これまでの歩み
ソニックガーデンは2011年に、5人で独立してはじまりました。もとをたどれば、大企業のなかにあった小さなチームです。
その5人は、15年経ったいまも全員がここにいます。
そこから15年、会社の形も、働き方も、変わり続けてきました。先に計画があったわけではありません。目の前のことに手を打っているうちにこうなった、というのが実際のところです。
その道のりを、5つの時期に分けて置いています。気になったところは、当時をふりかえって書いた記事をどうぞ。
最新のふりかえり
第 1 期
2003 – 2011
社内ベンチャーとして
大企業の一部署から、独立を決意するまで
はじまりは、TISという会社のなかにあった一つの部署でした。アジャイル開発の知見を社内に広める役割から始まり、自分たちで社内SNSをつくり、やがて独立採算の事業部になります。
会社をつくろうと決めたのは、2011年の震災がきっかけでした。
- 2003
- TISに基盤技術センターが設立され、アジャイル開発の知見発信を担当する
- 2005
- 約20人のチームが解散。残った2人で社内SNS「SKIP」をつくりはじめる
- 2007
- SKIPが正式な社内システムになる
- 2008
- 社内事業部として発足(5人)。SKIPをオープンソース化する
- 2009
- SKIPの外販で黒字化。レベニューシェア型の受託に挑戦する
- 2011
- 東日本大震災を機に、MBOでの独立を決意する
第 2 期
2011 – 2015
会社をつくり、型を決める
納品のない受託開発と、価値観で選ぶ採用
独立と同時に「納品のない受託開発」を始めました。月額定額で、プログラマが顧問のように寄り添う。当時としては前例のない売り方です。
この時期に、いまも変わらない型がいくつも決まりました。価値観の合う人だけを採ること。場所を問わずに働けること。どちらも、うまくいかなかった経験から決めたことです。
- 2011
- 「宣言大会」で海外で働きたいという声があがる。リモートワークの原点
- 2011
- 5人で株式会社ソニックガーデンを創業。「納品のない受託開発」を始める この5人は現在も全員が在籍
- 2012
- 価値観の合わない採用を経験し、技術力よりも価値観の一致を重んじる方針にする
- 2013
- 岡山在住のメンバーが入社。社内チャット(のちのRemotty)が生まれる
- 2014
- 『「納品」をなくせばうまくいく』を発刊する
- 2015
- 初の新卒と、初の非プログラマが入社する
第 3 期
2016 – 2020
場所と管理をなくす
全社フルリモートと、事業の広がり
オフィスの契約更新をきっかけに、全社をフルリモートに切り替えました。一人の希望から始まった働き方が、会社全体の前提になった時期です。
同じころ、新人の挑戦から「業務ハック」という事業が生まれています。経営が計画したものではありませんでした。
- 2016
- 全社フルリモートへ。オフィスの契約更新が転機になる
- 2017
- セキュリティ体制を見直し、専門の委員会を新設する
- 2017
- 業務ハック勉強会を開催。以後、全国へ広がる
- 2017–19
- 社内ツールをRemottyから「world」へ。委員会を整える
- 2020
- 緊急事態宣言。フルリモートのため、業務への影響は小さかった
第 4 期
2021 – 2024
育てる仕組みと、言葉を持つ
徒弟制度と、理念の刷新
人が増えるにつれ、育てる仕組みが要るようになりました。親方と弟子という形の徒弟制度が始まったのがこの時期です。
同時に、自分たちが何を大切にしているのかを言葉にし直しました。10年やってきたことを、あとから言語化した作業でもあります。
- 2021
- 全員参加のワークショップで、価値観を言葉にする
- 2021
- 11期。企業理念をアップデートする
- 2022
- 徒弟制度が始まる(親方と弟子)
- 2023
- 若手が集まって働きたいと考え、ワークプレイスへ出社する選択肢が生まれる
- 2024
- 新しい企業理念「いいコードと、生きていく。」を公開。ロゴも刷新する
- 2024–25
- 岡山オフィスを購入・改装。倉貫書房を設立する
第 5 期
2025 –
AIと、関係性の経営へ
Claude導入と、はじめての資本提携
AIがコードを書けるようになって、つくり方が変わりました。全社でClaudeを導入し、その知見を社外にも出しています。
効率化で生まれた余裕を、何に使うか。いまはそれを、人との関係に投じているところです。創業以来はじめての資本提携も、その考え方から生まれました。
- 2025
- 顧問プログラマ制から開発チーム体制へ。開発責任者の制度を設ける
- 2025
- 15期。世田谷区尾山台へ本社を移転する
- 2025
- クラシコムと資本業務提携。創業以来はじめての資本提携
- 2025
- セタプロを一般社団法人化。「納品のない受託開発」でISMS認証を取得する
- 2026
- 高卒採用と韓国からの採用で8名が入社。初の外国籍メンバーを迎える
- 2026
- 全社でClaudeを導入。「Claude on SonicGarden」を35本公開する
- 2026
- 16期がはじまる
これからも、決めた通りに進むことはないと思います。そのときどきで良いと思うほうを選んで、またふりかえる。毎年の社史は、そうやって書き足されていきます。
この先の歩みを、一緒につくる仲間を探しています。