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「自分の手でものを作る実感が欲しい」ソニックガーデンだから実現できたプログラマとしての生き方

以前は大手企業に勤務していた、中途採用で入社2年目の近藤靖彰(こんどうやすあき)さん。プログラマとしての在り方に悩み、アジャイル開発の道を模索する中、とある講演イベントでソニックガーデン代表・倉貫との運命的な出会いを果たします。

「自分の手で作りたい。お客さんとコミュニケーションしながら新しいものを作りたい」という一心でソニックガーデンへの転職を選んで1年半。今はプログラマとして理想的な環境で開発に取り組むことができているそうです。

入社に至った経緯、ソニックガーデンの仕事で感じる面白さ、プログラマとしてどう仕事をしていくかなどについて伺いました。


目次

    いい仕事を、楽しんでしたい

    近藤さんがソニックガーデンへ転職したのはいつ頃になりますか?
    近藤の顔近藤
    2020年の7月です。
    じゃあコロナ禍に入社されたんですね。多くの企業の働く環境が激変した頃です。このタイミングでフルリモートという働き方になったのはメリットの大きい選択だったのでは?
    近藤の顔近藤
    実際に入社を決意したのはもうちょっと前なので、コロナ禍は偶然ですが、確かにちょうど良いタイミングでしたね。

    僕にとってリモートワークの大きなメリットは、通勤電車に乗らなくてよくなったことです。実はすごくお腹が痛くなりやすい体質なので、以前は苦労してたんです(笑)。
    お腹が痛くなりやすいと、満員電車に長時間乗るのはすごく不安ですね。
    近藤の顔近藤
    割と深刻だったので、それがなくなったことでかなりストレスが減りましたね。

    あと、残業もあまりしていないので、家族と接する時間が長くなりました。家でリモートワークをしていると一緒に食事ができるんですよね。家族と過ごす時間が増えたのは本当によかった。
    確かに、自宅でリモートワークしていると自然と家族のそばにいられるようになります。一方で仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまってしんどいというのもよく聞く話ですが…。
    近藤の顔近藤
    そもそも勤務時間中でさえ「これは仕事なのか、趣味なのか」がわからなくなるときがあって(笑)。

    小学生の頃からコンピューターをいじって遊んでいたので、プライベートな時間の中でも「これはプログラムでどう解決できるかな?」という疑問が出てきてしまうんです。そうやって調べ出すと止まらないし、調べたものが仕事に使えたりするケースもすごく多いので、元々境目がないという…。
    ポジティブな意味で仕事とプライベートの境目が曖昧なんですね(笑)。
    近藤の顔近藤
    そうですね。趣味で魚釣りをするんですが、釣りって待つのが仕事なんですよ。時間帯や季節、仕掛け・道具などを、状況に合わせて知識を総動員して対策しなくちゃならない。

    そういう試行錯誤自体はすごい楽しいんですが、本当はITの力を使ってうまく情報を集めてやれたらいいなぁ…と、いつの間にか仕事方面に思考が繋がっちゃう(笑)。
    好きなことを仕事にしてるんですね。
    近藤の顔近藤
    そうなるのかな。「いい仕事がしたいな、楽しんで仕事したいな」といつも思っているのは確かですね。

    「やってみないとわからない」が面白い

    では、そんな近藤さんの現在のお仕事内容を教えてください。
    近藤の顔近藤
    「納品のない受託開発」の顧問プログラマとして仕事をしています。あとは自社で開発している仮想オフィスツール「Remotty」の開発に入社した時から継続して携わっています。

    あともうひとつ、Googleのfirebaseというプラットフォームを使った開発もしているので、firebaseを社内で安全に運用していくための「firebase委員会」という活動も並行して取り組んでいます。
    充実してますね。今のお仕事について面白いところはどこでしょう?
    近藤の顔近藤
    面白いと思っている部分とつらいと思う部分が一緒なんですけど、やってみないとわからないところですね。

    僕は基本的に一定のリズムで作業をちゃんとやり切る、ルーチンワークみたいな仕事が苦手なんです。代わりに、先がわからなくて、次に何をするかもまだ決まってないような仕事だと楽しくできる。

    プログラムとかITの技術は日々変化していくし、お客様のビジネス環境の変化に応じて柔軟に開発していく必要もあります。そこを毎回リアルタイムに考えて対応していくのが面白いと思っています。

    掘ってみないと何があるかわからないような状況や、「これからどうやっていこうかな」と都度考えながらやるお仕事にやりがいを感じるんですね。
    近藤の顔近藤
    そうですね。すごく充実しています。
    それは素晴らしいですね。ソニックガーデンの選考はお互いを深く理解するために、トライアウト*という仕組みを使って十分な時間をかけて行われます。その過程でかなり打ち解けますし、あまり入社前後のイメージのズレはないかもしれませんが、思った通りの環境でしたか?

