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趣味も仕事もシームレスに楽しむ。目指すは「生涯プログラマ生活」

2023-02-28

今回登場するのは、入社2年目に突入した藤田 雄太(ふじた ゆうた)さんです。

「ちょっと話を聞いてみたい」という気持ちでエントリーしたトライアウト。ソニックガーデンのマインドに触れ、ここなら理想の働き方が実現できると確信し、入社を果たしてから1年半が経ちました。現在は、「死ぬまでプログラムを書き続けたい」という理想を胸に、日々プログラマとして活躍しています。

晴れてメンバーとなってから出会ったもの、掴んだ仕事へのスタンス、あふれるプログラミングへの愛など、あますことなく語っていただきました!


目次

    こんなに楽しそうに仕事の話をする人たち、いる?

    では、自己紹介をお願いします。

    藤田の顔藤田
    藤田雄太と申します。山梨県甲府市に住んでいます。家族構成は妻と、息子と娘、あとは私の母と5人暮らしですね。

    仕事は、プログラマとして「納品のない受託開発」を中心に、Toolbox委員会、sakenote、ソニックガーデンジムなどに関わっています。

    ソニックガーデンのことは、トライアウト以前からずっとご存知だったんですか?

    藤田の顔藤田
    ソニックガーデンという会社についてはかなり以前から知っていて、憧れの会社といいますか、すごい技術者が集まっている面白い会社があるんだな、という認識ですね。たまにブログやサイトを見に行って、すごいなー、楽しそうに働いているなー、と遠目に見ている感じで。

    積極的に入社したい!という思いがあった、というわけではなかったんですか?

    藤田の顔藤田
    なかったですね、最初は。以前の会社でもプログラムを書いていたのですが、その環境にすごく不満があったわけではなかったんです。ただ、プログラムが大好きで、できればずっと書き続けていたいなあと思っていたんですよね。でも年次が上がってくると、やっぱりだんだん管理とか、設計とか、そういうことをより求められるようになっちゃうじゃないですか。

    そうですね、どうしても「管理職」になってくれと言われてしまう。

    藤田の顔藤田
    とにかく私は、いつまでも勉強し続けて、技術を磨いて、楽しくプログラムを書いて生きていきたいと思っていました。この先を長い目で見たときに、ここでそれができるのかなと思ってしまったんです。ここで働き続けてずっとプログラムを書き続けられるのかって考えると、ちょっと怪しい。

    そこで改めてソニックガーデンを見て、生涯プログラマとして働くという形が実現できるのかな、と思って、一回、話を聞いてみることにしました。

    それでトライアウトに参加したんですね。想像通りでした?思った以上?

    藤田の顔藤田
    思った以上でしたね。思った以上にやばい人たちでした(笑)。

    仕事だからプログラム書いてるんじゃなくて、プログラムが好きだから書いてますって人たちの集まりなんですよね。仕事関係なくても、時間があったら家でも書いちゃうような。ちょっとした雑談でもプログラムの話をしているし、今まで流石にここまで濃い集まりはなかったので、衝撃でした。

    ぴったりきちゃったんですね。

    藤田の顔藤田
    トライアウトはもちろん試験ですから、考え方を測るような課題をこなしたり、作文をしたりもします。でも私の本当の目的は、そこを突破することじゃなくて、ソニックガーデンの中の人と話してみたい、実態を垣間見るチャンスが欲しいというところだったんです。

    実際そこに辿り着いてみたら、本当に楽しそうに技術の話をするんですよ。仕事でやってることが生活の一部、遊びの一部になっている。こんなに楽しそうに仕事の話をする人たちいる?ってくらい、楽しそう。もうそれで、この話に混ざりたい、こういう生活がしたいって、俄然本気になりました。

    晴れて入社し、心置きなく好きなものを語れる環境に身を置けるようになったわけですね。

    楽しく遊んでお金も稼げてしまう、理想の環境

    藤田の顔藤田
    今までは「プログラミングはあくまで仕事だから、家に帰ったら触りたくない」という人もいたんですよね。趣味と仕事は完全に分けている感じ。それは全然悪いことではなくて、そういうスタンスなんだってだけなんですけど、私は好きでプログラミングをやっていて、それでお金がもらいたい、仕事にしたい。趣味と仕事を分けたくないタイプなんです。

