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「妥協しないコードレビュー」をテーマとした勉強会を開催しました

ソニックガーデンでは、数年前から「SGTech」と称した社内LT会を継続的に行っています。今回、社内の若手プログラマに社外で登壇する経験を増やしてもらうという目的で、これまでの勉強会を社外に開いたオンライン勉強会である「エンジニアのためのスキルアップ勉強会」を開催する運びとなりました。

2023年12月14日に開催した第1回目の勉強会には、317名の方の応募が集まりました。こちらの記事では、実際のイベントの様子と、登壇したメンバーについて紹介していきます。


目次

    LT#1 「レビュアーとして成長するには」

    1人目の発表者は、2022年4月に弊社に入社し、現在は岡山のオフィスでプログラマとして働いている橋本です。レビュアーとして成長するための技術書の選び方やレビューの受け方、レビュアー初心者がレビューをするためのコツなどについて発表しました。

    発表中、読んでいて苦しい技術書と楽しい技術書の違いについての話に対しては、「すっごくわかります」など多くの共感の声がコメント欄を埋めました。事後アンケートでは、特に印象に残ったシーンとして、橋本が話した”コードレビューは「小さく始める」ことが大事”というセリフを取り上げた参加者の方も。

    プログラマに馴染みの技術書の名前が登場して盛り上がったりするなどでコメントも盛り上がり、最初の発表としてかなり場が温まりました。

    LT#2「ソニックガーデンジムに参加してコードに対する向き合い方が変わった話」

    2人目の発表者は、2023年6月から行われたソニックガーデンジム第7期の卒業生であるnoboさんです。ジムで実際にソニックガーデン社員からのコードレビューを受けた経験をもとに、noboさん流の「妥協しないコードレビュー」を発表してくれました。

    ジムを経験される前のnoboさんはコードレビューについて「怖い」というイメージを持っていたそうです。しかし、ジムを経験されたことによって「むしろレビューがないほうが怖い」と、気持ちに変化があったようでした。ジムでnoboさんが実際に受けたコードレビューのコメントが89個も来たことに参加者から驚きのコメントがありましたが、参加していた弊社社員から「これくらいはよくある」「まだ少ない方」「3桁はいかないと」とチャットする場面も。

    noboさんの発表をきっかけに、自分たちの行っているコードレビューについて振り返る機会になっていました。

    LT#3「コードレビューを受ける新人の心構えと準備」

    3人目の発表者は、2022年4月に入社した遠藤です。1人目の発表者である橋本と同期で、現在も岡山のオフィスで一緒にプログラマとして働いています。良いコードレビューをするためにレビューされる側ができることを、準備、心構えに分けて発表しました。

    心構えの観点で「レビューでの口調を気にしない」という発表内容があり、遠藤がもらったレビューが実例として取り上げられました。そのレビューの口調にコメント欄が「怖い」「泣いちゃう」などのコメントも多数寄せられましたが、事後アンケートでは、コードレビューについて「怖がるのは自分だけではなかった」という声や「口調は気にするなと繰り返し聞けたおかげで、少しメンタルが強くなれそう」という声が聞かれ、レビューを受ける人の励ましになるような発表の場となっていました。

    LT#4「妥協できないソニックガーデンのコードレビュー」

    スキルアップ勉強会の最後を締めたのは、技術書典14にて『コードレビューで学ぶ Ruby on Rails』を共著にて執筆した、弊社プログラマの田中です。「妥協しないコードレビューとは?」を題材に行った社内アンケートをもとに、ソニックガーデンにおけるコードレビューのあり方と、その実例を発表しました。

    発表の最後にソニックガーデンの社員はコーディングで妥協ができないが、それを楽しんでいる、とまとめ、「妥協しないコードレビュー」について話し合っているときの楽しそうな社員たちのzoom会議の様子を共有。アンケート結果や実例に対しては、「もっとよく見たいからスライドの共有がほしい」というような声がコメントや事後アンケートでも多く聞かれました。

    今回唯一のベテランプログラマ枠としての参加でしたが、最後の締めに相応しい発表をしてくれました。

    交流会

    LT会のあとは任意の参加者が残って交流会を行いました。LTの感想を話すグループもあれば、参加理由や今されている仕事の話をしているグループもあり、それぞれが好きな話で盛り上がっていました。今回登壇時間が伸びた影響で交流する時間が半分になってしまい、登壇者への質問も全ては答えられなかったのですが、ソニックガーデンメンバーが外部のプログラマの方と交流する、貴重な機会になっていました。


    交流会に参加したメンバーでの記念写真

    事後アンケートでは、総じて「コードレビューに対する考えが変わった」「コードレビューやってみたい」などの意見があり、コードレビューを肯定的に捉えてくれる方が増えた印象でした。ソニックガーデンの社内文化でもある、妥協しないコードレビューの輪が広がると嬉しいなと思います。

    大盛況だった「エンジニアのためのスキルアップ勉強会」は年4回開催する予定です。次回は4月初旬、テーマは「自分が考える最強の開発環境」で開催予定です。connpass弊社公式Xで随時情報を発信していますのでご興味がある方はぜひチェックしてみてください。皆さんのご参加、お待ちしております。

    (ライティング:堀場みのう)

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