    *トライアウトは、ソニックガーデンの採用の仕組みです。オンラインでのテストを受けることができ、プログラミングに関する技術力と、仕事や仲間に対する姿勢や考え方の確認のためにあります。

    近藤の顔近藤
    そうですね、カルチャーショックみたいなものも全然なかったですし、ネガティブなギャップは全くなかったです。

    あ、でもふりかえりの多さは新鮮でした。一緒に仕事をしているメンバー間でもやるし、プロジェクト単位でもやるし、個人でもやる。打ち合わせの終わりにもやる。
    ここまで細かくふりかえる会社も珍しいと。
    近藤の顔近藤
    アジャイル開発について書いてある本を読むとふりかえりをすることがセオリーとして書いてあることがほとんどです。なので、前職でもふりかえりはやってはいたんですけど、ソニックガーデンはもう至る所で細かくやるんです。

    それは会社の文化にしないとできないレベルだろうなと思ってびっくりしました。
    良い意味での驚きでしたか?
    近藤の顔近藤
    そうですね、早めに改善点を考えることが身についていくので、今やっている仕事の完成度を少しでも高めていこうと自然に考えられるようになりました。

    自分の手で作りたいという気持ちから、アジャイルの世界へ

    ソニックガーデンへの転職を考えたきっかけはなんだったんでしょう?
    近藤の顔近藤
    前職は大手企業のSIerとして働いていて、ウォーターフォール開発をしていました。

    開発の進め方にどうしても違和感があって、当時流行り出したアジャイル開発の勉強を始めたんです。その一環としてソニックガーデンの社長である倉貫さんの講演を聴いたのがきっかけです。
    前職では自分のやりたい開発とのズレが出てきてしまったんですね。
    近藤の顔近藤
    そうですね、大手企業だとプロジェクト自体も大きいので、自分が影響できる部分が少ないんです。

    調整ごとが多いので、周囲を説得したりお金の話をすることが仕事の大部分を占めちゃってて。私はそういった調整の仕事よりも、実際にプログラムを組んで自分の手で作りたかったんです。
    そんな思いの中、倉貫さんのお話を聞いて、トライアウトに飛び込んだと。
    近藤の顔近藤
    そうです。トライアウト中も、もっとソニックガーデンのことが知りたくて、倉貫さんが登場するイベントを調べて会いに行ったんですよ。
    情熱的。どんなお話をされたんですか?
    近藤の顔近藤
    「会社では、技術面の課題を共有してもいまいち理解してもらえず、ビジネス面での貢献ばかりを求められてしまう」という現状を話して、「もっと技術に関わっていきたいので、思わずトライアウトのボタン押しちゃいました」と(笑)。

    倉貫さんには「理解してもらえないとやる気無くなっちゃうよね」って言ってもらえました。「どうなるかわかんないけど、普通に挑んでくれたらいいから」とも。
    優しい(笑)。
    近藤の顔近藤
    優しいのか、突き放されたのか(笑)。

    その後もトライアウトの中で倉貫さんとは月に1回くらい面談があったんですが、最初に出会った講演でのお話にとても感銘を受けたので、そのご本人と入社前から1対1で話せる機会をすごく楽しみにしてました。
    トライアウトは緊張する方が多いと聞くんですが、近藤さんは楽しんでいる感じがしますね。
    近藤の顔近藤
    そうですね、変人だって言われますけど…。

    子どもの頃から、ものを作ることに興味があった

    「実際にプログラムを組んで自分の手で作りたかった」とおっしゃいました。いつ頃からもの作りやプログラムに興味を持たれていたんですか?
    近藤の顔近藤
    小学生の頃から好きだったんです、コンピューターが。ちょうどインターネットの学習が始まった中学生の頃にパソコンを買ってもらいました。