    楽しいことはずっとやっていたいですもんね。

    藤田の顔藤田
    家で書いて、それがよいとなれば仕事にも生かすし、仕事で面白いと思ったことを逆に趣味で書いているものに取り入れたり、相互に関連づけるというか、どっちにも活かせるようにしたいですね。とにかくどちらも楽しくやれるようにしたいと。

    まさに「遊ぶように働く」ですね。好きなものに囲まれていると、QOLが上がりますし。

    藤田の顔藤田
    趣味の時間と仕事の時間って分けちゃうと、ざっくりした言い方ですが、一日を半分ずつしか使えないってことになるじゃないですか。仕事も趣味も両方プログラミングに使えれば、腕を磨くための練習に費やせる時間が倍になる。

    楽しく遊んでお金も稼げてしまう。理想の環境じゃないですか。

    藤田の顔藤田
    そうですね(笑)。もちろんお客さんがいる仕事ですから、プレッシャーだってあるんですけど、それも楽しいなと思える環境です。

    足元がしっかりした現場なら、みんなが安心して作業できる

    入社してすぐに「納品のない受託開発」に携わったんですか?

    藤田の顔藤田
    いえ、最初は“Sonic”という、お客さんとやりとりする基幹システムの、機能追加やバグの修正なんかからスタートしました。

    私にメンターとしてついてくれたあっきーさんがメインで担当しているシステムで、一緒にやらせてもらったんですが、これが割と衝撃でした。

    私が今まで関わってきた開発とまるで違ったんです。必要十分でいい感じにテストが書かれているとか、ライブラリのアップデートが常に最新であるとか、細かいところのコードも美しく、いろいろと効率よく整備されてるんです。

    それはかっこいいですね。

    藤田の顔藤田
    なかなかできないことですよ。でも、そういうふうに足場をきっちり固めてあると、メンバーが安心して開発ができるんですよね。これは自分にとって本当にインパクトがありました。

    この最初のインパクトがその後のお仕事のやり方に影響していると。

    藤田の顔藤田
    そうですね。その次に入った案件で、もう早速そこが気になってしまったんです。

    案件に参加したての頃は、いきなり開発に着手するというよりは、プロジェクト自体のことを知って、ソフトランディングしつつ様子をみるような段階があるんですけど、そこを利用して、あちこち調べてテストに起こしてみたいな作業をして足場を固めてました。

    その足場固めというのが、案件全体を知るためにも役立つことだったんですね。

    藤田の顔藤田
    そうです。同時にできるので非常にメリットがあったなと。テストを書くなら、やっぱりそこにあるシステムがどういう機能を持っているか、どう動くのか、そのストーリーを知らないとできないんですよね。自分が案件を勉強するプロセスの中で足場をしっかり固めておけば、結果みんなが安心して作業することができる。一石二鳥だったなと。

    最初に足元が安定している案件を経験したおかげで、藤田さんの仕事に対するスタンス、ポリシーが決まったんですね。

    藤田の顔藤田
    そうですね、メンターがめちゃくちゃ合ってた。いい出会いだったなと思っています。最初にしっかり整理しておけば、手堅くやれて、でもパフォーマンスの良い開発ができる。みんなが安心して開発できれば、それは自分の価値にもなるし、楽しい仕事にもつながる。

    これを知ってしまったので、自分の安心できるところまで環境を整えるのが癖になりました。

    プロジェクト自体をきっちりお片付けしながら進めるなんて、まるで“こんまり” ですね。

    藤田の顔藤田
    あっきーさんはやる上で無駄だと思ったところはばっさり切り捨てるのでそんなイメージありますね。

    ときめかないものは捨てて、ときめきだけを整理して使うんですね。

    藤田の顔藤田
    (笑)

    最新の技術も古のツールも両方使う

    「納品のない受託開発」以外にも、ソニックガーデンジムのポータル、sakenote、あと、先ほどお話いただいた Sonic を含むツールボックス委員会にも参加しているとおっしゃっていましたね。

    藤田の顔藤田
    そうです。Sonicの開発は、最初からずっと続けているので愛着がありますし、「納品のない受託開発」の窓口となるものなので、大切に関わっています。sakenoteやジムポータルは、持ってる技術を使って力になれるかなと思って。ジムポータルはだいぶ趣味に寄ってしまってますけども。

    趣味。遊び道具みたいな感じですか?

