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社内ハッカソンに広報担当が参戦してみた〜読書アプリのリプレースソン

こんにちは。昨年入社した広報のshin3です。
毎月開催している社内イベント「SGハッカソン」、7月は「ぽんだなリプレースソン」と題して、本をオススメしあえる社内の読書アプリ「ぽんだな」をまるごと作り直すことがテーマでした。

今回、プログラマたちに混ざって広報担当の私も参戦してみましたので、その様子をレポートします。

なぜ広報担当が参戦するのか

広報を担当しながら、プログラマ達がハッカソンで盛り上がっているのを見ていて、常々やってみたいと思っていました。
今月のお題が、本好きな私がヘビーユースしている「ぽんだな」アプリと聞いてチャンス到来! と思い立ち、広報マネージャーの倉貫(※社長と兼務)に「半日だけ広報の仕事を抜けて参加しても良いですか?」と聞いたら「1日使って」と快諾を得て参戦しました。

なお、私はExcelVBAとGASをちょっと書いたことあるくらいのプログラミング素人です。
ではどうやって参戦するのか。
以前、勉強熱心な弟子プログラマのnoboと合宿で温泉につかりながら交わした会話が蘇りました。

私「プログラミングできないけど、誰かとチームでハッカソン出たいな〜」
nobo「Cursor使えばAIがプログラミングしてくれますよ」

「僕とチームを組みましょう!」とかじゃないんだ……、と思わなくもなかったですが、良いことを教わったので、その言葉を信じて単独参戦しました。

他人頼りで技術選定

勢いで参加宣言したのですが、動くアプリを作る方法がよく分かりません。というわけで、新人教育やいいコード研究会担当として活躍している uekkieに話しかけました。

私「初心者が簡単に環境構築する方法教えてください!」
uekkie「えええ……。うーん、今ならSupabaseでDB作って、Next.jsでアプリ書いて、Vercelで公開するのが良いのでは」
私「知らん英単語が3つも出てきたな……」

AI頼りで実装

さて、一応手札は揃ったので、ChatGPTに話しかけます。
「普段は広報の記事作成してもらってるけど、今日は一緒にプログラミングしてほしい。こういうアプリを作りたくて、技術要素はこれが良いと思っていて、私は初心者で、実質5時間くらいしか使えないんだけど、ハッカソンで優勝したい!」
という欲張りセットを、ChatGPTは丁寧に答えてくれて、Supabaseの初期設定やNext.jsのローカル環境構築をガイドしてくれました。
そして時間内で実現できそうなレベルに絞った要件を元にコードを生成し、それをCursorで開いて機能追加とデバッグを繰り返し、動くようになったところでChatGPTにvercelの使い方を聞いて設定し……できた!

AmazonURLから本を登録して好きに並べられる、というだけの簡素過ぎるアプリですが、動くWebアプリが作れた!!! やったー!
感動のままにハッカソン発表会へ参加します。優勝するぞ!!!

プログラマってすごい

さて、オンライン発表会が始まり、分かってはいましたが、プログラマ達は当然ハイレベルなものを作ってきていました。

チーム瀬戸班(瀬戸ワークプレイスの弟子たち+親方)「本の評価・コメントなど現ぽんだなアプリをちゃんとリプレースした上で、MBTI診断もつけてみました」

チーム採用グループ「本職は人事だけど、現ぽんだなアプリをきっちり再現しつつ、新しい技術書を作るための機能も追加しました」

チームぽんだな2「freeeの経費申請と連動させて、本を買いやすくしました」

チームkumakky「本棚に伸ばした手が触れ合う機能を作りました」

などなど、各チームがリプレースというお題をクリアした上で、技術的挑戦や新機能を盛り込みつつ、楽しみながら作っており、プログラマってすごいなと思いました。

発表後の投票の結果、優勝は、現アプリの機能をリプレースしきった上で、ダッシュボード機能やWeb記事レビュー機能などを追加し、実用度と完成度の高いアプリを作成した「チームyappusan」に決まりました。

なお上位入賞者には、本棚にちなんで、親方プログラマたちから「自分の人生を変えた一冊」がプレゼントされるというサプライズもありました。

初参戦の感想

今さらですが、広報担当がプログラミングできる必要はなく、文章が書けて発信できることのほうがスキルとしては重要だと思います。
しかし、広報する対象であるプログラマ達の事は分かっている必要があり、入社からまだ日が浅い広報担当としては、弟子プログラマ達と(一応)競い合い、話に聞いただけだったソニックガーデンのハッカソン文化を実体験できたことが大きな収穫でした。
この経験を活かして、プログラマの心で広報していきます。

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