株式会社SonicGarden(ソニックガーデン)
お問合せ

インタビュー

Ml40

MessageLeafの出来るまで【最終回】~「正の循環」が働く世界を目指して~ 2012年11月05日

本連載では、2012年7月2日に設立した株式会社MessageLeaf、及び提供サービスである「MessageLeaf(メッセージリーフ)」の成り立ちについて、同社CEOの鈴木英介氏とCTOの倉貫義人氏、またCOOを務める藤原士朗氏の3名の対談形式でお送り致します。


【その3】では、何度もディスカッションを重ねながら、アイデアが形になっていくところまでお伝えしました。今回は最終回。会社設立への思いを語っていただきました。

「英介さんとだったら一緒にやるしかないな、一緒にやっていきたいな」

倉貫氏:そういうソフトウェアを作るだけじゃなくて、周りのビジネスを含めてという話になったので、最終的に7月に会社を一緒に設立しちゃったという。

鈴木氏:そうですね。

倉貫氏:あれは、結構藤原も大変だった気もするし。でも、僕らとしては割と自然な形で会社ができたなと思っているんですけれども、あれもどっちから言い出して「やりましょう」みたいな?でも…自然でしたね。

鈴木氏:それは多分僕が一番最初の頃に言っていたと思っていて、ソニックガーデンのビジネスモデルは非常に面白いし、これはいわゆる何モデルって言っていたっけ…

倉貫氏:パートナーモデルですね。

鈴木氏:パートナーモデルか、定額でずっとお付合いしていくというのはすごくいいなと思っていた。けれども一方で、別にそういうふうにすると思っていたわけではないけれども、定額制ってインセンティブとしたら「なるべく仕事を削ってやっていきたい」というモチベーションが働くことは働きますよね。でも、事業を一緒にやるという形になると、それはもう本当にそういうことは関係なく…

藤原氏:そうですね。お互いのコミットが働きますからね。

鈴木氏:お互いのコミットがちゃんと働きますと。僕はやっぱりいろんなことをやっていく上で、スキームをちゃんと決めておくということはすごく大事だと思っていて、ちゃんと正しい方向に行くスキームに最初にしておけば、あんまり余計なコンフリクトも起きないで済むんじゃないかと。

鈴木氏:だから、インセンティブをあわせるスキームという意味では、多分一緒に会社を作るという形にさせてもらうのが一番いいなと。それで藤原さんのほうに、一番いい会社の形を考えてもらって。

藤原氏:そうですね。

鈴木氏:それで答えを出してもらったんじゃないかなと。最初レベニューシェアとか、そういうようなことを考えて。

藤原氏:いろいろとあったんだけれども。

倉貫氏:僕らも藤原と話をしながら、どういうスキームがいいかなというのも考えながら。だけど、あまり悩まずに割とスッと出ましたね。「英介さんとだったら一緒にやるしかないな、一緒にやっていきたいな」という思いがやっぱりあって、ピボットも含めて3、4カ月ずっと一緒にやってきたというのがあって。

鈴木氏:そうだね、確かに。

倉貫氏:そこで、時間って信頼関係を醸成するのに一番大事なものだし。

鈴木氏:大事ですね。特に修羅場を一緒にくぐり抜けないと、やっぱり。

倉貫氏:そうですね。結構この半年間ジェットコースターで「いけたと思ったけれど、駄目で」というのをやってきたので(笑)。

鈴木氏:そうそう。そんな感じ。

倉貫氏:それがあって今に至って…という話。

鈴木氏:そう思いますね。

「いいコンテンツがちゃんと評価されて、さらに生まれてくる」

倉貫氏:それで、ついに7月に会社も設立をして、サービスとしてもローンチをして、今は私のブログでも設置をして沢山リーフをいただくようになって、ブロガーの1人としてすごくいいサービスだなと、すごく嬉しいサービスだなと思っています。最後に英介さんのほうから、『MessageLeaf』について、会社もそうだし、サービスとしてのビジョンとミッションについて、今後どうしていくのかというところを語っていただいて終わりにしようかなと。