    藤田の顔藤田
    おもちゃ箱ですね(笑)。手堅くやらなきゃいけないお仕事からは完全に離れた領域なので、本当に遊びで試したいものを入れたりいろいろと。

    覚えたての技術を使ってみたいとか、やってみたいことがあるとここで試しちゃうみたいな。

    藤田の顔藤田
    そうです。ジムでなら少し遊んでも許されるから(笑)。動かなくなっちゃったら流石に困るんですけど、ちょっと遊ぶぐらいはみんな笑って許してくれます。

    案件でいきなり新しいことやるのは、リスク高くて怖いじゃないですか。なので、手軽に試せるところで試してみて、よし大丈夫だぞと判断ついたら案件にも取り入れる。そんな感覚でやってます。

    新しい技術を取り入れるのがお好きなんですね。

    藤田の顔藤田
    新しいものってやっぱり気になりますから。言語も、バージョンが新しくなると、新しい機能が増えたりして。そうするとパフォーマンスが良くなったり、もっと早く綺麗なコードが書けるようになったりしますよね。単純にプログラムでできることが増えるのも楽しい。だから新しいものはとりあえず触りたいです。

    新しいもの大好きだけど、愛用のツールはかなり古いものだと伺いました。

    藤田の顔藤田
    Emacsという古のエディタを使ってます。いや、これだってちゃんとバージョンアップしてるんですよ。歴史が古いだけでちゃんと最新に(笑)。

    プログラマとして働き出して、ずっと貧弱な環境でただ書ければいいや、みたいな感じでやってたんですけど、その効率の悪さに気付いて初めて、プログラム用のエディタというものが存在すると知ったんです。そこであれこれ試して辿り着いたのがEmacsでした。

    趣味でも仕事でも、ある程度分かってくると装備を整えたくなりますよね。

    藤田の顔藤田
    だんだんできることが増えて、余裕が出てくると、もっと上にいくには良い道具が必要になりますよね。

    当時は今ほどエディタの種類がなかったんですよ。あっても有料ですごいお高かったりして。フリーか低価格で使えて、欲しい機能が揃ってて、足りないところは自分でカスタマイズできて…とこだわり出したら選択肢がなくなっちゃった。最初は必要最低限で使い出したんですけど、自分好みにカスタマイズし続けて、もう今さら他のエディタには移れません。

    熟練の職人が使うこだわりのお道具ですね、もはや。

    藤田の顔藤田
    道具を選ばずに、最新のものでいい感じにこなす人もいますよね。でも私はただ自分の好きなものを使って、自分の好きなプログラムを書くのが楽しいという性分なので。道具選びも含めて楽しんでます。

    推しへの愛で、仕事も趣味も回ってる

    新しいものに対するアンテナが鋭いのに、ずっと大事に使ってるものがあるのって、かっこいいと思います。

    藤田の顔藤田
    新しい技術はとりあえず触るって話をしたじゃないですか。この中にはエディタも含まれてるんですよ。実は全部触ってるんです。新しいエディタを見つけたら、とりあえずパソコンに入れて、しばらく使ってみて、「でもやっぱり自分にはEmacsだわ」と出戻るっていうのを繰り返してます。

    Emacsの良さを確認するために触っていると言っても過言ではないのでは?

    藤田の顔藤田
    そうかもしれません。新しいエディタは、どれも綺麗で機能的で便利です。動作も早い。でももう指がEmacsの操作を覚えているから、新しいものに慣れないし、上手に動いてくれない。また自分好みに作り直すのもな、と思って…。

    だってずっと育ててきたんですもんね、Emacs。急に推し変はできないですよね。Sonic にしろ、Emacsにしろ、藤田さんの愛情深さを感じます。プログラムに対する愛情ですね。

    藤田の顔藤田
    プログラムがとにかく好きで、ずっと書き続けたい。それを続けるためには道具の手入れをしなきゃいけない。そうすると道具も可愛く思えてきます。

    プログラム愛と言えば、実は、私は書くことが目的で、「これが書きたい」というものはないんです。だから、お客さんはお題を提供してくれるありがたい存在。お客さんが面白い要望を持ってきて書かせてくれるから、それを書くこと(=良いシステムが出来上がってお客さんの目的達成につながる)で最大限応えたいと思っています。書いてると楽しいし、その過程でできることが増えるともっと楽しい。ジムもToolboxもsakenoteも、書けて面白いしそれが結果役に立てばうれしい、そんな感じですね。

