
⎯
トライアウトという仕組み自体、独特のものですものね。
伊野波
そうですね。でも、トライアウトにじっくり取り組む中で、会社のカルチャーが自分と合うかに対する不安はクリアになっていきましたし、入社後もうまくやっていけそうだなという安心感はありました。
納品のない受託開発を通した気付き
⎯
実際に入社されてからは顧問プログラマとして納品のない受託開発に関わっていると思いますが、前職までとの違いはありますか?
伊野波
お客さまとの距離感の近さやチーム感の強さを感じますね。
通常の受託開発ではお客さまと開発側の責任分界点を明確に分けていることが多いので、仕様はお客さまが決めるものでした。途中で仕様を変更するには大きなコストがかかりますから、お客さまも最初にできるだけ先を見通した要件定義を作ろうとします。でも、それが現実には難しい。
通常の受託開発ではお客さまと開発側の責任分界点を明確に分けていることが多いので、仕様はお客さまが決めるものでした。途中で仕様を変更するには大きなコストがかかりますから、お客さまも最初にできるだけ先を見通した要件定義を作ろうとします。でも、それが現実には難しい。
⎯
市場環境も社内の状況も、常に変化していますものね。
伊野波
納品のない受託開発は「作って納品する」ビジネスモデルではなく、月額定額で顧問プログラマがお客さまと伴走しながら「事業の成長を目指す」開発スタイルです。
最初に仕様を決めきるのではなく、外部環境の変化やユーザからのフィードバックをもとに、継続的にお客さまと一緒に考えながら開発をします。
だからこそ、お客さまも開発側も良いものを作ることに集中して、一緒に問題に取り組むチームになっていけるのだと思います。
最初に仕様を決めきるのではなく、外部環境の変化やユーザからのフィードバックをもとに、継続的にお客さまと一緒に考えながら開発をします。
だからこそ、お客さまも開発側も良いものを作ることに集中して、一緒に問題に取り組むチームになっていけるのだと思います。
⎯
ソニックガーデンで働く中での面白さや難しさはありますか?
伊野波
仕事の面白い部分は、自分の仕事を自分(たち)で改善していくことですね。常に改善をし続けていくので、やることが尽きないです。
逆に難しさを感じる部分は、自分で判断していくことですね。ソニックガーデンは個人の裁量が大きいし、誰かに許可をもらう進め方ではないんです。特に納品のない受託開発では、お客さまと一緒に正解を探していく開発の進め方です。プログラマとしては理想的な仕事だと思いつつ、いざやろうとするとやっぱり難しいと感じることは多いです。
逆に難しさを感じる部分は、自分で判断していくことですね。ソニックガーデンは個人の裁量が大きいし、誰かに許可をもらう進め方ではないんです。特に納品のない受託開発では、お客さまと一緒に正解を探していく開発の進め方です。プログラマとしては理想的な仕事だと思いつつ、いざやろうとするとやっぱり難しいと感じることは多いです。
⎯
判断をするには、それだけお客さまのプロダクトのことを知って、考えないとできないですよね。
伊野波
そうなんです。そのために、自ら積極的に情報をキャッチアップしてアップデートし続ける必要がありますね。お客さまとチームとして一緒に問題に取り組んでいくには、相手を尊重できることも前提として必要だと感じます。
⎯
なるほど。今後やっていきたいことや抱負はありますか?
伊野波
仕事では、クラウドインフラの仕組みづくりに関わっていきたいと思っています。この先もずっとプログラムしていたいですね。プライベートでは、2人の娘が無事に成長してくれれば、それが一番良いかな。
⎯
素敵ですね。本日はどうもありがとうございました!