【連載】ソニックガーデンストーリー 10年分のふりかえり

納品のない受託開発、フルリモート勤務、管理しない組織など、“斬新なビジネスモデル”や“先進的な働き方”を実践する会社として度々注目を集めるソニックガーデン。この会社を見ていると、「どう未来予測をしているのか」といった素朴な疑問も湧いてきます。しかし、代表の倉貫義人は「予測をして逆算した経営はしていない。“今、その場にいる人”を大切にしてきただけなんです」と言い切ります。
そんなソニックガーデンの10年の歩みを、ライターの長瀬光弘が十数人のメンバーへの取材をもとにまとめたのが「ソニックガーデンストーリー」です。このストーリーには、一人ひとりが体験してきた、迷い、つまずき、喜びなど“泥臭いエピソード”がたくさん詰まっています。臭いものに蓋をした成功物語でもなければ、破天荒な経営ストーリーでもありません。だからこそ、みなさんの日常にも参考になるエピソードがきっとあるはずです。ソニックガーデンの10年を追体験しながら、“あなたのストーリー”をより豊かにするヒントを見つけてみてください。
【第1章】社内ベンチャー化を決意した“サラリーマンの壁”
- 1-1 青天の霹靂
- 1-2 3つの変化
- 1-3 2%
- 1-4 メールのリマインド
- 1-5 2回目の“悪夢”と社内ベンチャー
【第2章】人生のスピードを上げなければ…」大企業からの独立起業を決意した2011年
- 2-1 人に仕事を合わせていく
- 2-2 納品のない受託開発のプロトタイプ
- 2-3 なぜ、チームなのか?
- 2-4 2011年3月11日
- 2-5 そして、株式会社ソニックガーデンへ
【第3章】起業1年目なのに苦労話がない? 地に足をつけた挑戦とケチ文化
- 3-1 今、できることをやる
- 3-2 資金とケチ文化
- 3-3 SKIPの全盛期と納品のない受託開発の
チャレンジ - 3-4 「Social Change」と兵庫のプログラマ
【第4章】明暗を分けた2つの“雇用”から学んだ「価値観の共有」の大切さ
- 4-1 必死
- 4-2 7人目
- 4-3 すごい経歴の派遣プログラマ
- 4-4 最初で最後の
【第5章】リモートワークのはじまりは、1人の“海外で働きたい”という宣言から
- 5-1 宣言大会
- 5-2 リモートワークの実験
- 5-3 タイミング
- 5-4 「最初からいいと思っていた」
【第6章】「納品のない受託開発は、属人的でオペレーションのない“サービス”」つまずきから気づく自分たちの本質と多様
- 6-1 ソニックガーデンギルド
- 6-2 岡山県のプログラマたち
- 6-3 ゴーカート合宿
- 6-4 ギルドが生んだ繋がり
【第7章】私たちは、寿司屋の大将? サービス業としての「納品のない受託開発」で活躍するための試行錯誤
- 7-1 やればやるほど、うまくいかない
- 7-2 オープンにふりかえりをする
- 7-3 無駄なモノを作ってしまう
- 7-4 「開発のこと考えずに話すよ」
【第8章】遊ぶように働くカルチャーの育み方とそれぞれの“プログラミングの楽しさ”
- 8-1 遊び?から始まったRemotty
- 8-2 遊びの達人
- 8-3 プログラミングは楽しい
- 8-4 「開発のこと考えずに話すよ」
【第9章】凄腕開発者集団の中に入ってきた、新卒社員と非プログラマ
- 9-1 新人育成の課題感
- 9-2 「開発会社 間がない」
- 9-3 ぎっさんと呼んでください
- 9-4 スキマ相談室
【第10章】実験を重ねて固められてきた、自分たちの足場
- 10-1 アカデミーとファーム
- 10-2 採用の形
- 10-3 断る、ということ
- 10-4 フルリモート
【第11章】組織における守りの大切さを学んだ、ある事件。
- 11-1 珍しい電話
- 11-2 対応
- 11-3 攻めるための守り
- 11-4 向き合い続ける
【第12章】経営者の想像を越え、会社の枠が広がった「業務ハック」の誕生
- 12-1 タスクをばらす
- 12-2 業務ハック
- 12-3 業務ハック勉強会
- 12-4 枠が広がる
【第13章】「経営とはプログラマが働きやすい“プラットフォーム”をつくること」〜多様化する組織に合わせた変化
- 13-1 観察
- 13-2 プラットフォーム
- 13-3 自分たちの役割は
- 13-4 社会も社内も変わっていく
【第14章】10年の歩みを振り返りながら考える「会社とは、仕事とは、ソニックガーデンとは」
- 14-1 目的地は決めないでやってきた
- 14-2 ソニックガーデンは「人」の会社
- 14-3 希望となる存在であるために