鈴木氏:『MessageLeaf』のミッションは、最初「いいね!」以上の思いを伝えたいというところから始まって、結局それは何を言おうとしているのかというと、作り手(作者)と読み手(読者)をもうちょっとちゃんと色濃くつなげたいと。そういう思いでやっているというのが、多分究極のところ。だから、ウェブコンテンツの作者と読者を結び付けるというのが『MessageLeaf』のミッションです。

倉貫氏:これまでつながっていなかったものをつなげるということですね。

鈴木氏:そうですね。これがあることによって、これまでは「フィードバックは別にしなくてもまあいいか」と思っていた人がフィードバックするようになって、そうすると倉貫さんもさっき話されていたように、「こういう人がリーフを送ってくれた」みたいな喜びが産まれ、そこでやりとりが始まる。それで本当に会ってみたりする、なんていうことが実際に起き得るわけです。だから、そんな新しい出会いが世界のあちこちで起きれば素晴らしいことだなと。

倉貫氏:うん、素晴らしい。

鈴木氏:ビジョンは、そのミッションが達成されるとどういうことが起きるかということ。MessageLeafをきっかけにして会ったりするみたいなこともちろんあるけれども、やっぱりそれ以上に、読んだ人がフィードバックすることによって書き手としてモチベーションが上がることが大きい。コンテンツを作る側として、リーフをもらうことはすごく嬉しいことだし、真摯なフィードバックであれば、たとえ批判であったりしても、「じゃあ、こうしていこう」という思いにつながる。それって結局、その人がより良いコンテンツを次に生み出すモチベーションになってくでしょう。だから、そうするとより良いコンテンツが…それがブログであろうが動画だろうがなんであろうが、もっと出てくる。今、世の中で「コンテンツは金にならない」って言われてきているけれども、でも本当はやっぱりコンテンツがないと…

倉貫氏:いいものは…

鈴木氏:そう。いいコンテンツがなかったら何も始まらない。だから、良いコンテンツがもっと出てくるようにすることが、世の中を良くする一番の基本のような気がするので。そういう世界がこの『MessageLeaf』があることによって…

倉貫氏:いいコンテンツがちゃんと評価されて、さらに生まれてくる。

鈴木氏:何て言うか、そういう「正の循環」が働くような世界になればいいなという、これがビジョンですね。

倉貫氏:まだローンチしたばかりで、これからおそらくピボットもあるかもしれないし、どんなバージョンアップをしていくかというのも、長いお付合いを僕らは一緒にさせていただけたらと思います。

鈴木氏:そうですね。世界を一緒に変えていきたいと思います。

倉貫氏:今日はありがとうございました。

鈴木氏:ありがとうございました。

メールマガジン登録

ソニックガーデンのお客様の新規事業に関する開発秘話やノウハウ、業務効率化の成功事例、シークレットなイベント情報などをお伝えします。

【お知らせ】ソニックガーデンの本が出ました!

リモートチームでうまくいく~マネジメントの"常識"を変える新しいワークスタイル

企業に所属することで得られる安定と、自分の好きな場所で働く自由を両立できる新しいワークスタイルとして注目を集めている「リモートワーク」。本書はそのリモートワークが抱える問題に対してソニックガーデンが実践してきた取り組みと、そのノウハウから生まれた「リモートチーム」というマネジメントの手法についてまとめています。あらゆる組織、チームのマネジメントと個々人の働き方を考えるヒントとなる一冊です。(著者:倉貫義人 出版:日本実業出版社)

「納品」をなくせばうまくいく~ソフトウェア業界の"常識"を変えるビジネスモデル
「納品」をなくせばうまくいく 表紙

本書は、IT業界の、とりわけソフトウェア開発の業界で〝常識〟とされているビジネスモデルを変えてしまおうという試みです。ソフトウェア業界にはびこる多くの問題を解決するために取り組んだ新しいビジネスモデル「納品のない受託開発」について書いています。「受託開発」なのに「納品」をしない、なぜそんなことをやっているのか、そして、なぜそんなことが実現できるのか、その秘密について解説したのが本書です。(著者:倉貫義人 出版:日本実業出版社)