    あんまりゲームはやらないくせにゲームを作りたい欲があって、高校1年生の時に面談で「ゲームプログラマになりたい」と言ったんです。そうしたら先生に大学は情報工学専攻がいいと勧められて、受験しました。
    なるほど、かなり早い段階から開発方面に向かっていたんですね。
    近藤の顔近藤
    そうなりますね。

    最初はゲームを作ってたんですけど、もっと世の中に影響できる範囲を広げたいと思って、そこでSEと呼ばれる仕事を知りました。いろんな企業の人たちと話して、事業のお手伝いができるなら面白いんじゃないかと。
    誰かが求めていることを「どうしたらプログラムで実現できるのか」を考えながら実際に作る、という道ですね。
    近藤の顔近藤
    大学の頃から、授業で習ったプログラムを使って、友達に簡単なシステムを作ってあげたりとかしてました。学生時代から、今の仕事のもととなるようなことを自然とやってたんだと思います。

    それは今のソニックガーデンの仕事にしっかりつながっている。
    近藤の顔近藤
    そうですね。プログラムも書きたいし、お客さんとコミュニケーションしながら新しいものを作りたい。それは今も変わらずそう思っています。
    自分の方向性をビシッと決めて大きく舵を切る判断が早いですね。決断力があるというか。
    近藤の顔近藤
    昔からずっと「自立したい」という思いを持っているんです。1人のエンジニアとしてどこでもやっていけるぐらいの実力は持っておきたいという気持ちですね。

    ソニックガーデンはそういう人たちが集まっているので、それも含めて自分にとって良い環境だなと感じます。
    腕一本で、かっこいいです。自立した人たちが集まっているからこそ、みんなで一緒に良いものが作れる。それは今、ソニックガーデンでできていると感じますか?
    近藤の顔近藤
    実現できていると思います。自社サービスでもビジネスを考えるメンバーがいるので、彼らと一緒に開発内容を決めたり議論したりもします。お客さんとも仲間とも、みんなで作っている実感があります。

    「ソニックガーデンにできること」をもっと強化するために

    入社してもうすぐ1年半が過ぎようとしています。良い仕事ができているんだなとお話から伝わってきました。もちろんお仕事ですから、良いことも悪いこともあったと思うんですが、現在までのお仕事に山場はありましたか?
    近藤の顔近藤
    去年の秋頃、firebaseを使っている案件で問題が多発して、現場が混乱したことがありました。当時はまだfirebaseの知見があまり溜まっていなくて、詳しい人に聞きに行ったり、調べまくったりしました。

    でも、蓋を開けてみれば原因はfirebaseとは関係ない部分の、本当に単純なミスだったんです。
    新しい土壌だとまだミスも把握しづらいですよね。
    近藤の顔近藤
    はい。問題は無事に解決しましたが、もっとスピーディに対応できるべき出来事でした。

    ソニックガーデンは、Railsに対しては知見もノウハウも社内に蓄積されていますし、そこが強みでもあります。対して、firebaseに関してはプラットフォーム自体が始まったばかりですし、これから本格的に深めていくところです。

    firebase委員会の活動が始まって少し経ったころに起きた問題でしたが、「こういう状況に対応できるように活動していかなくちゃいけないんだな」と改めて実感しましたね。
    じゃあもうfirebaseを極めて、てっぺんに行くぞと。
    近藤の顔近藤
    そうですね(笑)。少なくとも社内では一番詳しい人になろうと思いながらやってます。
    向かう先があるのはいいですね。
    近藤の顔近藤
    ソニックガーデンは、Railsに関しては本も出版しているくらいなので、ある程度「ソニックガーデン=Rails」というイメージを持ってもらえていると思うんですけど、firebaseも同じくらい力を入れてやってるんだよ、と伝えていけるといいなと思ってます。

    ぜひ引っ張っていってください。最後に、今後の抱負はありますか?
    近藤の顔近藤
    前職ではビジネス面を考える機会が多かったんですが、ソニックガーデンに入ってからは技術に関して深掘りできるようになりました。前職で勉強してきたビジネスに関する知見ももっと強化して、両方活かしたいですね。
    個人が勉強したり得たものを直接形にできる、活かせるのはソニックガーデンの良いところですよね。どうもありがとうございました!

    取材/文 土佐光見

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