    プログラムへの愛でいろんなものが回ってる。

    藤田の顔藤田
    そんな大袈裟な(笑)。

    旺盛な学習意欲と好奇心が導いてくれた

    足場固めぐっときたというところや、新しい技術がお好きなところ、ツールを大切にするところなどお聞きしてると、好奇心が強い勉強家タイプなんだなと思います。

    藤田の顔藤田
    ストレングスファインダーですけど、学習意欲、調和性、分析思考、内省なんていうワードが出てきました。足場固めはどこにはまったんだろう。でも、何か良くないことがあったとして、それをどうしたら良くなるのかなってよく考えるので、その一環かもしれないですね。内省とか、分析思考のところかな。

    自分にとって足場がしっかりしないと、開発のしづらさにつながるので、そこができるとより良いパフォーマンスで楽しく開発ができるというのを入社直後に学んで、もうずっとそれ。

    本当に最初の出会いがすごかったんですね。劇的にはまるスタンスに出会って、仕事の方向性がびしっと決まったの、すごく面白いところです。

    藤田の顔藤田
    最初にメンターとの組み合わせをちゃんと考えてくれたんだろうなとは思うんですけどね。

    トライアウトに参加して、ソニックガーデンジムにも参加したんです。それまでコードレビューなんてあまり経験がなかったので、貴重な機会だと思って、もう他人のレビューにもがんがん参加したりして。本気のコードを読むのも読まれるのも、意見を言うのも言われるのもすごく勉強になりました。得るものだらけで。そのときの様子も見てメンターと引き合わせてくれたのでは?と思っています。

    旺盛な学習意欲が買われたのかもしれないですね。

    仕事が好きで楽しい。だから人生も楽しい

    藤田さんにとって、仕事はどんなものですか?

    藤田の顔藤田
    楽しいものであることには間違いありません。プログラムが大好きなんで、趣味であり生きがいでもあります。もはや、仕事イコール人生と言っても過言ではないです。ブラック企業でこれ言うとやばいですけど、ここはソニックガーデンなので、本当の意味で楽しくやってます(笑)。

    仕事であり、遊びであり、趣味であり。学習意欲もますます高まりますね。

    藤田の顔藤田
    うん、結局仕事で難しいことがあると、それはそれでプレッシャーになるけど、技術的に難しいことにチャレンジできるっていう、ちょっと難易度が高い遊びになってるんです。ずっと簡単なことやってると飽きるじゃないですか。そう考えると、難しい仕事がきたとしても、それは挑戦できる良い機会にしかならないんですよ。ひたすらその繰り返し。強いて言うならば時間との戦いですね。

    1日は24時間で、もちろん納期もあるし。

    藤田の顔藤田
    あくまで仕事ですから、お客さんのためを考えて制限するというか、バランスを取ったりはします。でも基本はとにかく楽しいからなんでもやります。制限も難しさも時間も、楽しくするためのエッセンスになりますよね。本当にありがたい状況です。

    死ぬまでプログラムを書いていたい

    今興味があること、これからやりたいことなどありますか?

    藤田の顔藤田
    プログラミング大好きなんですけど、もう今は、子育てにすごいウェイト持っていかれてて、使える時間自体が限られてるんですよね。隙間時間にエディタを使いやすくしようとメンテナンスするぐらいで。

    それでも疎かにできないエディタ愛が(笑)。

    藤田の顔藤田
    隙間でできることっていったらそれぐらいで。でも子どももまた育つので、もっと彼らの年齢が上がってある程度時間ができたら、やりたいことはありますね。Androidアプリいじりたいなとか、IoTにも興味があるし、子どもにプログラマはいい仕事だなって思ってもらえる何かができたらな、とか。要するにプログラムが書きたい。時間ができたらがっつり書きたい(笑)。

    将来もずっと書きたい。

    藤田の顔藤田
    なんなら定年とかもなくして、死ぬまで書いていたい。

    身体がきかなくなっても、頭で考えてるものがすぐにぱっと書けるようになる未来が来るかもしれないですしね。

    藤田の顔藤田
    理想ですよね。キーボードで打たないでも思った通りにコード書いてくれるようになる未来が、近いうちにこないかなって期待してます。ぱっと頭の中に書きたいものが浮かんでも、それを手で打つのってなんか遅いんですよね。思考の速度でアウトプットできる未来、最高。

    本当にそう思います。ぜひ未来のソニックガーデンの技術でお願いします。

    藤田の顔藤田
    そのプロジェクトの足場は僕が固めるので、どなたか(笑)。

    取材/文 土佐光見

    ソニックガーデンはあなたのプログラマとしてのビション実現を応援します。
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